20卒 本選考ES
総合職
20卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
弊機構を志望する理由と、関心のある具体的な事業や業務について教えてください。
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A.
科学技術の価値を一般の人に広めたいという思いがあり,貴機構を志望しました.私は,大学,大学院で生物学の基礎研究を行ってきました.私のテーマは,一般の人には馴染みがなく,複雑な現象を取り扱っているため,身近な人に説明してもなかなか分かってもらえません.また,基礎研究のため,社会や企業に直接的に役立つわけではないため,理解を得にくいです.このことは,研究活動が技術発展の基礎となっていることや,研究活動そのものが人類の知識を広げるという文化的側面を持つという性質が一般の人にあまり認知されていない事を反映していると考えています.そのため,一般の人と科学技術をつなぐ仕事がしたいと考えるようになりました.技術の重要性はもちろん,基礎科学の重要性や誰も知らなかったことがわかるという基礎研究の面白さを世の中の人に伝えたいです.そのため,社会との共創の推進に関わる業務に関心があります. 続きを読む
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Q.
科学技術の進歩によって、私たちの生活環境は日々変化し続けています。「社会とともにある科学技術」のあるべき姿について、考えをお聞かせください。
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A.
科学技術は本来、私たちの生活を過ごしやすくしてくれたり、はやぶさ2のように人々の知的好奇心を満たしてくれたりと、生活を物質と心の両面から豊かにしてくれる存在だと考えています。一方で、科学技術は使い方を誤ると福島第一原発事故のように人々に巨大な不利益を与えるものとなりえます。科学技術が社会のためになり、負の側面を最小化するためには、3つの面から取り組むことが必要だと考えます。1つ目は、研究者が一般向けの科学技術を発信する機会を持ちやすいように大学などの機関がサポートすることです。2つ目は、科学技術を担う科学者が、科学に向き合う時と同様に誠実に事実を人々に知らせることです。3つ目は、人々が「なぜ?」を大切にし、批判的に科学技術をとらえることです。このように、専門家と非専門家が真摯に科学技術に向き合い、共によりよいものとしていくことが、「社会とともにある科学技術」のあるべき姿だと考えています。 続きを読む
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Q.
入職後の要配慮事項がありましたら教えてください。
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A.
社会との共創の推進に関わる業務に関心がありますが、この業務のみならず、様々な業務を経験することにより自身の能力を高め、科学技術の発展に貢献していきたいと考えています。 続きを読む