私はモノ作りから世界の人々に自分の関わった製品や技術で安全と安心を届けたいという夢があります。その方法として自動車社会に事故の無い世界を作りたいと思います。私は以前、十字交差点で左側から軽トラックに追突される交通事故にあいました。その時はとても恐怖を感じました。今は問題なくハンドルを握れますが、十字路交差点ではまた追突されてしまうのではないかと思ってしまい、左側を見るのに少し抵抗と恐怖があります。このような思いは追突した相手側にもあると思います。この経験から私は世界中の車に乗る人にこのような恐怖は味わってほしくないと思い、今後ドライバーの認知ミスによる交通事故を無くしたいと考えています。そこで私は走行安全制御技術をどのような状況下でも完全に人や車を認知できるように向上させ、このような交通事故を完全に無くしたいと思います。そのために自分一人の考えだけではなく、同じ思いを持ち合わせた人々とチームを組み、私は色々な技術者の方々と本音でぶつかり合い、議論する中で技術を向上させ、交通事故の無い世界を作りたいと思います。
私はこれまで様々な学問を学んできました。自分の枠にとらわれず色々なことを学び挑戦していきたいと思い、学部3年次までは物理学科で物理を学び、4年次からはリチウム電池の材料研究を行い、現在は核融合の研究を行っています。この経験から自分の殻に閉じこもらず、常に挑戦する志が大切であることを学びました。
また私はアルバイトでベネッセ進研模試の採点リーダーをやってきました。その中で私は異なる意見をまとめて全員が納得できる結果を導き出す力を培いました。採点リーダーの業務の1つに採点基準作成があります。主に記述問題の採点基準を作成する際に他のサブリーダーと採点基準に関して意見が衝突します。そこで私が常に注意していることは、問題の意図や解答の軸を念頭に置き、まずみんなの意見を聞き、解答の大筋から離れていないか、なぜそのような意見に至ったかなどを聞くようにしています。そうすることでそれぞれ皆の意見の核となる部分が見え、その部分を中心に議論を進めていくことで全員が納得できる基準を作成できました。
これらの経験から、色々なことに挑戦していく志と周りの意見を上手く調整することを活かし、アプローチしていきます。
私が実現の場としてHondaを志望する理由は2つあります。一つ目は貴社のモノづくりに対する思いに共感したためです。3月12日にHonda Human Liveに参加し、そこで社員の方から「ホンダではどのような技術が人に好かれるかを軸に開発を行っている」と聞き、単なる技術革新ではなく、どう人の生活に役立てるかを軸にしていることから、私の夢である自分の関わった製品や技術で安全と安心を届けることが出来ると考えました。
二つ目は貴社の社風です。以前OB座談会にてワイガヤを経験させていただきました。そこでは1つのお題に対し、自分とは全く違う意見を周りの人たちは持っており、そこにはみんなそれぞれ独自の発想を持ち、そういう人たちと意見を交わしより良いアイデアを出していくことを実感し、アイデアは人の数だけ存在し、それをいかに上手くまとめるかが重要であることが分かりました。この経験より貴社でなら自動車メーカーという枠組みに囚われず自由な発想でモノづくりが出来ると考えました。
以上の理由により貴社を志望し、自動車社会に事故の無い世界を作りたいと思います。
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