
23卒 本選考ES
コンサルタント
-
Q.
研究・ゼミ内容をお聞かせください。 ※研究・ゼミ内容が決まっていない場合は、現時点で想定している内容をお聞かせください。 1000文字以下
-
A.
専門は大気環境化学です。光化学スモッグの原因となるオゾンなどの光化学オキシダントの生成機構解明に関する研究を行っています。光化学オキシダントは、工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や、揮発性有機化合物を前駆物質として、太陽光下で光化学反応を起こすことで生成されます。しかし、その生成メカニズムは未解明の部分が多いです。特に近年の観測によると、日本において光化学スモッグ問題が生じた1970年代以来、前駆物質の排出削減努力が務められ、大気中濃度は改善してきた一方で、光化学オキシダントの大気中濃度はむしろ増加しています。そのため大気汚染問題解決のために、その生成メカニズムを解明することは重要な課題となっています。そこで、私は光化学反応のシミュレーション装置を用いて、オゾンを人工的に生成する実験を行っています。そして前駆物質と生成オゾンの詳細な関係性の解明を目指しています。 本研究では特に実験の施行数とデータの信頼性の向上に注力しました。オゾン生成実験の装置は大がかりなもので、実験時間も8時間以上かかります。そこで課題となるのはデータの再現性です。なぜなら、オゾンの前駆物質のガスを装置に導入する際に、その濃度を真空状態で圧力計を見ながら手動で計量する必要があるからです。そのため精密な計量が難しく、また温度変化の影響も受けるので、同じ実験条件でもデータに誤差が生じます。その誤差を極力減らすため、私はその装置がある国立環境研究所で3か月間インターン研修として在籍し、複数回の実験を行いました。そしてさらにモデル計算との比較も行うことで、データの信頼性の向上に努めました。 私の研究結果は、光化学オキシダントの戦略的削減のための知見として役立ちます。光化学オキシダントの生成量は前駆物質の濃度比率に依存するため、都市部、郊外、地方などそれぞれの場所の環境条件によって異なります。そのため光化学スモッグが発生した際、その場所の濃度状況に応じた戦略的対応が必要となります。今後はそのための測定器の高精度化と小型化が中長期的な目標として計画されており、私の研究結果はその測定装置の開発のためのデータとして役立つものになります。 続きを読む
-
Q.
志望動機、入社後に関わってみたい業務、キャリアアップイメージなどをお答えください。 300文字以下
-
A.
志望動機は2つあります。1つは環境問題を分野を通じて社会貢献をしたいからです。環境問題は世界共通のテーマであるため、政策主導の課題解決されることが多いです。そのため官民問わず幅広くソリューションを提供している貴社に興味が湧きました。2つ目の理由は自分の専門性を獲得できるからです。業務を通じて個々が自分の専門性を選択・追求できる点に魅力を感じました。入社後は、私は気候変動に関心があるため、地球温暖化・低炭素社会関連の業務に携わりたいです。そして、私の科学的知見や留学経験などを活かしつつ、分野の第一人者として官民、国内外問わず環境問題解決に貢献できるようなキャリアを目指したいです。 続きを読む
-
Q.
自己PRをお答えください。 300文字以下
-
A.
私は目標達成力やそのための計画的な努力を重ねる力があります。私は大学入学時に、英語力を向上させ、長期の交換留学に参加することを目標に立てました。当時の私は海外経験が皆無で、英語は全く話せませんでした。そのため、スピーキング力の向上を主軸に置きながら大学生活を送りました。活動の1つとしてはESSに所属し、ディベート活動を行いました。その結果、複数の大会で入賞や優勝を経験できました。他にも、英語力が伸ばせるような機会には積極的に飛び込んで行った結果、3年生の時に最終的に1年間のオランダへ交換留学に参加することができ、また最終的にはTOEFLも103点を取得できました。そして目標を達成できました。 続きを読む