【ガムの魅力を引き出せ！】【21卒】ロッテの冬インターン体験記（文系/営業職）No.10848（神戸大学/男性）（2020/7/14公開）

食品業界を中心に見ており特に菓子業界に興味があったため志望した。就活解禁前にグループディスカッションの練習がしたかったこと、またインターンシップの段階から書類選考と面接があったため、本選考の練習のつもりで受けた。

ロッテのホームページを見て企業の求める人物像を確認したり、就活会議のインターン体験記を見てどのような学生が受かっているかをチェックした。

グループごとにガムの棚割りを考えて発表するワーク

1日目にやったこと

ロッテの企業説明や営業職の社員の仕事説明が最初にあった。昼食後、スーパーのガム売り場の棚割りを考えるグループワークを行い、班ごとに発表。その後社内の施設を見学して最後に座談会があった。

人事部・営業社員

特になし

ガムの棚割りを考えるうえではガムの効能（口臭や、ストレス軽減、味長持ち）や種類によって配置を考える必要があるとフィードバックを受けた。また高い棚から低い棚まであり、子供や高齢者の目線に合わせた棚割りを意識することも必要であるといわれ、かなり様々なことを考慮して配置しなければならないと思った。

ワークは模造紙に6段棚を作り、そこに実寸大にプリントアウトされた各社の商品を並べていく。与えられる課題は担当するスーパーの課題を解決するような棚割りを考えること。

難しかったのはとにかく膨大な情報が与えられ整理するのが大変。与えられる情報は全国的に売れているガムの順位表や、担当するスーパーで売れているガムの順位表。またスーパー付近の住民の特徴。市場に出回っているガムの特徴。これらを手分けして情報を整理して方向性を決めるのはかなり難しい。

また営業職の社員に1回だけ5分間質問できる機会がワーク中にある。そのなかでいかに有益な情報を聞いだせるかは重要。

ロッテはかなり営業に力を入れていることが分かった。提案型営業でいかに潜在的な取引先のニーズを探るかという戦略や工夫がかなり綿密にされていると感じた。またインターンシップに参加しなければ見学できない社内の設備を見れたのは良かった。社内の施設の様子からも営業に対するこだわりが感じ取れた。

事前にガムの棚割りを見てくるよう指示されますが、扱う商品がかなり膨大であるため、事前に各社のガムの特徴をインプットしていけばかなり楽にワークを進められると思った。

営業をするうえで漠然と商品を提案するのではなく、事前にいかに市場や取引先の情報を分析し、課題解決に導くかというロジカルな流れ日々の営業で必要だということがよく分かった。また座談会の時間にはいろいろな社員の方に一日のスケジュールや業務内容を聞くことができ、営業の仕事のイメージはつかめた。

インターンシップに参加する限り求める学生のレベルは高い印象だった。もろごとを論理的に冷静に判断でき、上昇志向が強い社員が多い印象で選考でも同じような人材が採用されると思った。自分はそのような上昇志向に満ちた感じではないので企業の雰囲気に合わないと感じた。

もともとロッテへの志望度は低く、グループディスカッションや面接の練習のつもりで受けたこともあり、参加後も志望度は変わらず本選考には進まなかった。またロッテの社風は自分にはあっておらず、もし入っても苦労するとインターンシップに参加して感じた。

人事の方が実際にインターンシップと本選考は関係ないといっておられた。ただインターンシップの選考に通ることは少なからずロッテにとっていい人材だと判断された証であるため、本選考でもうまくいく可能性は高いのではないかと思う。

参加前の志望業界は山崎製パンや敷島製パン、日本製粉、不二家、江崎グリコなどの食品会社、ローソンやイオンリテールなどの小売会社を中心に見ていた。食品は食べることが好きでもともと興味があった。小売りはメーカーとの取引で必ずかかわってくるので視野を広げる意味も含めてみていた。インターンシップにも2つの業界を中心に参加していた。

参加後も志望度は特に変わらなかった。しかし営業にも各企業によって取り組み方が全然違うのだと勉強になった。同じ菓子業界でも営業に対する考え方はそれぞれ違い、自分がどんな営業の仕事を将来したいのかを考える機会にはなった。また2月に開催されたため、3月以降、本選考を受ける企業を選ぶのには十分な判断材料になり、自分は受けないという選択をした。