【中小企業を救う銀行の挑戦】【21卒】三菱ＵＦＪ銀行の夏インターン体験記（文系/法人営業コース）No.8031（京都大学/男性）（2020/1/31公開）

金融に幅広く興味をもっていたことと、メガバンクと言われる三菱UFJ銀行ではどんな人が働いていて何をしているのかを知りたいと考えたため応募した。友達や先輩の多くも受けていたし、自分も受けてみようと感じた。

面接があるので、自己分析を再度徹底して行うこと、そしてなぜ銀行に興味をもったのかについて考えを深めた。

倒産しかけの中小企業を救え

1日目にやったこと

まずインターンシップの本題に入る前に、軽い財務諸表の特性や読み方などの講義があった。ただそのあとに本当に必要に駆られる場面はなく、あくまで簡単な予備知識程度のみの講義である。

2日目にやったこと

インターンシップの本題である、中小企業の再建のために銀行が何ができるのかというワークに取り組む。実際にその会社の社長役を行員が担当してくれ、そこから考えを聞きだすなどした。

3日目にやったこと

大体の情報集め、そして発表の方針は決まっているので、発表に向けてホワイトボードに整理したり、発表内容の分担などを行った。その後懇親会があり、行員と話す機会が与えられた。

人事部

なし

社長も人であり、行員としてというよりも一人の人として向き合い続ければ、心を開いてくれるものだという言葉を頂いたこと。結局行員が出向くときというのは、企業が良いときよりも悪いときのほうが多く、そこで一番苦しんでいるのは社長である。そこでいかに寄り添って信頼関係を築けるかということが大事なのだと学んだ。

会社や銀行のため理論的にすべきことと、会社というのはただのモノではなく人を雇った生命体であり、冷酷なことはしきれないというジレンマに挟まれ身動きが取れなくなることが最も大変だった。提案しても企業の社長さんからそれはできないと否定され、新たな案がないか悩んでの繰り返しだった。

行員の多様な活躍の仕方を学ぶことができてよかった。元々、行員といえば銀行の窓口で働いているのだろうかくらいにしか考えたことがなかったが、法人営業という業務があり、その中で若手のころから企業のトップと関わり、そして寄り添い二人三脚で業務をしていくことには感心した。

特になし。自分も事前知識は何一つなかったが、その中で社員さんに質問したりしながらワークを進められた。

多くのインターンでは何か作業する際にデータを既知のものとして与えられていることが多いが、このインターンシップでは情報を獲得するとこらから始まり、しかもその情報の入手の仕方が、社長から引き出すところなど現実に近い体験ができた。この点から自分がどう働くか想像しやすかった。

単純に自分の志望度が上がらなかったためこの志望度の状態で受けても内定がでるとは考えにくいため。働かれている行員の方々は気さくでとてもいい方が多かったが、業務内容に興味を持てなかった。理由は単純で、銀行は基本的に悪くなった状況の会社にお金を返済してもらいにくというマイナスな状態からスタートするからである。

働かれている行員の方々は気さくでとてもいい方が多かったが、業務内容に興味を持てなかった。理由は単純で、銀行は基本的に悪くなった状況の会社にお金を返済してもらいにくというマイナスな状態からスタートするからである。悪い状態の会社に乗り込んでいくというのは嫌われている状態からスタートするということをわかっておいた方がいいかも。

インターンシップ参加者限定イベントが非常に多く、また早期の段階から志望度が高い学生にメンターを付けるなど囲い込むような姿勢を感じられたため。実際に早い人だと年内に内定をほのめかされたという話も聞く。

自分は資産運用業に興味があったため、信託銀行や資産運用会社、そして銀行のディーラーなどを志望していた。その中でもやはり自分が直接的に運用にかかわり、人々の幸福に貢献できるような仕事につけたらと考えていたので、職種としてはファンドマネージャーなども考えていた。とにかく資産残高が大きく、自分も責任をもってやりがいが大きいところで働きたいと思っていた。

銀行を本選考の際に受けるのはやめておこうと思うようになった。理由は自分の希望していたディーラー職に就ける可能性が非常に低いということ。そして、新卒では必ずつけないこと。また配属されたとしてもまた異動をする可能性もあるということからだ。相場に興味を持っていて運用をしたいと考える学生は、銀行ではなく素直に資産運用会社などを受けることをおすすめする。