21卒 本選考ES
研究職
21卒 | 東北大学大学院 | 男性
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Q.
会社に何を求めるか。また、何を提供できるか。(400字)
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A.
私は「仲間と切磋琢磨できる場」を求めます。このように考える理由は、小学校1年生から高校3年生まで続けた野球と創薬研究は非常に似ていることだと感じているからです。創薬研究は1人だけの力で成し遂げるものではなく、プロジェクトに携わる全研究者の力が合わさり、1つのチームとなって行うものだと考えています。野球ではチーム全員が競い合い、切磋琢磨して強いチームを築き上げていくのと同様に、創薬研究でも全研究者が互いを刺激しあうことで画期的な新薬を世界に創出できると考えています。一方で、私は繊細な有機反応を扱う技術と様々な有機化学の知識を提供できると考えています。これらは、大学で不安定な化合物を合成するために身につけました。大学の研究活動で培った技術や知識を活かし、多様な化合物を合成することで新薬創出に貢献したいと考えています。 続きを読む
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Q.
今、あなたが自分の課題と思っていることは何か。また、それをどのように克服しようとしているか (400字)
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A.
私は「1つの事に集中しすぎて、周りが見えなくなってしまうこと」が課題であると考えています。例えば、私が実験に集中しすぎるあまり、別の実験で用いた器具を共通実験台に置いたままにしてしまいました。このため、同じ実験室の先輩が実験するためのスペースがなくなってしまい、注意を受けたことがあります。この課題を克服するために、客観的な立場から物事を捉え、人を思いやることを心がけています。具体的には、研究室のメンバーが気持ちよく実験できるよう共通実験台を掃除したり、他の人が膨大な仕事量を抱えていたら積極的に手伝ったりしています。このように周囲の状況を把握し、気配りするよう意識してから人の気持ちを理解できるようになったと感じています。今後もこの心がけを継続し、チーム全員をまとめられる人間に成長したいです。 続きを読む
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Q.
これまでの研究室生活で責任を感じたのはどんな時ですか。また、責任を果たすためにどのような行動をとったか。(400字)
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A.
大学4年時の秋、指導教官から新入生の指導係を任命された際に、「先輩として後輩に正しいことを教える」責任を感じました。はじめは正しく教えているつもりでも後輩が実際に実験しても反応が進行しなかったり、収率が低かったりといった問題が多発していました。この問題を解決するために、私は後輩が実際に行っている実験手順を一から見直し、注意深く観察したところ、試薬を入れる順番や洗いこみがしっかりできていないといった問題点に気づきました。細部まで指導したところ、毎回高収率で望みの化合物を合成できるまでに成長させることができました。この経験から、細かいところまでしっかり指導することでこれからの研究室を担っていく後輩に「有機化学の実験の基礎」を教える責任を果たし、さらに次の代へと伝わっていくような指導ができたのではないかと考えています。 続きを読む
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Q.
どのような薬を世に送り出したいか。理由とともに(400字)
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A.
私はアンメットメディカルニーズの高い疾患を完治できるような薬を創出したいと考えています。このような考えを持つようになったのは、大学3年時に叔父を悪性リンパ腫で亡くしたことがきっかけです。有効な治療法が確立されていないにもかかわらず、最期まで必死に闘病する叔父の姿を目の当たりにし、胸が締め付けられるような思いでいっぱいでした。この経験から、アンメットメディカルニーズの高い疾患に罹る患者さんの思いを間近で感じ、病に苦しむ人を救える新薬の必要性を痛感しました。現在は、がんやアルツハイマー病といった比較的患者数の多い疾患から希少疾患まで、アンメットメディカルニーズの高い疾患はたくさんあり、それだけ苦しむ患者さんはいます。そのような患者さんに1日でも早く画期的な新薬をお届けしたいと考えています。 続きを読む