
23卒 本選考ES
研究開発職
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Q.
研究上の課題とそれに対するご自身の貢献(課題をどのようにとらえ、行動したのか)についておしえてください (400)
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A.
研究上の課題は、「有機化学的な視点」です。私のテーマは、金属と有機物の配位形成反応だけでなく有機ポリマー分子の分解反応挙動についても追跡する必要がありました。しかし、所属研究室は無機材料の物性測定に特化しており、有機化合物の反応性についての知見の薄さ、測定装置の不足等、無機化学的視点では説明できない課題を抱えていました。現状を打破すべく、自ら有機高分子を研究対象にしている他学部研究室の教授に連絡を取りました。機器測定法や測定条件、反応条件の検討について意見を求め、議論を重ねました。その結果、GPC測定によりポリマー分子の分解反応挙動が明らかになったデータが得られ、学会での口頭発表を行う事が出来ました。この行動から、自分だけでは解決できない課題に対し周囲を巻き込んで取り組む大切さを学びました。貴社では、社内外を自由に渡り歩き、自発的に課題を作成し意見交換を行う事が出来る人材として役立ちたいです。 続きを読む
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Q.
研究室内でのあなたの役割を教えてください。実務的な内容分担だけでなく、スキルや性格面も踏まえて、あなたと他のメンバーとの関わり方などをお答えください(400)
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A.
私の役割は「組織を動かすエンジン」です。周囲の変化に気づける観察眼が評価され、試薬管理を一任されています。合成を行うためには常に試薬を切らさないように発注、管理を行う必要があります。評価が見えにくい事でも研究室を陰で支えていることからやりがいを感じています。また、試薬管理だけでなく研究室でのセミナーや研究報告会の際にも質問により議論を盛り上げられるよう意識しています。自分の研究室では研究対象が多岐にわたるため、自分の専門外のことには関心を持ちにくい問題点があります。すると報告会での質問が出にくく、議論が停滞することがあります。そこで普段から周囲のメンバーに目を向け、研究について雑談することで情報を仕入れ、報告会の際に積極的に質問を投げることで議論の活性化を意識しています。物だけでなく人の変化にいち早く察知し,行動することで研究室を裏から回し続ける面で貢献していると考えています。 続きを読む
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Q.
現在の関心事、世の中の出来事や社会動向など特に関心があることと、それに対するぽりしーがあれば教えてください(300)
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A.
2020年3月に開始した日本での5Gの導入です。5Gは情報技術の進歩により、高速かつ大容量のデータをやり取りできるようになりました。例えば、医療の場では住宅医療などの高度な医療サービスを患者の自宅に提供できるメリットがあります。しかし、都市部で普及が進む一方、5Gアンテナの設置における田舎と都会で格差がある事、ケアが必要な高齢者が持つ端末では5Gに対応できないといった問題が推察できます。技術が進歩しても恩恵を受けられない人たちがいるのが現状です。私は材料を開発する研究者として、既存の端末に使用できる5G対応の外付け部品を作れたら、情報に関する貧富の格差の解決に一歩近づくことが出来ると考えています。 続きを読む
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Q.
志望理由(300)
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A.
私は自分の持つ専門性と研究に対する視点を活用して、「人々の生活に役立つ材料を提供し続けたい」という長期目標があります。その中で貴社の掲げる「人類の生存と発展に貢献する」ビジョンに共感を持ちました。貴社では研究開発に非常に力を入れており、広く異なった事業内容を持っています。私自身、研究室生活の中で、専門分野だけでなく幅広い分野との関わりが目標達成に必要だということを学びました。 貴社の強みである十分にニーズに応えられるだけの開発力、幅広いバックグラウンドを持つことから、その環境の中で自分の知識を磨き、化学者の立場から技術を通して人々の生活に役立つ材料の継続的な提供に挑戦したいです。 続きを読む
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Q.
現時点で希望する仕事、知識や技術、強みが活かせる仕事とその理由(300)
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A.
自身の研究活動を通して習得した有機化学と無機化学の知識を存分に活かすことのできる仕事に就きたいと考えています。大学で取り組んでいる硫黄系有機分子と金属を組み合わせたハイブリッド機能性材料の研究を通して、電子的特性に関する知見を深めました。貴社で働く際は、無機材料研究部の有機-無機ハイブリッド材料の開発を希望します。自分の強みである失敗を恐れない行動力と有機化学と無機化学の知識を活かして、自身の事業部のみならず他事業部との積極的な協働をし、既存の無機コロイド材料に硫黄分子を取り入れて無機物だけでは実現できない特性を付与することで、今までにない優れた機能を発現する電子材料の開発を行いたいです。 続きを読む
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Q.
将来チャレンジしてみたい仕事、当社を舞台に将来取り組んでみたい仕事、実現してみたい夢その理由(300)
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A.
研究開発を通し技術者としての素養を学びつつ、将来は自社製品を顧客に提供するために無くてはならないリスクマネジメントに関わる仕事に就きたいと考えております。研究開発職としての生産側の視点を活かし、会社を俯瞰してミスや穴を埋める人物を目指します。また、国外フィールドに自ら関わっていくことで、国内だけでなくその国ならではのニーズに対する視野を拡大させたいです。自分の取り組みを通して、貴社全体が社会・環境問題の解決や顧客のニーズに応え続けるために必要な人財になることが自分の将来なりたい姿です。 続きを読む
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Q.
これまでの人生で本気で取り組んだことと思う経験と理由(400)
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A.
私が今までの人生で本気で取り組んだことは、学会での口頭発表です。人前に出ることの苦手意識を払拭したく参加を決意しました。口頭発表は初めての経験だったため、スライドの作成や自分の研究をわかりやすく伝えることに苦戦しました。上手くいかず辛くて何度も逃げたくなりましたが、どんなに辛くても自分が研究の第一人者であるという覚悟があったため、諦めたくないと思うようになりました。そこで,研究室のメンバーや先生方に意見を募り,自分の考えのアウトプットを試みました。数々のアドバイスに耳を傾け,意見交換を粘り強く繰り返した結果,納得のいくスライドを完成させ,質疑応答の際に「面白い研究をしている」との評価を頂きました。この経験から,意見を傾聴する力を身に付けました。 貴社で働く際は身に付けた力を発揮し、相手の意見を受け入れてニーズを把握する事で、チーム力や相互理解をより一層深めながら問題解決に繋げていきたいです。 続きを読む