【論理的な魅力、自然体で光る】【23卒】島津製作所の技術系の1次面接詳細 体験記No.23045（非公開/男性）（2022/4/27公開）

オンライン接続→面接開始→自ら退出し終了

研究活動に関する質問がほとんどでしたが、全て論理的に返答することができたことが評価されたと感じています。

アイスブレイク等がなく、最初は緊張しました。しかし、非常に温厚な人でこちらの話を真摯に聞いてくれたことで、普段通りの自分を出せました。

なし

なし

研究内容について簡単に教えてください。 (接続確認後に自己紹介等がなくいきなり聞かれたので、少し不意を突かれたました)

我々の研究室では、プラズマを用いて細胞内に遺伝子を導入する研究を行っています。具体的なイメージとして、シャーレ上に培養された細胞に数msの短い時間プラズマ照射することで細胞内に遺伝子が導入されます。私は、この技術を医療に応用させた遺伝子治療の確立に取り組んでいます。現在既存の遺伝子導入技術では、導入処理で細胞がガン化するなど有害事象が生じてしまい、医療への応用に不向きであると言われております。しかし、プラズマ遺伝子導入技術ではガン化のリスクが少なく、低侵襲で遺伝子が導入できることから医療への応用に期待がされています。現在は先行研究として、1型糖尿病に対する遺伝子治療の確立に取り組んでいます。
○研究活動で困難であったことはありますか。
そうですね。実験の中でマウスの解剖があり、学生が行なっているので、解剖の技術習得が困難でした。理由として二つあり、一つ目が、マウスの肝臓を灌流法により血液を抜いてから、摘出するため技術的に難易度が高いこと。二つ目が、練習するにもマウスを解剖する必要があり、回数が限られた状況で習得する必要があるからです。
○どのように工夫して習得しましたか。
はい。マウス解剖の補助をしてくださるスタッフに、積極的にアドバイスをいただきました。そうすることで効率よく技術を習得することができました。

○医用機器事業を志望しているが、他部署に配属される可能性もあります。その場合でも、大丈夫ですか。

はい、もちろん大丈夫です。他部署でも私自身が将来叶えたい、社会や人々の健康に貢献するということは可能であると考えているので、どの部署でも私の強みを活かして活躍していきたいと考えています。
○入社後にやりたいことがあれば教えてください。
はい。私は、医用機器事業の中でも二つに興味があります。一つ目が、患者に対して負担が少ない医用機器の開発。二つ目がアドバンスヘルスケアの中でも、光免疫療法に関する事業です。特に後者に関しては、がんの新たな治療法で事業化されたら、是非取り組んでみたいと思っています。
○負担が少ない医用機器とはどのようなイメージを持っていますか。
そうですね。主に、がんの治療や診察で用いられる医用機器が該当すると思います。御社では、乳がんの検査装置で、患者に負担が軽い機器を開発しています。そのように、負担が少ない医療機器の開発をすることで、より多くの人々が診察や治療を気軽に受けられる世の中にしていけたらと思っています。