【自己分析と成長の軌跡】【19卒】キーエンスの冬インターン体験記（理系/技術職）No.4358（東京大学大学院/男性）（2019/2/20公開）

就職活動の準備として、キーエンスの自己分析合宿の経験は他で変えられない経験になると判断したため。具体駅には、キャリパープロファイルの受験を通したジョハリの窓による自己の分析に強い関心を持つと同時に、就活以降も見据えた自分にとっての財産になるだろうという判断があったため。

特に準備をすることはなく、説明会当日に15秒の参加意欲PRを行っただけ。見られていたのは学歴とコミュニケーション能力のみであったと思う。

複数のグループワークを通した他己評価と、キャリパープロファイルの診断結果を合わせた自己分析。

1日目にやったこと

朝早くに大阪に集まり（東京朝発だったので、自宅からほぼ始発）、着いてすぐに自己紹介をして研修施設へ移動。ここから怒涛のインターン始まり。内容の濃さと疲労の度合いは４日分あった。21時まで様々なグループワークを行った。この間に昼食と夕食の時間はあったが、夕食前のワークを夕食後に発表だったりして食べている最中も話し合い。ワークはどれも時間かつかつに設定されていて、時間配分と合わせていい具合に難しかった。ワークの結果はぼろ負けだったけど楽しかった。２１時にようやく15分間部屋に帰る時間をもらえた。21:15から飲み会がスタートし、2時過ぎまで続いた。社員の方もその間ずっといた。

人事部長

粗品

とくにフィードバック等はなく、ワークを通して学生間での他己評価があった。また事前に受験したキャリーパープロファイルの結果と合わせた自己分析のまとめを行った。その際に分析結果の解釈等に関しては人事部長からのアドバイスがあった。

タイムスケジュールがきつく、頭を常にフル回転させる必要があることに加えて、睡眠時間が十分に確保できなかった点が大変だった。このハードスケジュールがある意味キーエンスらしさでもあったのだと思う。最後の飲み会は2時まで社員の方も参加されていて、学生は帰るに帰りにくい雰囲気だった。

自分の知らない自分の特性について気が付くことが得来たことが良かった。特にキャリパープロファイルを用いた自己分析というのは他で補うことのできない経験だったため、とても貴重な機会であったと思う。グループワークに関しても高学歴の学生が集まっていることもあり質の高いもので良かった。

インターンシップに関して準備のできることは特になく、むしろ具体的なインターンシップのプログラム内容に関しては知らないでおいた方が自身のためになると思う。しいて言うならば、睡眠は十二分に取ったうえで臨むべきであると感じた。

業務内容に関しては働くイメージは持てなかった。職場を見る機会がなかったのはもちろん、業務内容や、職種に関する説明すら一切なかった。ただ参加した学生に課されるスケジュールのハードさや、主催者側の社員の方のスケジュール感を見ると、うわさに聞く通りの激務を想定することができた。

人事部長の考え方が嫌いだった。自分の思ったことが確実に正しいと思っているがゆえに、人の話に一切意味を傾けない。この人事部長が最終面接で当たると分かっていたので、考え方がぶつかることで内定にはつながらないと感じた。働き方としては合うだろうと感じた。

志望度合いが変化するほど企業や業界に関する理解を深めることはできなかった。しいて言うならば、うわさに聞く通りの高給の実態とその収入に応じた暮らしぶりは魅力的に思えた。一方で、極端すぎる制約のある中での生活は生きた心地がしないようにも思えた。

人事部長がキャリパープロファイルの診断結果を絶対的に信じる人なので、その診断結果が優秀な人、あるいはある程度の基準を満たしたうえでキーエンスに適合している人は優遇されると感じた。

参加前も参加後も変わらず、旅行航空、インフラ系という志望の主軸は変わらなかった。志望の軸を（キャリパープロファイルの結果と結び付けて）無理やり志望業界が向いていないだの、キーエンスの技術営業職が向いているだのと言われたことが癪でもあり、かえって志望業界を変えたくなくなった。こういう対応もありキーエンスに惹かれる気持ちは強まらなかった。

自分の得意な点が活かせる仕事が何なのかということについて、より真剣にかつ具体的な業務をイメージしながら志望企業の絞り込みを行うことができた。基本的な軸に関して特に変化は無かったが、就活の終わった今思い返すと、もっと冷静に自己分析の結果を反映した本選考の計画を立てていれば就活における無駄を大きく削減できたのではないかと思う。