【未知なる商社の挑戦】【19卒】三井物産の冬インターン体験記（文系/総合職）No.2909（慶應義塾大学/男性）（2018/4/11公開）

社会的な影響力が大きく、様々なビジネスに携わりたいという軸を持った中で、総合商社を志望していたため。また規模やビジネスの抽象性から、具体的なキャリアプランが業界研究では見えなかったのでインターンを通して知りたいと思ったため。

グループディスカッションか個人面接かが日によって変わると言われていたので面接用の対策はした。志望理由と覚醒時代に頑張ったこと、インターンを通して何を得たいかなど、基本的な質問は答えを用意した。しかしながらグループディスカッションだったので特に意味がなかった。

三井物産とはなにか？

1日目にやったこと

午前中は社員の経歴紹介と三井物産の歴史や人材についての説明がなされた。昼からは三井物産とは何か？というテーマについて予め割り振られたグループで次の日の発表に向けたワークが主な内容。各グループに一人、社員がメンターとしてつき、逐次アドバイスを貰いつつ進めた。合間に、ある商材を卸売り先の企業と交渉しながら自社に有利な条件で販売するトレーディングの擬似体験のゲームが行われた。夜は座談会が行われ、１０名ほどのメンター社員とローテーション方式で日々の業務について知る機会があった。

2日目にやったこと

引き続き、発表に向けたグループワークが行われた。昼からは全グループの前で各グループのプレゼンが行われ、最終的にすべての順位が発表された。軽いフィードバック付き。プレゼン後は懇親会が研修施設内で行われた。

3日目にやったこと

１か月後に行われ、インターンを通しての気づきや各々が仕事に求める価値観などを深堀り、また三井物産のトレーディングに関する実話を基にしたケースワークが行われた。ケースワークは実際に困難に直面した時にどう乗り越えるかをグループで議論し、実際に社員が採った行動を参照しながら商社の仕事の醍醐味や厳しさを学ぶといった内容。夜は２日間のインターンに参加した社員も参加しての懇親会が開かれた。

現場の営業社員、人事部社員

なし

「社員がワークを行ったら、この論点になる」という評価を貰えたことは印象的だった。学生の立場で、がむしゃらに議論を重ねて一つの形にした結果が社員と同じ考え方だったということは直に嬉しかったと同時に社員でも日々泥臭く議論を重ねている一端を垣間見れたと感じた。

テーマが抽象的且つ時間が全く無かったので議論の方向性や情報の取捨選択に大きな苦労を要した。全員が自分たちの意見を持っており、誰かの主張に対して誰かが意見を言う繰り返しが続き、何を議論すべきかが途中で分からなくなることが多々あった。またプレゼンに向けた練習に時間も必要なのでタイムマネジメントがとても大変だった。

ビジネスの規模や事業領域が幅広い商社の具体的な業務や社員が何を考えて行動しているのかを知ることはなかなか難しいが、インターンを通してそうした生の情報に触れることができた点で参加した意義があった。また同じ志を持った優秀な学生と出会えたことも大きな意義があり、他商社の情報交換などができた。

準備すべきだと思うことは特になかった。むしろ真っ新な状態で参加することが一番の成長につながると思う。

インターン中は常に誰かしら社員の方がついてくれ、また座談会の時間も多くたられていたため商社で働く人々と多く交流できたので創造できた。また具体的にキャリアプランやプライベートも丁寧に教えてくれたので、ロールモデルになりうる社員の方も多くいたため。

参加することで内定に繋がるとは感じなかった。というのも、全国で開かれており、関東だけでも３つタームがあった。純粋に内定の数と参加者の数のバランスから見ても参加するだけでは内定は貰えないと思う。なので内定を貰うためにはグループワークで周囲を引っ張ったり、その他で目に付くようなことをしなければならないと感じた。

十人十色という言葉が他の総合商社の中で一番しっくりくるほど、多種多様で個性溢れる社員が多かった。そのためビジネスはもちろんのこと、会社内においても日々新しい価値観に触れることができ、純粋に飽きない環境があると感じたので、志望度は大きく上がった。

有利にはなると感じる。実際に自分に何かあったというわけではないが、三井物産のインターンに参加した先輩の話を聞くと少数ではあるが、声が掛かったとの話も聞いているため。

参加前の志望業界は、総合商社や海運、プラントなど幅広く見ていた。自身の軸として社会的な影響力大きく、多くの人と協働できることが条件としてあったが、それだけでは絞ることもできなかったので実際に働く人とのフィーリングを重視して企業を絞るプロセスを通していた。あとは学生時代の貴重な時間などのリソースを割いてインターンに参加したので、インターンに参加した企業は軸に関係なく志望し、受ける予定であった。

総合商社というフィールドで活躍したいという想いがより強くなった。一般的に仕事は所属している企業の持つ技術や情報を使ってビジネスを行うので、社会に対する関わり方が一方的な仕事が多いと感じる。しかし総合商社はビジネスの手法や扱うモノも多岐に渡り、社会に対する関わり方が無限にあると感じた。日々新たな発見があり続けるという意味で、他の業界よりも楽しく仕事ができると考えて総合商社を中心に就職活動を行うようになった。