【不動産の舞台裏を体験】【20卒】大東建託の夏インターン体験記（文系/総合職）No.4132（立命館大学/男性）（2018/12/12公開）

始めて参加したインターンで特に何も考えていなかった。ナビサイトでインターンを探して名前の知っている会社で不動産に少し興味があったので応募した。事業内容も特に知らなかったがこれでわかったらラッキー程度に思っていた。

学部の授業の中で学んだことをニュースで知ったことにつなげた。IoTなどを書いたが事業内容を理解しておらず、改めて考えるとずれていたと思う。

グループワーク、営業・内覧同行

前半にやったこと

支店で企業説明、アイスブレイク、ワーク。月に道具を持っていくとしたら何から選ぶかといったゲーム的なものや、アパートを建てたい顧客のどのような間取り、オプションにするかというもの。

後半にやったこと

住んでいる地域ごとにペアを組み比較的近い視点に派遣される。持っている土地にアパートを建てませんかというコンサルタント営業に同行、賃貸を仲介する支店を見学。内覧案内にも同行した。

なし

自虐的な発言が多かったこと。他の営業の方たちと昼食を食べたのだがその中で、「～は大東建託とOO受かって、こっち来たんだよ」「ありえないな」のように会社をプラスに見ている社員が少なかった。

真夏で全日、5日間という内容だったので肉体的に疲れた。営業や内覧に同行した際は車での移動時間が長かったので眠気にあらがうのに苦労した。頭脳労働を求められる場面はほとんどなく、同行先でも見学しているだけだったので実際の営業現場を見れたことが収穫だった。

土地活用、アパート経営が飽和業界であるということ。田舎の土地にたくさんアパートを建てても人口減、都心集中の日本の現状では成功する可能性は低い。今以上にアパートを建てる営業の仕事がどれだけ辛いか知っておけたのは収穫だと思う。アパート経営にしても新興国などに展開する意欲のある企業以外は厳しいと感じた。

不動産業界、特に賃貸業界について知っておくべきだった。大東建託の営業でアパートを建てた人を調べれば成熟しきった業界ということがわかっていただろう。

特別根性がある人間でもなかったので、初年度成果が出る人間は半分程度、という会社でめげずにやっていける自信がなかった。また営業でアポを取れたら休日にまた出向いて詳しく説明することが当然のようだったのでかなりしんどそうだった。同じ大学出身の営業の方についたが時期が悪くここしか受からなかったというネガティブな態度も拍車をかけた。

そもそも受ける気にならなかったが、受かったかも分からない。営業をすることを念頭に就職活動を考えていたが、ここの営業には特にメンタルが求められると思う。面接の中でそれほどのメンタルを示すことは無理だったのではないだろうか。しかし辞める人が多いとのことだったので内定は出るかもしれない。

ブラックというかひたすらきついということが透けて見えた。成果が出れば給与も上がるが、成果も1年に1件という世界なので、メンタルが持たないと思った。またこういう場ではきついことは隠すものだが、社員たちは"成果が出れば"給与は良い、(パワハラ等）昔よりだいぶましになったと繰り返す人が多かった。社員には他に受かれば来ない方がいいとまで言われた。

わからない。私はインターンシップが終わった時点でこの会社からの案内を見ていない。連絡先を交換した学生も受けておらず情報がない。しかしセミナーの案内のメールは来ていたのでもしかしたら優遇があるかもしれない。

投資経験があったので金融全般を見ており、その派生で不動産業界にも興味を持った。興味を持った業界から広げようかと漠然と考えていた。将来の挑戦、不安をケアできる仕事がしたいと考えていたが、不動産も男の夢のような業界だしいいかもしれない程度。その中でも今後生き残れる企業、存在感を示せる企業を探してなるべく多くの企業のインターンに参加しようと考えていた

不動産業界は選択肢から消えたが多少住宅メーカーを見るようになった。大東建託は営業手法でもっている企業だと感じたので海外展開に弱いと思った。その結果技術という海外でも戦える住宅メーカーを見始めた。大東建託の営業手法はどうしても合わなかったが、業界の現状や自分に合わないということをこの段階で知れたのはよかったと思う。