① 貴社を志望したのは、自動車開発において非常に優れた安全技術を生み出したことに大きな魅力を感じ、その技術開発に携わることで自動車を利用する人々の生活に安心を提供できるエンジニアになりたいと考えたからです。
中学生の頃、私は、最初の小さな揺れの時間が長いほど、主要動という次の揺れの大きさが小さいという地震の知識を学びました。最初の揺れが長い地震が起こったときにその知識を家族に教えたことで、動揺していた家族を安心させた経験があり、そのときに大きな喜びを感じました。この経験から、これまでの自分の学びを人々の安心や安全に貢献することができるフィールドで大いに活かしたいと考えています。また、現代では高齢社会が進んでおり、認知能力が衰えた高齢者による交通事故が深刻になる恐れがあります。
この背景の中で、貴社はアイサイトを開発し、信頼性の高い安全技術を自動車に搭載することで、交通事故による被害を未然に防いできました。貴社には安全性への強いこだわりがあり、安全技術に積極的に取り組まれている姿勢に大いに共感しました。私は、自動車における安全性を今後もより揺るぎないものとして発展させたいという思いがあり、その夢を実現できる場が貴社にあると考え、志望いたしました。
② アイサイトの技術を活かして究極の安全性能を実現した自動運転を開発したいと考えております。今日、認知能力が衰えた高齢者による交通事故の問題がより深刻化し、事故を起こさない自動車が求められると考えたからです。また、運転免許取りたての頃、自動車を運転しているときに、自転車に乗っている人に誤って接触事故を起こしそうになり、急ブレーキで事故を防いだ経験がありました。この経験から、運転技術が未熟でも交通事故を起こさない技術を生み出したいと考えました。
私は、自動運転の技術開発として2つの観点から自動運転の安全性に貢献したいと考えています。1つは、万が一、自動運転に不具合が出た場合にその不具合を検出するシステムを開発し、自動車に導入していきたいと考えています。仮に自動運転が暴走したときに人々が交通事故に巻き込まれる恐れがあっても、そのシステムを導入することで自動運転システムの安全性を確実にし、不具合による事故を未然に防ぐことができると考えています。
もう1つは、運転手の身体状態を管理する人工知能を導入し、緊急事態時に救急車としての役割を果たすことができる自動運転を開発することです。最近の交通事故では、運転手の身体状態が正常でないために、車内で意識がなくなり、交通事故で運転手自身だけでなく、周囲の人々も巻き込んでしまうというケースがありました。人工知能を有した自動車が運転手の身体状態を認知し、緊急事態と判断した場合に自動的に病院に搬送するシステムを実現できれば、運転手の命を早急に救うことができると考えられます。
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