【未来を拓く挑戦者】【20卒】三菱重工業の夏インターン体験記（理系/技術職）No.4432（奈良先端科学技術大学院大学大学院/男性）（2019/3/13公開）

私は将来，世界中の人々の生活に役に立ち，世界規模で働きたいと考えています．貴社は700以上もの製品を世界中に広め，今も現状に満足することなく，世界を見据えた高い目標を掲げ，開発に取り組んでいることから，貴社で働く方々と直接関わり，レベルの高い環境で重工メーカーの業務に触れることで，将来の夢に繋がると思い，応募致しました．現在，AIやIoTのような最先端のテクノロジーが台頭し，社会が急激に変化し続ける中，日本のあらゆる事業を支えてきた歴史ある重工業が，最先端のテクノロジーを駆使して，どのように世界に事業を展開していくかに興味を持つようになりました．大学院では情報工学を学んでいますが，実際の重工業についての知識は本やインターネットで得られる情報の範囲であるため，国内トップクラスの規模を誇り，世界中に事業を展開している貴社の現場を肌身で感じ， 技術者になるための第一歩にしたいと考えています．

ESの質問内容と文字数が多かっため，念入りにこれまでの経験談や自分がなりたい将来像を考えた．また，自分を１から見つめ直し，どういう職種に向いているか，また，その職種について詳しく調べたり，身近な人に聞いた．今回は，機械学習を用いた異常検知をするテーマであったため，その分野は一通り勉強した．

ヘリコプターの異常検知方法を提案

1週目にやったこと

1日目は，顔合わせと，これからの流れの説明を主に行った．２日目は，工場見学をし，ロケットやヘリコプター，戦闘機の製造現場を見させてもらった．その後は，自分がお世話になった部署の紹介や職場の雰囲気を味わった．また，実際の現場を回って，状況を明確にし，課題に取り掛かった．

2週目にやったこと

センサーから得た実際のデータを用いて，MT法を用いて速く異常を発見する方法を開発した．pythonを用いてコードを書き，実装した．最後の二日間は，プレゼン資料の作成を中心に発表練習を行った．発表を終えた後，質問やコメントを頂いた．最後に懇親会があり，二週間を振り返って終了した．

それぞれの部の社員全員

なし

あなたはメーカーではなく，ベンチャー企業で働くべきであるとアドバイス頂いた．また，人前で話したりするのが得意だったので，最後のプレゼン発表は褒められたのが印象的である．

10日間の予定が台風の影響で1日減ってしまったことで1日分を取り返そうとしたことが大変だった．その影響もあり，10日間という決められた期間の中で成し遂げようとしていたことが完璧にはいかなかったことが心残りな点である．しかし，一方で，1日減ってもそれに影響されず仕事をこなす社員の方々をみて，「さすがだな」と感じ，自分もそんな大人になりたいと普通のインターンでは感じれない経験もできてよかったと思っている．

大きく分けて２つのことを学ばせて頂いた．１つ目は，学校と会社の違いである．勤務時間内に効率良く仕事をこなす力が必要であること，スケール（社員数，建物の大きさ，仕事の量・質）の大きさが私が今までで過ごした環境の中で一番大きかったことが印象的である．また，大学の研究は自分と教授などの少人数でできても，仕事は多くの人々が関わり合って成り立っているため，一人ではできないと痛感した．２つ目は，二週間という決められた期間の中で，結果を出さなければならないというプレッシャーと，一方で，その中で自分なりに工夫して効率よくタスクをこなすことの充実感を体感した．働くとはこういうものなんだと少しではあるが感じることができ，今回のインターンシップに参加して本当によかった．

心の準備が一番大事だと思った．実際に働く環境をいくら調べても実際は大きく違ったので，そこで何を学びたいのか，どう成長したいのか，マインド的なことをもっと準備していれば，もっと良いインターンシップになったと思う．

企業の方々からあなたはメーカーではなく，ベンチャー企業で働くべきだと言われて，ここで働くことはないなと思った．しかし，インターンシップを通じて得るものはたくさんあり，参加してよかったと思った．また，メーカーの働く環境を知れたことでこれからベンチャー企業で働いている自分を想像できるようになった．

あなたは企業の方々からあなたはメーカーではなく，ベンチャー企業で働くべきだと言われたから．また，自分自身も働く気がないので，内定は出ないと思ったから．また，働いている人は，旧帝大出身の方々が多く，自分はそれほど有名ではない大学出身であるので難しいと感じた．さらに，多くの方は，推薦などで来ているが，私の大学は推薦がないので厳しい．

自分はベンチャー企業で働くことに方向転換したため，メーカーでは働かないと決めたため，志望度は下がった．また，社員の方々は，朝の出勤が早すぎて，帰りが遅かったので，勤務時間がすごく長いのではないかと感じたから．さらに，PCのスペックもwindows７と非常に古いものを使っており，開発するには良い環境とは言えなかったから．

実際に，二週間働くことで，本選考を受ける上での話題は豊富になるので，有利にはなると思う．ただ，人それぞれ感じ方やインターンシップの利用方法は様々であるので，インターンシップに参加するだけではなく，そこで何を学んだかが大切になってくると感じた．

ITベンチャー企業と大手メーカーにどちらに行くか迷っていた．大手メーカーでは，重工業や車製造メーカーを中心に志望度が高かった．その中でも，材料系に興味があったので，ボディを作る仕事に携わりたいなと思っていた．ITベンチャー企業は，データサイエンティストや機械学習エンジニアとしてのキャリアパスが歩めそうな企業の志望度が比較的高かった．

ITベンチャー企業一筋になった．理由としては，社員の方々にあなたは企業の方々からあなたはメーカーではなく，ベンチャー企業で働くべきだと言われたこともあり，自分はベンチャー企業に向いていると実感したからである．したがって，私は，現在もデータサイエンティストとして働くことができる企業に内定をもらっている．