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株式会社オービック 報酬UP

【国際競争力を支えるIT革新】【21卒】オービックの総合職の本選考体験記 No.10107(大阪市立大学大学院/男性)(2020/7/16公開)

株式会社オービックの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒株式会社オービックのレポート

公開日:2020年7月16日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 総合職

投稿者

大学
  • 大阪市立大学大学院
インターン
  • 島津製作所
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

経済産業省のDXレポートを読み込み、「2025年の崖」問題を深く理解することで、志望動機を確立させました。志望動機でも書いている通り、この問題を真に解決できる企業であり、この話はかなり刺さりました。
また、説明会でパンフレットとニュースダイジェストが配られるので、それを読み込むことで選考は乗り切ることができると思います。業界の中でもかなり特殊なビジネスモデルであるので、それぞれの理解は必須だと思います。実際に選考の中でオービッククイズのような質問がありました。
この二つをしっかり理解することで、内定は一気に近づくと思います。
実際の仕事量や待遇などは、OB訪問をして理解を深めました。若手社員の満足度は高かったように感じます。

志望動機

私は日本の国際競争力の向上に貢献したいと考えます。これをお客様に寄り添いながら課題を解決していきたいと考えます。そのために御社を志望する理由は大きく分けて二つあります。1つ目は、「日本を強くする」のスローガンを掲げており、自身の方向性と一致しているためです。日本の国際競争力の向上を阻む問題のひとつに「2025年の崖」があります。この根本的な原因は、企業独自のシステム開発、企業にIT人材が不足していることにあると考えています。御社では企業のシステムの標準化を図り、企業へのIT教育に力を入れています。「2025年の崖」問題を真に解決できる企業はここだけだと感じました。2つ目は、ワンストップソリューション体制を掲げ、社内で提案から開発、運用まで一貫して経験できる点です。私は下流工程を経験した上で、具体的な提案をしたいと考えているので、この環境に魅力を感じました。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2020年03月

筆記試験 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

筆記試験対策で行ったこと

私は特に対策はしていきませんでした。可能ならば、他企業のIT適性検査を受けてみると同じような問題を経験できるかと思います。

筆記試験の内容・科目

①計算問題 シンプルな計算問題
②図形の規則性 5つ並んだ図形の規則性を見出す
③暗号問題 IT適性検査の問題かと思われる

1次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
人事社員
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

志望動機と会社の方向性が一致していたことが大きいと思われます。雑談形式で進むことからも、ある程度のコミュニケーション能力、柔軟な対応力などが必要かと思われます。

面接の雰囲気

一つ一つの回答の反応が良く、非常に話しやすい雰囲気です。
雑談形式で進めていくうちに、志望動機や人柄を探られました。

1次面接で聞かれた質問と回答

IT業界を志望する理由は?

まず、私は日本の国際競争力の向上に貢献したいと考えています。就職活動を続ける中で日本の国際競争力の低下の実態を知りました。(スイスのビジネススクール:IMD国際競争力ランキング)この要因として「業務効率の低さ」「イノベーション力の不足」がありました。私は、この問題はITを用いて解決できると考え、IT業界に興味を持ちました。具体的には、前者はERPを用いた業務効率化、後者はDXによる新ビジネスの創出により解決できると考えています。この業界を調べるうちに経済産業省のDXレポートを読み、日本には大きな課題があることを知りました。この時、私はIT業界への興味から、IT に携わるべきだという使命感に代わりました。

(逆質問)ERPの案件は現在の不況により遅れが生じていますか?

現時点で、お客様の経営難という問題は出てきていないが、今後はあるかもしれません。しかしそれ以上に、テレワーク化やクラウド化が進んでいます。これはむしろビジネスチャンスです。また、オービックはワンストップソリューション体制を掲げています。これは営業からコンサルティング、開発、導入後のサポートまで全て自社で行っています。(一般的なSIerでは開発を外注することが多いです。)これによるメリットは特に緊急時に現れます。例えば一般的なSIerのウォーターフォール型開発では、下請けの会社の業務がストップしてしまったり、倒産してしまうと、その後すべての工程に遅れが生じます。オービックはプロジェクトの進め方を柔軟に変えることができるので、スピード感を維持できるというメリットがあります。

2次面接 通過

実施時期
2020年05月
形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
不明(部長以上かと思います。面接官の中で最も高次かと思われます。)
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ここではいわゆるオービッククイズの問題が多かったように感じます。業務への理解度が評価されたと感じます。間違っていても優しく教えていただきましたので、自分なりの答えをもって望むといいと思います。

面接の雰囲気

厳しい雰囲気は全くありません。
ある程度答えが想定される質問とそれに対する深掘りがあるので、企業理解が甘いとつらい時間になるかと思います。(オービッククイズのようなものです)

2次面接で聞かれた質問と回答

他社とオービックの違うところは?

最も違うのは「ワンストップソリューション」体制による下請けのない業務形態と、それに付随する営業利益率の高さも他社との差別化のポイントであると思います。
営業利益率の高さの理由は、2つあると考えていて、1つ目は下請けがないことで中抜きがないことです。このために各工程の利益が全て自社に入ります。2つ目は生産性の高さにあります。一般的なSIerのように、各企業ごとにオーダーメイドのカスタマイズで開発をすると、莫大なコストと時間がかかります。オービックは自社のシステムにお客様の業務を合わせてもらう方法をとっているので、一からシステム開発を行っていません。このため開発に要する時間を減らし、高い回転率を維持できるため、生産性が高いといえます。

お客様の経営課題とは例えばどんなものがある?

1.売り上げはあるのに手元にキャッシュが残らないといった課題があると思います。これは基幹システムが古く、メンテナンス等の維持費が多くかかっているといったことが要因のひとつとして考えられます。全社統一のERPパッケージを導入することで、その後の維持費を抑えることができ、キャッシュの増加に繋がると考えます。
2.従業員の満足度が低く、離職率が高いといった課題があるかと思います。
これは評価制度や給与制度に課題があるものと考えられます。例えば正当な評価を得られていないと社員が感じている場合、360度社員全員からの評価をデータとして集められるシステムを利用し、評価、給与を設定することで解決できるのではないかと考えます。

3次面接 通過

実施時期
2020年06月
形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
人事部長
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

その場で次のセミナーに招待されました。第一志望であるかを何度か問われました。志望度が結果に影響するものだと思われます。

面接の雰囲気

今までで一番かしこまった雰囲気に感じました。1次、2次に比べてかなり緊張感のある面接であったように感じます。

3次面接で聞かれた質問と回答

志望動機の背景を教えてください。

まず、課題を抽出するところから開発まで、幅広い領域に関わっていきたいと考え、IT業界(SIer)に興味を持ちました。
IT業界を調べるうちに、経済産業省のDXレポート中の「2025年の崖」問題を知り、自身が関わっていくべきではないかという使命感に変わりました。
また、私が日本に貢献したいと考える理由は大学時代の経験にあります。私は海外旅行や海外での研究などで、多くの国を訪れその文化を肌で感じてきました。海外を知るまでは、世界でのプレゼンスを下げ、衰退していく日本に諦めていました。しかし海外経験を経て、日本の良いところと悪いところがより際立ってわかりました。良くも悪くも日本は特殊な国であることを認識し、この日本を捨てるのはもったいないと感じました。そして日本の国際競争力を向上させ、世界に誇る日本の再建を目指すようになりました。

(逆質問)場合によってはお客様を突き放すとは、破談になることもあり得るのでしょうか?

オービックはただの御用聞きではないので、お客様に対してYES、NOははっきり言います。
なので今は出来ませんという形で断ることもあります。
以下の条件を満たしているかが重要になってきます。
・こちらの提案を経営者が理解しているか
・現場が流儀を変えてでもプロジェクトに取り組む姿勢を持っているか
・ITを学ぶ意欲があるか。
・スケジュール、納期、提案に対して実現する体制が取れるか
これらを提案していく中で見極めます。できないと判断すれば断ります。
常に客先に常駐してサポートしていくといった働き方はしていません。お客様自身に自立化を促し、あくまでお客様のことを考えて提案していきます。決して言いなりにはなりません。

座談会・懇親会

形式
学生不明 面接官不明
実施時期
2020年06月

最終面接 通過

実施時期
2020年06月
形式
学生1 面接官4
面接時間
20分
面接官の肩書
人事部長/人事社員
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

3次選考までで結果は決まっていて、最終面接は意思確認であったように感じます。過去の面接と一貫性のある回答は求められていたと感じました。

面接の雰囲気

頻繁に笑いがおこり、選考史上最も緩い雰囲気でした。過去の面接の担当面接官がいて、面接前も声をかけていただいたので、緊張せず望むことができました。

最終面接で聞かれた質問と回答

社長の講演会の感想は?

(最終面接の前に、社長の講演会がありました。それについての感想を問われる質問がありました。)最も感じたのは社長が非常に気さくなお方だということです。講演会の中で、現場社員の方が5名ほど登壇して話す場面がありました。その際、社長が彼らの名前だけでなく営業成績やパーソナリティを認知していたことに大変驚きました。2000人規模の会社でありながら一人一人を理解するその姿から、真に人を大事にする文化があることを肌で感じました。
また、このコロナ禍で営業の体制を見直し、コロナウイルス蔓延前よりも利益を上げているというお話が印象に残りました。伸びていく企業、廃れていく企業が明確になっていく中、御社は飛躍が見込めると確信しました。

あなたの強みは?それはどうやって養われましたか?

人に寄り添い課題を解決することが私の強みです。これは部活動にて養われました。
私は人からよく相談を受けていました。特に部活動をやめたいといった内容が多く、〇人から相談を受けました。相談を受け、それぞれに合った解決策を提示することでそ△人を引き留めることに成功しました。その一例をお話しします。
一人の熱心な選手から「理想と現実のギャップ」から、プレーを続けることがつらくなり辞めたいと相談を受けました。プレーに対してもアドバイスをしてきましたが、彼は限界に達しているようでした。私はこの選手に対して分析班という戦術を立てる班の新規立ち上げを提案し、立ち上げから分析方法の指導まで支援しました。こうした経験の中で、人に寄り添い課題を解決する能力が磨かれたと感じています。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定を頂いた後も、就活を続けていいと言われました。しかし、私は第一志望であったので、その場で承諾をしました。

内定に必要なことは何だと思うか

SIer業界の理解に加えて、オービックのビジネスモデルを理解する必要があります。特にこの会社は他社との差異が大きくあり、そこに関しての質問は面接中に何度も問われます。また、正しく理解することに越したことはありませんが、間違った認識をすることも当然あると思います。その時は素直に間違いを認め、対応すれば問題はありません。実際に私も認識が違うと指摘されましたが、認識不足であったことを素直に認めたことでかえって印象が上がったと言われました。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

コミュニケーション能力と企業理解、志望度が必要だと思います。1次はほぼ雑談のように選考が進み、志望動機や学生時代に力を入れたことをしっかり話すような場面はありませんでした。手短に思っていることを伝える必要があります。2次、3次では企業理解を問う質問が多く、企業理解を前提として、さらに自身の考えを述べるような質問もありました。逆にここで上手く答えられると評価されると思います。最終面接は志望度をアピールすることが大切だと感じました。

内定したからこそ分かる選考の注意点

おそらく鬼門は2次面接です。実際に年次は最も高い方が担当されていました。3次では2次面接と同じ質問も飛んでくるので、一貫性を持った回答、さらには面接の中で学んだことを付け加えるといいかと思います。後半は志望度が低いと厳しくなってくるかと思います。「御社が第一志望です。」の発声練習をしましょう。

内定後、社員や人事からのフォロー

内定後、各面接のフィードバックをしていただいた。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 20代の成長環境
  • 成長市場で働きたい
  • 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる

入社を迷った企業

株式会社クボタ

迷った会社と比較して株式会社オービックに入社を決めた理由

日本の国際競争力の向上という目標に対し、最も実現できる環境だと感じたためです。オービックはスローガンとして「日本を強くする」を掲げており、自身の目標と概ね一致します。クボタさんでは、ITを用いたイノベーションを起こしていること、世界トップを狙えるグローバル企業であること(国際競争力の向上のため)、現場主義を掲げ課題抽出から開発まで一貫して携わる働き方ができることを魅力に感じていました。しかし、より多くの企業に対して貢献できるオービックを選びました。

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オービックの 会社情報

基本データ
会社名 株式会社オービック
フリガナ オービック
設立日 1968年4月
資本金 191億7800万円
従業員数 2,259人
売上高 1115億9000万円
決算月 3月
代表者 橘昇一
本社所在地 〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目4番15号
平均年齢 36.1歳
平均給与 1078万円
電話番号 03-3245-6500
URL https://www.obic.co.jp/
採用URL https://www.obic.co.jp/recruit/newgraduate/
NOKIZAL ID: 1130420

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