【未来を広げる航空宇宙】【20卒】ＩＨＩの冬インターン体験記（理系/技術職）No.6994（東京大学大学院/男性）（2019/7/19公開）

自分がもともと、航空宇宙分野に興味があったからという理由が一つ。ただ、だからと言って自分がその分野に適性があるのか、企業研究などでは知りえない社員から直接話を聞くことで、自分の将来像を明確化し、今後の就活に生かそうとも思って参加した。

IHIは日本有数の重工業メーカーで多くの学生が志望するため、他学生と差別化を図るべく、自分の興味のある製品を深く企業ホームページを調べ、またどんな技術が使用されているのかまで詳細に調べておいた。

社員との座談会

1日目にやったこと

まず最初に、会社概要を紹介してもらい、その後各製品に携わる社員さんたちからその製品に関して話を聞いた。それから自分の興味のある製品について、社員さんに質問する時間があって、仕事や生活に関して詳しく教えてもらった。

なし

重工業メーカーに志望する人は傾向的に、重工業ばかり見ていることが多いが、仕事は一生の中での重要な選択機会であるため、就職活動でどんな業界も見られるこの時期を用いて視野を広げるよう多種多様な業界の説明会やインターンに参加することが大事だという話が印象的だった。

他の学生もIHIという有名重工業メーカーに志望しているだけあって当然のことながら志望度が高く、質問する機会はそれほど多くなく、自分が本当に聞きたいことや知りたいことを絞って聞かなければならなかったという点に苦労した。それに関して、多くの他学生との差別化を図るのは非常に困難と感じた。

学生の多くがその志望理由をその製品が好きだから、その製品に関する専門を専攻しているから、という理由が多く、それらの理由を聞けたことが大変有益だった。というのは、半年後の本選考で同じようなことをいうわけではなく、自分らしい理由をはっきりと明示できるからです。

自分の興味のある製品に関してそれに使用されている技術にまで詳細に調べておいたのは良かったが、それに対しどういう質問をしたいのかに重点を置いて用意しておくことがよりインターンシップをより有効にできたと思う。

航空宇宙業界での自分がイメージしている仕事内容と社員の話す実際の仕事内容に差異があったものの、それは自分にとってむしろ好都合であったからここで自分が楽しく働ける姿を想像できた。(好都合であったというのは、航空宇宙の見た目が華やかで壮大な印象があるのとは対照的に、仕事は小さなことを確実かつ堅実に進めるものが多いというもの)

インターンシップに参加したからと言ってそれが本選考で内定が出るという印象を受けなかった。というのも、このインターンシップは学生が多く、それに対し時間も一日だけなので、たいして社員や人事の人に覚えてもらえないと感じたからです。加えて、こういうイベントに参加するよりは推薦をとるほうが内定を取るのに一番の近道であるからというのももう一つの理由である。

実際の仕事内容を聞いて、ますます製品に興味が惹かれたこともあり、加えてその仕事内容も堅実なもので自分の性格にとっても適性があると確信を持てたので、志望度が上がった。また、製品そのものだけでなく、その仕事場での生活含めて自分の将来を決めたいと思っていたからでもあった。

インターンシップの参加そのものが直接本選考に有利になるという印象は得られなかった。というのも、それに参加したからと言って人事に覚えてもらえている感じが全くなかったからです。

小さいころからロケットエンジンに興味があり、それを将来仕事にしたいと思っている以上、日本でそれを仕事にできる企業は主に数社しかなく、自然と重工業メーカーが志望企業になった。それに加えて、自分の研究に関連して人工衛星にも興味を持ってきたため、人工衛星を製造している電気メーカーも視野に入れて、就職活動を行おうと考えていた。

このインターンシップの参加後、自分の将来像を明確化できたため、ますます重工業メーカーに興味を持つようになった。ただ、それ以上に社員からの話を聞いて、自分が志望業界を絞りすぎていると痛感し、より視野を広げるため、重工業とは関係ない、自動車メーカー、部品メーカー、さらには銀行にまで就職活動では説明会に参加してみる必要があると思った