21卒 本選考ES
総合職(技術系)
21卒 | 九州大学大学院 | 男性
-
Q.
現在の研究テーマの概要を入力してください。(600文字以内) 学会発表などのレジュメを作成する要領で以下2点が分かるように作成ください。 ・テーマの位置づけ(どのような科学技術の発展に必要な研究なのか、 どのようなビジネスを立ち上げる上で重要な研究なのか、等) ・新規性、独自性、独創性
-
A.
近年、従来の通信技術の問題点を解決する方法として、量子通信技術が注目を集めています。ここでは、光の量子である光子を一つだけ取り出した単一光子発光が主に用いられており、量子情報を遠方まで伝達することが可能となります。 次世代の炭素ナノ材料であるカーボンナノチューブ(CNT)は、通信波長領域にあたる近赤外領域において室温でも安定した発光を示すことから、単一光子発生源としての応用が期待されています。近年、CNT表面に様々な分子を修飾すると、分子構造に応じてCNTの発光波長が変化することが報告されました。私達の研究グループでは、CNTに修飾する分子をデザインすることにより、CNTを機能化させる研究を行っております。 私は、光に応答してCNTの近赤外発光波長を変調させることができれば、CNTに光応答性という新たな機能を付与できるのではないかと考えました。そこで、光によって二つの異なる分子構造が可逆的に変化する分子である、フォトクロミック分子をCNT表面に化学修飾する戦略を考案し、実験を行いました。 その結果、紫外光と可視光に応答して分子構造が可逆的に変化し、CNTの発光波長がスイッチングする現象が観測されました。この現象を用いると、二つの異なる量子情報を光によって切り替えることができると考えられます。今後は他大学との共同研究により、この現象を用いた量子通信技術への応用を目指します。 続きを読む
-
Q.
学生生活の中で力を入れてきたことをご記入ください。(400文字以内) ※大学生活に限りません。
-
A.
私は専門分野に限らず、「幅広い分野の研究を勉強すること」に取り組みました。その一環として私は、他分野の最新の論文をもとに総説を作製してプレゼンテーションを行う、というイベントへ参加しました。自身の専門分野外である「高屈折率ポリマーの開発」というテーマを設定し、50本以上の論文を読み込み、総説作製に取り組みました。この中で私は、ポリマーの長所と短所を網羅的に探索し、かつ表や図を巧みに駆使することで、効率的にポリマーの物性を理解することができました。さらに発表では、ポリマーの屈折率を向上させるための方法論も提案し、先生方から高い評価を得ました。結果として、学年の中から7人しか選ばれない努力賞を受賞することができました。この経験を通じて私は、文献調査力と情報集約力を身に付けたと実感しています。今後の研究活動では、この経験を発揮し、自身の研究との融合により新しい研究テーマを創出します。 続きを読む
-
Q.
自己PRをご記入ください。(300文字以内)
-
A.
私は「チャレンジ精神」がとても高い人間です。私は高校までバスケットボールをしていましたが、ゼロから新しいことにチャレンジしてみたいと思い、ハンドボール部に入部しました。チームで唯一の初心者だった私は、上手な人のプレーを見て真似ることを繰り返すことでプレーの基礎を身に着けました。さらに、バスケットボールで培ったフットワーク力を活かして、わずか数か月でレギュラーを獲得し、試合で活躍できるようになりました。そして、わずか1年間でチームが3部から1部に昇格した原動力となりました。このチャレンジ精神を活かして、貴社では様々な事業にチャレンジをし、社会に役立つ新技術を開拓したいと考えています。 続きを読む