
23卒 本選考ES
技術系コース
-
Q.
あなたの研究テーマは何ですか。また、その研究テーマにどう取り組み、そこから何を得たのか教えてください。 ※その分野に詳しくない人でもわかる説明で教えてください。(400字内)
-
A.
私の研究テーマは「有機半導体を用いたデバイスでの電子やホールの流れ方の解明」です。有機デバイスは電子やホールが流れることで電流が流れ動作しますが、有機半導体中での電子やホールの詳細な伝導機構は未解明です。それを解明するためAFM(原子力間顕微鏡)を用い、分子レベルでの物質表面の物性情報の把握を試みております。AFMは用いるのに高度な技能・経験が要求される一方、自身は未経験であったため、マニュアルを読込み試行錯誤を重ねるも測定が行き詰まっていました。そこでメーカーや他研究グループと協議を重ね、失敗原因を伝え、改善案を導き出し実行しました。これを何度も繰返した結果、適切な測定が可能となりました。広く関係者の意見に傾聴し仮説立案・実行・検証を繰返すことで目的を達成し、自らの成長を実感できたことを通じ、頭の中だけで考えるのではなく、広く意見を聞きながら自身の考えを磨き上げていくことの重要性を学びました。 続きを読む
-
Q.
あなたがこれまでに直面した困難は何ですか。
-
A.
私が直面した困難は、所属する環境サークル開催のイベントで参加者の満足度が低かったことです。イベントは低学年の子供に環境問題を知ってもらう目的で一回完結での開催をしました。しかし、イベント後のアンケートにおいて子供達から内容が難しいという意見が寄せられました。これを改善すべくメンバーに呼びかけ振返りの会議を開きました。自らの考えを皆に問いかけ協議を重ねた結果、子供の視点が欠けていたこと、子供との距離が遠かったこと、の2点に問題が集約されました。そこで一回完結からシリーズ化を提案し子供との距離を縮め、一人一人の子供の様子を共有することで改善点が明確になり、回を重ねる毎に質の高いイベントになると考えました。これを実行したところ満足度が大きく向上し、大変喜んでもらうことができました。この経験を通じ、各立場で物事を見る目線、全体を俯瞰する目線、仲間と目的達成することの大切さを学びました。 続きを読む
-
Q.
3, 上記設問1,2の経験から見出した、あなたの就職活動の軸を教えてください。 (400字以内)
-
A.
就職活動の軸は2点あり、1点目は「様々な専門性を持った方と協力して仕事ができる環境」です。私自身、様々な専門性を持った方々の意見に触れて視野が広がり、知見を蓄積することで自らの成長を実感できたためです。貴社では様々な専門技術、知識の結晶である複合機を製造されていること、更に貴社のセミナーでお聞きした「10%チャレンジ制度」では多くの専門の方の協力を得て新規事業の実現に繋がった、とのことから、専門性の更なる深化や視野の拡大を通じ自身が大きく成長できるものと考えます。2点目は「お客様の反応を直接感じられる環境」です。これは環境サークルのイベント開催で参加者の反応を直接把握することで、改善・向上を繰返し喜んでもらえたことを通じ大きな達成感を感じたためです。貴社はお客様に製品を提供、直接反応を聞き、更なるニーズの探索から製品の改善・開発ができる環境にあると考えます。以上より貴社を志望しています。 続きを読む
-
Q.
入社してから実現したいことと、その理由を教えてください。(最も取り組みたい技術分野/業務において)(400字以内)
-
A.
私が実現したいことは2つあり、1つ目は次世代の材料を開発することです。大学では化学材料は可能性の幅が広く、付加価値を加えることで性能が向上し続けていることを学びました。そして化学材料が優れたものになるとそれだけ製品の性能、使いやすさの向上の可能性を秘めていると思います。具体的にはインクやトナーの改良による印刷が難しい材質への良質なプリンティングや仕事の効率化が考えられる3Dプリンターの材料開発といった人や社会の働き方の向上に繋がることをしたいです。2つ目は材料開発のみならずハードウェア開発にも携わり技術者としての専門性の幅を広げることです。これは1つ目のことを実現させるためには材料以外の専門にも精通していれば実用化までの検討がしやすくなると考えているためです。また専門性、人とのつながりの幅を広げることでこれからの不確実な社会において、新規事業のアイデアの種を見つける機会が増えると思います。 続きを読む