【融資判断の魔法】【22卒】日本政策金融公庫の夏インターン体験記（文系/1day仕事体験・インターン）No.18718（佐賀大学/女性）（2021/10/22公開）

政府系金融機関という他の金融業界とは異なる形態の会社であったため、実際の業務内容について関心があったからです。地方銀行などは実際に行く機会がありますが、政府系金融機関に行くことは通常ないため、インターンシップを通して社風などの雰囲気をつかみたいと考えていました。

このインターンシップは、エントリーシートのみで合否が判断されます。そのため、ワンキャリアや就活会議などに掲載されている先輩のエントリーシートを参考にしながら、自分のエントリーシートを改善していました。

エントリーシートのみでの選考になるので、なぜ日本政策金融公庫のインターンシップに参加したいのか、日本政策金融公庫のどこが強みや魅力だと感じているのかを熱意をもって記入することが大切だと感じました。

国民生活事業、中小企業事業、農林水産事業の3つの事業の体験を3日間に分けて行われた。

まず、先にダウンロードしていた資料を読み込み、その後グループワークという流れであった。

融資判断やお客様へのヒアリング方法について学ぶことができた。

1日間の仕事体験を3部門に分けて3日間かけて行われた。

1日目にやったこと

国民生活事業の体験型ワークを行った。国民生活事業は創業支援に関するワークで、個人でヒアリングのポイントをまとめた後に、グループ全体で融資を行うか否かの判断を行った。

2日目にやったこと

農林水産事業の体験型ワークを行った。1日目に、創業支援を行った企業に対して次は新規就農支援を行うか、経営ビジョンシート等を基に事業性評価を行いグループ全体で判断するといった内容であった。

3日目にやったこと

中小企業事業の体験型ワークを行った。１、２日目で融資を行った企業が中小企業となったため、新たな運転資金の融資可否について損益計算書や貸借対照表などの決算書を参考にしながらグループワークを行い、判断した。

人事部の社員

なし

インターンシップでのグループワークを行っている最中に融資の判断で少し行き詰っていたので、社員の方がいらっしゃって融資判断を行う際のポイントやコツなどを教えてくださった。

最終的な「融資判断の可否」について判断することが大変だった。融資を行う上で、判断の材料にする情報がいくつかあったが、情報への優先順位をつけることも難しかった。何を優先するか、グループ内でも意見が割れることがあり、その意見をすり合わせていく過程が大変で苦労した。

グループワークにおいて関わりがあった。基本的には主体的な方が多かったが、一部議論に語らない学生もいた。

「融資の難しさ」については、インターンシップに参加したからこそ学べた。創業支援はもちろんだが、取引が続いているお客様に対しても経営ビジョンシートや決算書などの資料を基に丁寧に１つ１つ優先順位をつけながら、融資の可否を判断していくことの奥深さを改めて実感した。ただ、資料の読み方や融資の際のポイントについて理解できたので、参加してよかったと思う。

損益計算書や貸借対照表など決算書の読み方や、ある程度の金融知識を身に付けておけば個人ワークやグループワークの際にスムーズに自分の意見をまとめられると感じた。

実際の「融資の難しさ」について学べたので、この企業で働く自分を想像できたと思う。国民生活事業、農林水産事業、中小企業事業での仕事を体験し、実際の融資のスピード感や判断ポイントを理解できたので、実際の働く姿をより明確にイメージしやすくなった。

単に私の「志望度」が上がったため。インターンシップを通して、学んだ日本政策金融公庫ならではの強みや魅力など自身の志望度を高さをうまく伝えることができれば、内定をいただくことも可能になると感じた。他の就活生と差をつけるためにも、企業研究は必須であると感じた。

志望度が上がった理由は、「融資業務の奥深さ」を改めて実感したからである。金銭面からの支援はもちろんであるが、全国にネットワークを持つ日本政策金融公庫の持つ情報やノウハウなどを顧客に伝えることで、創業支援から事業の拡大の支援まで行うことができるという仕事のやりがいの大きさに対して魅力を感じた。

インターンシップに参加したからと言って直接的に本選考に有利になるわけでは無い。だが、インターンシップ参加者限定のイベントがあり、座談会も開催されたので参加していない学生よりも日本政策金融公庫に関する知識を深めることができた。

政府系金融機関という普通の金融機関とは少し異なる存在に興味があった。民間の金融機関では、融資の際には実績などで判断されるが、日本政策金融公庫では事業の将来性も加味した事業性評価が行われている点、また通常の金融機関より一歩踏み込んだ融資ができると聞き、実際の業務についてより詳しく学びたいと思い、インターンシップに参加した。

想像以上に融資を行うことは難しいのだと分かった。経営ビジョンシートなどを基にした事業性評価や損益計算書や貸借対照表などの決算書の情報に優先順位をつけなければならないことを学んだ。また、政府系金融機関ということで、社員の方々はもっと堅いイメージが強かったが、実際にお話ししてみて物腰柔らかで、話を聞くのも質問への回答もうまい方々が多いと感じた。