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- A.
高砂香料工業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒高砂香料工業株式会社のレポート
公開日:2017年12月6日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 最終面接
- 職種
-
- 研究職
投稿者
- 大学
-
- 広島大学大学院
- インターン
-
- 未登録
- 内定先
-
- ヤマサ醬油
- 入社予定
-
- ヤマサ醬油
選考フロー
企業研究
香料業界というものに就活を始めてから出会ったため、興味を持って企業研究に取り組むことができたように思う。業界における御社の立ち位置については容易に理解することができたが、具体的に同業他社とどのような違いを持っているのかを理解することが非常に重要であると思う。高砂香料はグローバル高砂というキャッチコピーがあるほど、日本国内の香料会社においては優位性があるが、世界的なシェアで見れば欧米諸国の圧倒的なシェアの前では小さい会社であることがわかり、その差を埋めるために自分はどんな考えを持ち、何ができるのかという点を話せるようになることが最低限必要ではないかと思う。就職活動を行う上で様々な香料会社の説明会を受けるだけでも、知らなかった多くの知識を得ることができ非常に有益であったと思う。
志望動機
香料が身近な、ありとあらゆるものに使用されていることに気づき、香料に強く興味を持ちました。私は微生物が生産する新規の生理活性物質に関する研究をしていますが、微生物は何十種類もの化合物を作る能力を持っており、例えばワインや日本酒の独特な深みのある香りは微生物が作り出す複数の化合物が組み合わさることで生まれていて、香気成分の組み合わせで新しい香りを生み出すことはものすごくクリエイティブであって、大きな可能性が広がっていると感じました。御社は時代とともに変化する香りのニーズに対応するために、グローバルに事業展開されており、将来的に大きな市場の拡大が期待出来るインドネシアにおいてハラルに対応した香料を生産できる工場建設を計画されていたり、バイオテクノロジーを用いた酵素反応や発酵生産を用いた深みある酵素フレーバーの素材開発など、常に新しさを追い求める御社であればものづくりの醍醐味を味わうことができ、世界中の人々の幸せに貢献できると考え志望しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
志望理由は?
専攻・ゼミ・研究について、テーマ設定の理由や進捗状況、また、過程での気づきや発見、苦労した点や工夫したことなどについてご記入下さい。
あなたの強みは?
ES対策で行ったこと
自身の研究内容が香料を作る上でどのような利点があるのか、理系の内容に詳しくない担当者の方でも理解しやすいように作成することを強く意識した。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
筆記試験対策で行ったこと
香料業界という少し特殊な業界であるため、香りに関する基本的な知識や、少し化学的な知識が求められると考え対策を行った。具体的には会社の代表的な香りを構成する物質名や、どのような化学反応を経て生成されるのかといったことを理解しておくようにした。
筆記試験の内容・科目
基礎的な言語、非言語、計算問題や化学に関する問題が多かった。また、香りや環境問題など、化学を絡めた選択式の問題も出題された。
性格テストとして瞬発性を求められる穴埋めの問題もあった。
ex)私が忘れられないのは○○のことだ。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生3 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 開発部署、部長/ 人事担当者
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
技術面談が中心であったため、自分の研究内容について簡潔に分かりやすく説明できれば評価されると思う。また集団面接であったため、先に話す学生と話し方の雰囲気であったり、差別化できるかも重要であると感じた。
面接の雰囲気
人事担当者が司会進行をしてくださり、重苦しいような印象は全くなかったように思う。技術面接において開発部署の方は圧迫な印象であったが、自分の研究内容について自信を持って話せるかどうかを見ているように感じた。
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代に一番頑張ったことは何ですか?
社会人リーグに所属する学生運営のサッカーサークルで主将としてチームを牽引しました。個性的な部員が多かったため、どのようにしてチームにまとまりをもたせるかが課題でした。そこで、主将としての意見をチームに反映しすぎるのはよくないと考え、練習の一部を部員に考えてもらうことを実践しました。積極的に部員と話し、どのような意図でこの練習を行うのかを聞き出すことで、それぞれの考え方を理解しました。また、その意見に賛同しサポートしてあげることで全部員がその練習に対して共通の認識を持って取り組むことができ、チームに一体感が生まれました。伝統のあるチームであり、リーグ降格のプレッシャーは凄まじいものでしたが、主将としての意見を一方的に押し付けるのではなく、個人の意見をチームに生かすことを大事にして行動した結果、引退時には岸本が主将だったから今年のチームはうまくいったと言われ、大きな達成感と自信を得ました。
化合物の生合成経路の予想はどのようにして行ったのか?
KA-57株はリプレッサーsrrBの変異により抗生物質生産性を向上させ、lkcF-KR1変異により、主要代謝産物であるLCの生合成を遮断し、さらにlkmE変異によりLM生産を低下させた変異株です。本株はポリケチドの共通前駆体であるアセチル-CoAを他の二次代謝生産に利用させることを期待して制御遺伝子の破壊を行い、培養によって化合物(KA57-A)を取得することができました。そこで本株のゲノムをシーケンス解析することで、本株が有する生合成遺伝子クラスターを同定しました。その後KA57-Aと同じアゾキシアルケン化合物であるvalanimycinを生産する金株のシーケンス解析結果と比較することで、本化合物の生合成に関与する酵素遺伝子を推定しました。さらに標識ラベルした基質の取り込み実験を行うことで、骨格形成の流れを把握し、生合成経路の推定を行いました。
最終面接 落選
- 実施時期
- 2017年05月
- 形式
- 学生2 面接官4
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 取締役員4人
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
人がらなど人事的な会話においては魅力を伝えることは容易であったが、選考過程において幅広い分野の学生を集めていたことから、それぞれの分野における一流の人材を集めたいという気がした。やはり自分の研究内容に対してはったりでも自信のある様子で話せることが、評価される要因であると感じた。
面接の雰囲気
前回の面接よりも人事的な面接が多く、比較的和やかな雰囲気で進めることができた。複数の役員に対して平等に目を配り、丁寧に会話できるかといった人間性も見られていたように思う。
最終面接で聞かれた質問と回答
どんな香りを作ってみたいですか?
日本が世界に誇る香料会社である御社において、日本の四季を感じることができる香りを作りたいと考えています。近年は日本食ブームなど、海外の方の日本に関する関心が高いため非常に魅力的な製品になるのではないかと考えています。例えば春といえば桜や梅といった実際に存在している香りを連想してしまいがちですが、やはり香りを組み合わせることで暖かい春の日に風に乗って花の香りがが漂うようなイメージを具現化した香りを作りたいと考えています。手法としては微生物を用いた化合物の生体内変換反応によって実現できるようになると考えています。微生物の持つ酵素の多様性にはまだまだ未知の領域が多いですが、それだけ可能性も大きいと日々の研究において実感しているからです。また、東京オリンピック・パラリンピックにも合わせて海外の方からの関心を多く集めることで、グローバルな事業展開にもつながると確信しています。
現在の就職活動状況について教えて下さい。
私は大学で微生物を対象とした研究を行っており、企業においても微生物を用いた研究開発に携わりたいと考えています。そのため食品メーカーや医薬品、素材や化成品など様々な業界に興味を持って就職活動を行ってきました。現在は最終選考の結果を待っている企業が2つあります。また選考途中の企業は3つ残っている状況です。ですが私自身、あまり関わりを意識することなく過ごしてきた香料に強い興味を持っているのが本心です。昔から化学が好きで大学に進学し、化学の中でも生物を用いた生物化学に出会い、微生物の持つ可能性の大きさに魅力を感じることができました。御社は香料会社の中でもバイオテクノロジーを用いた開発に注力しようとする姿勢を強く感じ取ることができ、一員として研究開発に携わりたいと強く思っています。
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お客様と一緒になって、求める香りを作りあげたいという思いがあるからです。香りは食欲を促進させたり、青春時代を思い出したりするなど、心身と密接な関係があると思います。私は大学受験の際、せっけんの香りで不安な気持ちを沈められるなど、香りには幾度となく助けられてきました。理想の香りを見つけるため、今でも様々な商品を試しますが、自分が求める香りでないことがあり、同様の悩みを抱えているお客様は数多くいると思います。私の様なお客様を一人でも減らすため、入社後私は、フレグランスの営業職を志望します。営業職としてお客様のニーズを引き出し、一緒になって香りを作り上げたいからです。また、日本のみならず世界中の人々に香りという面で生活に彩を与えたいという思いがあり、海外勤務にも挑戦したいです。貴社は200年を超える歴史があり、香料の技術力が高いです。また、海外進出しており私の夢を実現できると思い志望します。貴社に入社した際は、強みである、相手の立場を考えた提案力や前向きさを発揮し、お客様と良好な関係を築き貴社の発展に寄与します。 続きを読む
- Q. 志望動機
-
A.
私はモノづくりを通じて人々の心を元気にする仕事がしたいと考えています。私は御社でお客様のニーズを引き出し、人々の生活に笑顔を与える「香り」創りに貢献したいです。香料は癒しのための香りや空間を作るための香りなど、生活の至る所で活躍していると考えます。私は香りが人の身体や心に与える向上効果に興味を抱き、香料業界を志望しています。御社は機能性素材の開発も行っており、「香り」を活かす商品を提供していることから、高い技術開発力を感じるとともに、消費者の生活を「香り」を通じて豊かにする姿勢に惹かれました。御社であれば、消費者のニーズを捉えた商品づくりに携わることができ、世界中の幅広い世代のお客様に笑顔を与えられると確信し、志望させていただきました。 続きを読む
高砂香料工業の 会社情報
会社名 | 高砂香料工業株式会社 |
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フリガナ | タカサゴコウリヨウコウギヨウ |
設立日 | 1951年2月 |
資本金 | 92億円 |
従業員数 | 4,041人 |
売上高 | 1959億4000万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 桝村聡 |
本社所在地 | 〒144-0052 東京都大田区蒲田5丁目37番1号 |
平均年齢 | 41.4歳 |
平均給与 | 824万円 |
電話番号 | 03-5744-0511 |
URL | https://www.takasago.com/ja |
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