【熱意溢れる若者の挑戦】【22卒】サイバーエージェントの冬インターン体験記（文系/DRAFT ビジネスコース）No.15358（上智大学/男性）（2021/6/16公開）

広告会社を志望する上で、デジタル広告の扱いを主とするインターンを経験しておこうと思った。その中で、インターネット広告を軸の一つとしておいているサイバーエージェントのインターンを見つけたため、経験として応募した。

簡単なES（アンケート込み）→GD→トライアウト→面接を経て1stインターンシップに参加できた。企業研究はさほどしていなかったが、トライアウトはサイバー独特の試験であるため、インターネットで事前に情報を得ようとした。（結局あまり見つからない）GDは普通に話せば通る程度のレベル。トライアウトは瞬発力と熱意と実現性を見せるように努力した。

やはりベンチャーの性格を持つ会社であり、明るいイメージもあるため、「熱意のある若者」「明るく元気な若者」「”使いやすそうな”若者」というタイプの人が残っていったように感じる。

採用補法の立案をするグループワーク

当日より前に、課題をもらって取り組み提出、それについてフィードバックをもらいプレゼンをするなどのアクティビティがあった。そして数日前にお題発表があり、グループで取り組む。中間発表で受けたフィードバックをもとに改善し、最後にもう一度発表。

サイバーエージェントがどんな雰囲気の中、どのように仕事を行うか。

CAの2025年の新卒採用を考える

1日目にやったこと

メンバーは事前に繋げられ、お題も知った上で既に話し合いもして1stインターンに臨んでいるため、当日はただの発表会みたいなところは否めない。実際用意されている時間は短いため、事前にどれだけ寝ずに準備していたかが勝負を分けると感じた。とにかく当日は、それまで話し合っていたことをまとめ、発表、もらったフィードバックをもとに改善して発表、という流れだった。

若めの社員

1stインターンで優秀だと、2ndインターンに参加できる

グループに一人メンターがつく。話し合いにあまり口出しはしないが、困った時に助け舟を出してくれる。発表の時は年次が少し上の方に質問等をもらうが、なかなか厳しい雰囲気で、圧迫気味に詰めてくるので少し怖さを感じた。

当日は審査員が厳しく圧迫気味だったため、それに負けないようにすること、短い時間の中でまとめ上げることが大変だったが、それよりも当日以前に徹夜で準備したりする作業の方が大変だった。メンバー分けされ、繋げられ、お題発表も前もってある点、当日は時間があまりない点から、それまでの３日間で準備することを求められていると思うので、そこを見せるためグループで頑張った。

グループの人以外関わりはない。ただ、インターン以前から協力して、徹夜したりしつつ準備する必要があったため、グループ仲は深まった。

実際インターンから学べるスキルなどはない。ただ、サイバーエージェントがどんな雰囲気の中、どんなふうにアイデアを活性化させていくのかを見ることはできるし。それが一番大きな収穫だった。社員も、このインターンでの働き方が、かなり実務に近い方法で行われていると話していたため、自分がこの会社に合うかどうかを見極めるためにも重要な機会になると思う。

プレゼンテーションのパワーポイントの作り方や、基本的なプレゼンの仕方等を身につけておくだけで良いと思う。お題が出てから、自分たちのアイデアを補足するためのデータ収集などに時間がかかる。

社員から話があったように、このインターンは「実務に近い」らしい。どんな雰囲気で、どんな社員がいて、そのくらいのスピードを持って、どんなやりとりのもとアイデアを生むのかが感じられると思う。サイバーのやり方を良いと感じる人もいれば、合わないと感じる人もいる。

アイデアを多く出すことができ、いい雰囲気にしながら真摯にフィードバックに対応できたことが評価され、審査員やメンターからよく褒めてもらった。新しいものが好きだったり、変化に強いような人材が求められていると思うので、その点もマッチしていたため、ずいぶん贔屓にしてもらった。

働き方と雰囲気が自分には少し合わないかと感じたから。インターン前から拘束が多い点、「やれ」とは言わないが結局やらないといけないためサービスでの働きが多くなる点等、働いてからも付き纏ってくるであろう暗い部分が見えたような気がした。ただ、熱意を持って若さのある社員がガシガシ仕事をしていく様子は勉強になる。

このインターンに参加すると、次ステップの2ndインターンに招待されようがされまいが、本選考を5次選考の面接から参加させてもらえる。インターンに参加するまでも大変だが、学びながら５次選考までスキップできるのはいいチャンスだと思う。

広告志望だったが、IT全般に興味を持つようになり、志望する領域は広がった。また、ベンチャー企業に対して漠然としたイメージしか持っていなかったが、若さと熱意のある社員がスピードを持って働いている様子に、ベンチャーで働くのもありだなと感じさせてもらった。自分にとって初めてのインターンだったということもあり、初めて「大人」の世界に触れられたことで、視野が広がるような気持ちがした。

サイバーエージェントというと、あまりいいイメージを連想させないような噂等も多いが、実際に身をおくと、社員さんのレベルはそこまで低くなく、熱意と誇りを持って仕事をしている方も多く、勉強させてもらう部分もあった。それまでのいわゆる「ITベンチャー」というイメージは消え、思ったよりレベルの高い、しっかりした会社なんだと感じた。