【未経験者も魅了、自動運転の魅力】【23卒】デンソーの冬インターン体験記（理系/2021 DENSO WINTER WORKSHOP（モビリティソフトエンジニアコース））No.24297（非公開/非公開）（2022/4/22公開）

自動車部品で日本一のシェアを誇り、世界でも2番手に位置する企業であるため以前から関心を持っていた。私は「この車種、このメーカーが好き」というような所謂車好きではなく、むしろ運転すら苦手なタイプだが、だからこそ自動運転というトピックに強く惹かれ、完成車メーカーではなく部品メーカーであるデンソーを志望した。

選考はESとWebテスト（CAB）のみで、グループディスカッションや面接はない。ESには自分の体験を盛り込み、論理的かつ説得力のある文章作成を心がけた。Webテストは特に対策していないが、形式だけは理解していた。

ESとWebテストのみの選考なので、納得感のある文章を書くことができれば問題ないと思う。「何故そう思うか」を明確にすることが重要かもしれない。

Arduino言語またはスクラッチ言語を用いたマイコン制御による小型2輪ロボットのタイムレース

事前にロボットなどの準備物が届き、配布資料を読み込んでArduino言語やロボットの挙動などについて予習・動作確認しておく。
当日になって初めて課題（タイムレース）が明かされ、個人で作業を行う。

実際に物が動くという、組み込み開発の醍醐味

Arduino言語またはスクラッチ言語を用いたマイコン制御による小型2輪ロボットのタイムレース

1日目にやったこと

タイムレースなどの課題は何段階かに細分化されており、どんどん難易度が高くなっていく。上のレベルを目指してひたすら個人作業、達成したらメンターに確認してもらう。詰まったら相談にも乗ってもらえる。後日、自分で組んだコードのアルゴリズムなどについてレポートを提出する必要がある。

なし

課題に取り組んで達成したときの確認作業や、行き詰まった時の相談で、メンター社員と関わる機会があった。後半ロボットの調子が悪くなり、トラブルシューティングをしてもらった。結果直らなかったが、根気強く対応していただいた。

トラブルが発生した際、問題がソフトウェアにあるのか、それともハードウェアにあるのかを切り分けることに非常に苦労した。結局時間内に解決することはできなかったが、ある意味組み込み開発らしい悩みを体験することができてよかったかもしれない。また、課題は上位レベルになるとクリアが非常に難しかった。

他の学生とはほとんど関わりがなかった。最後にもっとも良い結果を出した学生が皆の前で結果を披露する場が設けられたが、その学生のアルゴリズムは素直に参考になった。

参加してよかったと思うことは、実際に物を動かして試行錯誤しながら、限られた時間内でより良いアルゴリズムの構築を目指すという経験ができたこと。普段ソフトウェアで完結するようなコードを書いているので、ハードウェアが思い通りに動いてくれないというのは新鮮な経験だった。

Arduino言語について、もう少し勉強しておけばスムーズに課題に取り組めたと思う。配布資料は読んでいたが、自分でも手を動かすべきだった。

実際にモビリティソフトエンジニアとして入社した場合には、最初は今回参加したインターンのように手を動かしながら開発をしていくのだろうとイメージできた。また、ほとんど個人作業に終始したインターンではあったが、最後にメンター社員に質問する時間が設けられ、働き方などの基本的な情報を手に入れることもできた。

終盤はロボットにトラブルが発生し、自力で解決できず、課題の達成度も中途半端に終わってしまったので。また、優秀な学生が多く、課題をテキパキとこなし、達成度も高い学生たちに比べると自分の評価はどうしても落ちてしまうのではないかと感じた。もっとも、学生の評価には課題の達成度だけでなく、インターン後に提出するレポートのわかりやすさや論理性などの方が重要視されている可能性もある。

国内トップ企業だけのことはあり、優秀な学生が集まっていると感じたので。また、エンジニアという職種は、普段研究活動をしている大学院生からすると働き方のイメージが湧きやすく、実際にインターンに参加してみても、そのイメージとそこまで乖離していないように感じたので。

本インターンシップ参加者限定の早期選考ルートに招待されるので。具体的には1月からES提出、面接がスタートする。合格なら2月には結果が出る。モビリティソフトコースを第一希望にするのが条件。

インフラ企業とメーカーを重点的に見ていた。志望理由は、働き方に魅力を感じていたからである。比較的残業時間が短く、給与も高水準であることが大きい。仕事内容で言えば、メーカーの方がスキルが身につきそうだと感じ、メーカー>インフラだったが、給与待遇はインフラ>メーカーだと感じていた。しかし、夏にインフラ企業のインターンにも参加し、仕事内容にもやりがいを見出せそうだと感じており、冬にはかなりインフラに傾いていた。

特にイメージに変化はない。高い技術力が魅力の企業であると認識していたし、インターンシップに参加してみても、抽象的なグループワーク等ではなく組み込み開発をテーマに取り扱っていて、その認識は強固なものになった。社員さんの雰囲気に関しても、事前に参加していた大学OB座談会で認識していた通り、穏やかな方が多いように感じた。