- Q. 志望動機
- A.
PwCコンサルティング合同会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒PwCコンサルティング合同会社のレポート
公開日:2020年7月21日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- ITソリューションコンサルタント
投稿者
選考フロー
企業研究
導入として、会計事務所発であるBig4、内資総合コンサルティングファームであるアビーム、IT大手のアクセンチュアは並行して選考を受けた。これによりコンサルティングファーム全般への理解を深めつつ、他社の印象や内情を他社説明会で聞くことにより、忌憚のない意見を獲得できた。
選考はES提出・適性検査、一次・二次面接(ともに30分程度)、説明会と人事面談(両方選考ではない)、最終面接(45分)から成る。一次・二次ではケース面接が時間のほとんどを占め、ガクチカは軽く見る程度。最終面接では志望動機のみこってり15分聞かれ、残りは逆質問。一次面接や二次面接の逆質問の深堀を最終面接で行い、学びを行っている姿勢をアピールした。
志望動機
私は、“楽しい”人生を過ごしたい。そこで何があれば“楽しい”のかを考えた。
①“刺激”が欲しい
ここでいう“刺激”とは、新たな学びや発見に基づいた興味や関心のことであり、決して博打などのギャンブルによる刺激ではない。
私はコンビニの新商品から最先端のAR技術、果てには新薬まで、新しいものに強い関心を抱く。新しいものに触れることは即ち、今までになかった知識や観点を学ぶことになるだからだ。この頭の引き出しが増えることに、私は“楽しさ”を感じるのだ。
②妥協せずに責務を果たしたい
これは塾講師のアルバイト経験に基づいている。塾講師とは、ある家族の“一生”を左右する仕事である。生徒の成績を向上させるために、何が課題でボトルネックになっているものは何かを、泥臭く分析し解決方法を考えてきた。その結果にご家族の期待へ応えることができたときに、何ごとにも代えられない達成感を得られるのだ。
③同じ価値観の仲間と働きたい
これは抽象度が高く上記2つの要素を包括しているため、並べて書くべきではないかもしれない。しかし、私にとっては重要なことだ。そこで一部抜粋して記載する。私はルーティンワークが好きではない。過去に対するタラレバ話も好きではない。前者も後者も、新しいことが何も得られず、“楽しくない”のだ。
以上を満たすものが、貴社だと考えた。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- シニアアソシエイトやマネージャー
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
素直さ、単純な頭の回転力など。
新卒採用なので、ソフトスキルやマインド面と呼ばれる面を評価していると考えられる。
面接の雰囲気
とても穏やかだが、頭が切れる印象。最初面接官の肩書の説明があった。
最初は無表情だったが、最後に改善点をお伺いし、
そこで雑談チックになり、よく笑う方だとわかった。
1次面接で聞かれた質問と回答
ケース面接:飛行機の機内食売上を向上させるための施策
思考時間は20分、説明が5分、そのあと深堀が5分という構成。
まず前提を固めるため、クライアントは誰か、国内線か国外線か、時期はいつか、きかんはどのくらいかなどを自分で設定した。
そのあと、現状分析として売り上げの構成要素、その構成要素ごとのボリューム層、ボトルネックの特定を行った。
次いで上記2つのデータを基に、打ち手として思いつく限りの施策を打ち出し、インパクトを考えた。
最後に各打ち手のメリットデメリットを定量的に分析し、説得力を持たせた。
深堀として、各構成要素を導くまでの過程や、本当にその要素がボトルネックか、なぜなぜ、とこってり聞かれた。私は頭の回転では勝てないと判断したので、基本的に下出に徹した。
学生時代に力を入れたこと
以下を敬語で話した。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
私が最も本気で取り組んだ活動は、アルバイト先の個別指導塾における「不登校生徒の指導と志望校への合格」である。この経験から、課題発見からフォローアップまでのスキル、顧客に寄り添うことの重要性を学んだ。
理由は3つある。1つ目が当該生徒は以前に集団塾に通っていたものの、他の生徒に馴染めずに辞めたこと。2つ目は、私が小学生の頃、同級生がいじめを受けていたことがあり、他人事とは思えなかったこと。そして3つ目がこの当時、私自身が教員を目指しており、いじめや不登校などの問題に強い関心があったことだ。この3つの理由から、私こそはこの生徒と家族に寄り添える味方でありたいと考えた。
目標を達成する上で障害と感じたことは大きく3つあった。生徒との信頼関係、環境の整備、保護者のアフターフォローである。集団塾を辞めた経緯を考慮して、趣味などを聞いて共通の話題を作るように心がけた。また、この情報を他の講師に共有することで仲良くなる伏線を張った。一方で保護者へ連絡を入れて、ご家庭での様子や悩みを伺った。その結果、塾へ通い続けることができて志望校へ合格した。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2020年05月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2020年05月
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- パートナー
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
将来的に仕事でやりたいことは何か、そのために過去の経験はいかに生きてくるのかを体系的に説明した。このときにコンサルなので、MECEを意識して話した方がいいと思う。
加えて、この活きてくるところを面接の中でさりげなくアピールできるといい(再現性の観点)。実際のちのオファー面談のとき、この意識したアピールポイントを評価した、と言われた。
具体例としては、行動力、論理的思考力、主体性、自主性などがアピールできる(論理的思考力はおそらく全員ができるので優先度低)。
面接の雰囲気
笑顔が全くない。怖い。という印象だった。しかし圧迫というわけではなく、話し方自体は優しい。
のちの話によると、学生の真剣さや志望度、コミュニケーション能力を総合的に見るためにあえてしていたらしい。
最終面接で聞かれた質問と回答
志望動機はなにか、説明して
私が御社を志望する理由は、戦略の立案から運用支援まで顧客に寄り添った提案を行っているからだ。その中で私は、自身の強みである「効率化」の領域で、企業の課題解決を行いたいと考えている。
ここには3つの思いがある。1つ目が人に対する仕事がしたいという思いだ。私は人それぞれの考え方の違いを面白いと感じ、その多様性の中で今までにはなかった引き出しに巡り合うことにやりがいを覚えたからだ。2つ目が様々な企業に携わりたいという思いだ。コンサルティングファームに入社することで、様々な企業の経営戦略、ビジネスモデルに立ち会い、成長したいからだ。そして3つ目が効率化をしたいという思いだ。塾講師の経験の中で効率化を果たした際に面白いと感じた経緯から、これを仕事にも活かしたいと考えたからだ。
これらに加えて、私が持つ課題特定からフォローアップまでの力、粘り強さを活かして、顧客との交渉や具体案の策定、実行までを行いたい。以上の力により、貴社への貢献を行っていきたい、そう考えている。
残り時間は逆質問だった。
コロナはリーマンの再来と言われているが、リーマンのときに御社はどうやって乗り越えたか。
コロナが与えている経営への影響はどのようなものか。
リモートワークにおける部下の評価軸は何か。
今後の新卒に求める姿はなにか。
パートナーの職務内容は一般的に言われるもの以外に何かあるか。
休日の過ごし方はどのようなものか。
おおよそのパートナーの年収のレンジはいくらか(これが大うけした。しかし人によると思うので、ご利用は計画的に)。
今後のキャリアはどのように考えているか。
私のキャリアを○○と考えているが、そもそもこれは御社で叶えられるか。そしてこれは妥当なものか。
将来的に、コンサル業界はどのような姿になると考えるか。
などなど網羅的に質問した。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定後も、納得がいくまで就活を続けて欲しい。と言われた。
私はここが第一志望だったので即承諾した。
内定に必要なことは何だと思うか
導入として、他のファームの選考も受けること。これによりコンサルティング業界全般的な理解が深まる。加えて、適性検査もしっかり対策すること。8割は取れるようにすること。
面接で重要なことはケース面接の出来なので、過去問で鍛える地頭力や、東大生が書いたシリーズをしっかり取り組むこと。これらは覚えるのではなく、なぜこうすればいいのか、を考えながら取り組むこと。
最後に差別化。Big4の中でなぜPwCか説明できるようにすること(外からわかりにくい分、志望度が出やすい)。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
上記でも触れたが、
一次・二次ではケース面接の出来、
最終面接では他社との差別化が重要になってくる。
特に差別化は志望度が出やすいので、入念に仕込むこと。
加えて、ソフトスキル・マインド面も重要になってくる。最終面接にケース面接がなく、志望動機と逆質問しかない点からも、ハードスキル・スキル面以上に重視していることがわかる。
どのようにソフトスキルを上手くアピールできるか、例えばESの段階から仕込んだり、各選考段階でさりげなくアピールするなどを行った。しかしこれは一例に過ぎないので、自分なりに悩んでほしい。
内定したからこそ分かる選考の注意点
Big4のうちデロイトトーマツコンサルティングも受けていたので比較するが、
PwCは、やはりソフトスキル・マインド面を重視している印象を受けた。
後の話によると、エントリーシートから最終面接までの通過率は通年変わらないが、各段階での落とす量にはかなりムラがあるらしく、最終面接までたどり着けても容赦なく落ちる人は多いらしい。
内定後、社員や人事からのフォロー
一次面接に行った逆質問に面接官が答えられなかったとき、わざわざ人事の方が時間を取ってコンタクトしてくれた。また、質問は随時メールで受け付けており、オープンな印象を受けた。また内定者には20万円までの学習補助が行われる。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
入社を迷った企業
株式会社ローソン
迷った会社と比較してPwCコンサルティング合同会社に入社を決めた理由
コンサルティング業界が私のやりたいことにマッチングしていたから。
加えて年功ではなく実力社会の業界なので、そこも好ましいと感じた。
ただ、実力社会ゆえにギスギスした職場、というのは好ましくないと考えていたので、
いい塩梅の会社を探していたところ、PwCに巡り合った。
Big4のうち、国内売上はデロイトトーマツコンサルティングが一位だが、
グローバルではPwCが上という点で、海外案件にも取り組みたい私には好条件だった。
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PwCコンサルティング合同会社の 会社情報
会社名 | PwCコンサルティング合同会社 |
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フリガナ | ピーダブリューシーコンサルティング |
設立日 | 2016年2月 |
従業員数 | 4,442人 |
代表者 | 大竹伸明 |
本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目2番1号 |
電話番号 | 03-6257-0700 |
URL | https://www.pwc.com/jp/consulting |
採用URL | https://www.pwc.com/jp/ja/careers.html |