【世界初の中間体分光技術】【23卒】 日産化学 事務系総合職の通過ES(エントリーシート) No.92909（非公開/非公開）（2022/7/19公開）

私の研究室では、独自の気相分光装置を用いて比較的安定な化学種を分光学的に研究しています。そこで私は不安定な化合物である化学反応中間体も分光できないかと考えました。化学反応において中間体の存在は確かでありますが、構造は解明されていません。また中間体は一般に寿命が短いことから観測が困難となっています。そこで私は少量の試料を機械に導入する直前に混合する方法を考え、T字型ミキサーとイオン源の一つであるエレクトロスプレーを組み合わせ、中間体測定のための新たなイオン源を製作しました。これを用いて酸化反応における中間体を観測し、その気相分光に世界で初めて成功しました。 続きを読む

私は世界で誰もやったことのない化学反応中間体の気相分光に挑戦しています。この研究の課題は「不安定で寿命が短い性質を持つ反応中間体を捕らえる」というところにあります。課題を解決するために私は専攻の物理化学以外に機械設計や有機合成などの専門外の新しい知識が必要だと考えました。最初は手探り状態が続きましたが、未知の反応中間体という挑戦的な研究をするために他研究室に行って有機化学的アプロ―チを学び、工学部の施設で機械設計からのアプローチを学び、他の専攻の先生に意見を聞いたりして研究を進めました。多分野に渡る技術を組み合わせて取り組んだ結果として世界で初めて測定に成功したという貴重な経験をし、私を筆頭著者とする論文を学術雑誌に投稿できました。お仕事でも困難な課題に直面するころが多々あると思いますが、諦めることなくいろんな目線から課題に向き合って乗り越える方法を徹底的に考えたいです。 続きを読む

研究室における私の役割は「ご意見番」です。もちろん研究やディスカッションにおいて自分の主張を述べることが多いからという理由もありますが、研究室内の問題を私の提案により解決したという理由もあります。私の研究室の居室に手洗い場があります。その水が飛び散って周辺の人やデスクが濡れてしまうことが問題でしたが、わざわざ仕切りを買うまでもないと長年我慢して活動していました。そこで私は４年生で研究室に配属された時、コロナの飛沫防止用に配られたアクリル板が余っており、それを用いて手洗い場を囲むのはどうかと提案しました。そして先輩と一緒にアクリル板を用いて仕切りを製作しました。この出来事によって配属後すぐに先輩と仲良くなることができ、手洗い場周りの人には感謝されました。このように私は目上の方たちのいるグループでしっかりと自分の意見を発言することができ、創意工夫で共同生活をより良くすることができます。 続きを読む

私は海洋プラスチック問題に関心があります。科学技術が発達しプラスチック製品があふれて便利な世の中になっていますが、一方でプラスチックごみが海に捨てられて細かくなって海を汚染しています。またそのプラスチックを魚が食べて食物連鎖のうちに人間もプラスチックを摂取してしまっているという問題も深刻化しています。私は離島出身で船やに乗る際にプラスチックごみに汚染されている現状をしり、幼いころから地元の海岸清掃のボランティア活動に参加してきました。現在大学で化学を学んだ私は自分の手で環境にやさしい素材生み出すことでこの問題を解決に導き、いつまでも海の恩恵を受け続けられるような世界にしたいと考えています。 続きを読む

私が貴社を志望した理由は、私は「新しい付加価値のもった素材を開発しそれが世の中の見えるところで使ってもらいたい」という夢があり、御社で叶えることができるからです。私は大学時代に世界で初めて測定に成功するという経験をし、それを通じて新しいモノづくりに興味を持ちました。御社の高い技術力を用いて将来の当たり前を創造しながら社会貢献をしたいと考えています。また、物質解析グループを志望した理由は、現在研究室で分析の実験を行っており、実験データからあらゆる仮説を立て検証するという分析の一連の流れやこの世の中に分析手法があふれているというところに無限の面白さを感じているからです。 続きを読む

私は「物質分析分野」において最も必要とされる「興味を持ったものをとことん追求し、物事を最後までやり遂げる力」を持っています。その能力を最も発揮したのは、今行っている化学反応中間体の研究です。自分が与えられたテーマに興味を持ち、自分で考えた課題を解決するために様々な方法を駆使し、最終的に論文をまとめ上げることができました。まだこのテーマにおいて追求すべき点があるので修了するまでにこの研究をやり遂げたいと思っています。この幅広くアンテナを張る力ややり抜く能力を学生の間にもっと伸ばし、身に着けらえるスキルをすべて身に着け、社会人になった時には即戦力として活躍し、御社に貢献いたします。 続きを読む

私の人生の目標は「自らが手掛けるものでよりたくさんの価値を生み出し、多くの人に認めてもらう」ことです。目標を達成するために自分で開発し命名した製品や素材を世界中で使ってもらいたいと考えています。このようなことを考えるようになったきっかけは学生時代に研究において「世界で初めて測定に成功する」という貴重な経験をしたからです。自分の論文が学術雑誌に掲載された時の嬉しさは今でも鮮明に覚えています。この経験から自分の可能性の大きさに驚き、誰も考えつかないようなこと、みんなを驚かせることをしてみたいと思うようになりました。まず大きな目標を叶えるために、入社したら同期の中で頭一つ抜きんでる存在になります。 続きを読む

学生時代に100人規模のテニスサークルの幹部に立候補し、より良いサークルづくりのために１年間本気で運営に携わりました。私たちのサークルは「みんなで仲良くなろう」というコンセプトを掲げていましたが、初心者の定着率が悪いことが課題でした。私は初心者経験者を問わず、みんなの居場所になれるサークルをつくりたい考えました。初心者が残らない理由はそれぞれのレベルにあった練習が行われていないことと、テニスを教えあう文化がないことだと考えました。そこで私は週２で基礎練習をする機会を設けることを提案し、同級生の協力のもと実現させ、練習中は経験者同士も助言をしあうように声掛けをしました。その結果、初心者と経験者がお互いに歩み寄ってチームとしてまとまることができ、サークル全体のテニス力の底上げにもつながりました。私はこの経験を通して自ら課題を考えて発見し解決するために周りに働きかける力を学びました。 続きを読む