1次面接
【学生の人数】3人【面接官の人数】6人【面接官の肩書】不明【面接の雰囲気】技術者5人、人事1人。事前に用意したシートを用いてプレゼン形式で説明→質疑応答という形式。技術者が私の研究に疎かった為か大した質問は来ず。沈黙の時間があったが特に気にすることはなさそう。【研究における困難は何か】光学系の構築に苦労しました。顕微測定はµmオーダーの非常にシビアな設計が要求されますので、ミラーの角度やレンズの位置が少しずれただけで測定ができなくなってしまいます。特に私が用いた過渡吸収という手法では電子を励起するための緑色の光と、励起した電子の寿命を測定する赤色の光を同軸で試料に照射する必要があり、この二つの光を精度よく試料に当てるところに非常に苦労しました。過渡吸収では電子を励起するための緑色の光と励起された電子の寿命を測定する赤色の光の二色の光を使うのですが、光は色ごとに異なる特性をもっておりまして、同軸でレンズに光を入れても集光位置が異なる色収差と呼ばれる現象があります。巨視的な測定ではあまり問題にならないのですが、顕微測定ではこのわずかなずれがクリティカルに効いてきまして、この問題をどう解決するかというところに苦労しました。【なりたい研究者像はありますか】私はいろいろな分野の人と交流を持った研究者になりたいと考えています。研究室に私が尊敬する先輩がおりまして、その方に私が自分の研究に関する質問をすると、その人自身は門外漢であってもその道に詳しそうな人を紹介して解決に導いてくれます。それまでの私は学会に出ても自分の発表でいっぱいいっぱいになっていましたが、様々な分野の人が集まる場所で交流を行うということは、自分の見識が広がるだけでなく、他者のマネジメントにもつながるという事を実感し、専門外の分野であっても積極的に話を聞くようになりました。私はこの経験から、自分の研究に没頭するのみならず、他分野の人にも積極的に交流をもった研究者になりたいと考えています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】研究に関する質問が多かったのでそれを専門外の人にわかりやすく説明することが必要。必要であれば補足資料を作っていくとよいだろう。
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