【19卒】三菱重工業の夏インターン体験記（理系/技術系インターン）No.1760（東京大学大学院/男性）（2018/2/9公開）

大学で行う研究は、学術的意義が第一であり、将来の可能性を広げる先駆者としての役割が重視される。その一歩で、企業で行われる研究は営利活動の一環であり、特に設計開発部門では確実性、高性能、低コストである、といった面が重視される。その違いを肌で感じることができた。
また、残業の状況、社員寮の状況、保養施設に関すること、といった情報を社員の口から聞くことができた。

ターボ機械についてもっと深く復習しておくと、ターボチャージャーの性能曲線を読む際によりスムーズであったと感じる。また、ターボチャージャが利用される理由である、低排出化に関して、論文等を複数読み込んでおくと発表に活かせたと感じる。

インターンシップで体験した内容が実際の業務とは完全に切り離された内容である上、実際の業務内容を模倣したものでもなく、10日間のうち6日間ほどはプレゼンテーション発表のための資料収集とプレゼンテーション作成に費やし、就業体験とは言えない内容であったため。

インターンシップに参加したことは選考に於いてプラス要素として働くが、三菱重工業の本選考には学力検査、複数回の技術面接が実施される為、インターンシップに参加したことが大きな有利要素であるとも考えられない為。あくまでも本人の学力がより重視されると思われ、インターンシップ参加の有無は同程度の評価の学生が複数いた場合に考慮される程度と思われる。

事業所の建物が全体的に古く汚く狭く、一人当たりの作業スペースが狭く、環境が悪いと感じたため。また、残業が常態化しており、インターンシップ学生受け入れの準備を十分に行えていなかったり、定時退社日にも多くの社員が残業している。そのため、ハード、ソフトの両面に於いて労働環境が悪いと感じた。また、社員寮は新築で綺麗であるが、ユニットバスで風呂トイレが別ではないと聞き、耐えられないと判断したため。

複数の社員からインターンシップ参加が選考においてプラス要素として働くという発言があったこと、懇親会に於いて入社先として是非考えてほしいという発言があったこと、以上2つの理由より。

インターンシップ終了後に人事部からインターンシップについての感想文、及びアンケートの提出を求められた以外に特に連絡はなし。

専攻が機械系であることから、輸送機器関連メーカー、機械メーカー、その他インフラ系企業を志望業界として考えていた。特に今後の日本のモノづくりや経済を牽引することになると考えられる宇宙航空関連の大企業への志望度が高く、三菱重工、川崎重工、IHI、富士重工(現スバル)が志望上位企業に並んでいた。他には、日本最大の産業である自動車メーカーも志望しており、トヨタ、日産が志望企業にあった。

志望業界に変化はないが、志望企業の志望順位に大きく変化が生じた。ストレスなく働けることが第一であるという価値観が強くなり、労働環境が良好であることを第一に考えるようになった。また、少子化が続く今後の日本では東京に近い関東に居る方が良いと考えたため、関東企業の志望度が上昇し、コマツ、ボッシュといった企業の志望順位が上昇した。