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【未来を切り拓く挑戦】【17卒】トヨタ自動車の夏インターン体験記(技術系コース)No.454(早稲田大学大学院/男性)(2017/12/14公開)
トヨタ自動車株式会社のインターンに参加した理由や選考フロー、実施期間、当日の形式や具体的な内容、インターン参加後の感想など、体験記の詳細を公開しています。ぜひ、先輩の回答をインターン対策に役立ててください。
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2017卒 トヨタ自動車のレポート
公開日:2017年12月14日
インターン概要
- 卒業年度
-
- 2017卒
- 実施年月
-
- 2015年8月
- コース
-
- 技術系コース
- 期間
-
- 15日以上
投稿者
インターンシップ参加前
このインターンに興味をもったきっかけ・参加した理由・選んだ基準を本音ベースで教えてください。
日本で業界トップの成績を持つメーカーが、どのような雰囲気や意識、環境でモノづくりに取り組んでいるかを確認したかったため。また就職先として第1希望ではあったが、入社して自身が成長していける環境があるかどうか、今後勝ち残っていける会社かどうかを細かく見極めたかった。
このインターンの選考に受かるために行った対策・準備・勉強したこと・調べたことを教えてください。
インターネットやトヨタ自動車関連の書籍などを見て、どんな人材が求められているのか、会社が目指す理想の確認・整理を行った。
選考フロー
筆記試験 → 最終面接
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2015年06月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
筆記試験の内容・科目
テストセンターで言語・非言語を受験。問題は難しくなく、一般的Webテスト形式のもの。
筆記試験対策で行ったこと
SPI問題集を1周解き、苦手な部分のみ練習をした。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2015年07月
- 形式
- 学生5 面接官2
- 面接時間
- 120分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
まずESで聞かれた2つの質問について1つずつ1分程度に手短にまとめて話すことを求められる。その後、その内容について疑問に思ったことや経験から得たこと、直面した課題とその対処などについて聞き込まれる。雰囲気は楽しく話をする程度に面接官が雰囲気を作ってくれ、終始和やかに進められる。ただ辻褄が合わなかったり質問の意図が読めていない回答をすると、そういうことではなくて、と再度聞かれる。
面接で聞かれた質問と回答
自身の研究内容について教えて下さい
新規がん治療法として期待される磁気ハイパーサーミアに関する研究を進めています。既存の手法では治療の副作用に伴うリスクや治療の低効果が課題ですが、本手法では磁場下でのナノ粒子の発熱による腫瘍のみの損傷により、低リスク・高効果の両立を達成します。私は本手法に関し、現状の強い磁場条件や粒子投与量過多の改善によるさらなる低リスク化へ向け、粒子の元素構成からより発熱効率の高い粒子の設計・評価を行っています。
学生時代に頑張ったこととその内容を教えて下さい
小・中学生を対象とした陸上競技指導に熱心に取り組みました。その活動において、陸上競技では正しい走り方の習得が記録向上に重要であるのに、小・中学生では走り方の理論的な理解や練習への集中が維持出来ない点が課題でした。そこで私は、指導法を学ぶため五輪選手が指導を行うクラブのインターンシップに参加しました。そこでは同様に小学生が対象でしたが、球技や縄跳びを取り入れた、楽しく集中しながら自然に正しい走り方を習得出来る工夫がされていました。また指導について「理論の理解よりもどんな動きを目指すかを大まかにでも伝える事が重要」とアドバイスを受け、これを自身の指導に活かしました。実際には(1)様々な運動を通した走り方の自然な改善、(2)走り方のビデオ確認を通し、どこの動きをどう変えていくのかの具体的な説明、を行いました。その結果、生徒が以前より効率よく正しい走り方を習得し、記録を向上する様子が見られました。
逆質問の時間
- はい
- いいえ
逆質問の内容と、面接官の回答を教えてください。
「企業側からの視点における、他の自動車会社と比較した場合のトヨタ自動車の優れている点はどこか?」に対し、「会社が大きいこともあり様々な研究開発を同時に行うことが出来、素早いニーズ対応が可能な点」との回答。
インターンシップの形式と概要
- 開催場所
- 愛知本社
- 参加人数
- 250人
- 参加学生の大学
- 東大、東工大、早慶上智、名古屋大、名工大など上位校がほとんど。
- 参加学生の特徴
- 自動車に対する知識が必ずしもあるわけではないが、会話が巧く、知らない人でもすぐに打ち解けられ建設的な議論ができる学生が多かった。
- 報酬
- なし
インターンシップの内容
テーマ・課題
中国での排気ガス規制強化に対し、より排気ガスの少ないバルブスプリング(エンジン部品)仕様を探索せよ。
1週目にやったこと
全体研修を通してトヨタ自動車の企業理念や業務におけるキーワードの説明、どんな社員を目指していくべきかの理解を3日間程度かけてゆっくり行う。その後はそれぞれ各自の部署に配属し、PCの危機設定、本社内施設の見学、取り組むテーマに関する知識の習得を2~3日程度かけて行った。
2週目にやったこと
1~2日目は施設内の見学をより詳細に行った。また3日目以降から空き時間が増えたため社内での不具合調査や所属グループのミーティングに帯同させていただき、実験以外の実際の業務や資料作成・報告の形式について学んだ。2週目が終わる頃にやっと実験を開始し、測定データの取得とデータ整理を指導を受けながら行った。
3週目にやったこと
前の週に得たデータに基づいて考察を行い、その結果が思わしくなかったため上司とのミーティング、対策案の考案を担当上司だけでなくグループの様々な社員を含めて行った。その対策を実行し、再度実験を行い、またデータ整理・考察を繰り返した。その結果について、最終週に行う室長前報告に用いる資料の作成を始める。
4週目にやったこと
考察の徹底、報告資料の詰め、発表のリハーサルを行った。最終日から5日ほど前に室長前報告があり、ここでは研究テーマについてかなり深く突っ込まれる。学生相手だから優しく、といった雰囲気はなく、かなり実践的なミーティングとなった。その次の日以降はまた全体研修があり、良い車とは?についてのグループディスカッション、7~8人グループでのインターンシップ振り返り、それぞれのテーマの簡易な発表があった。
発表会はありましたか?
- はい
- いいえ
審査員の肩書き
グループの室長(部長クラス)
優勝特典
なし
インターンシップを通して印象的なフィードバックは何ですか?
とにかく資料はわかりやすく、必要なことがひと目で分かるように、きちんと伝えるべきことが不足せず載せられているよう作成しなければ良いビジネスはやっていけないとのアドバイスを頂いた。学生のうちからしっかり意識して、早いうちに身につけておくことで出世に繋がるよ、と言われた。他のフィードバックとしては、常にお客様が求めている商品を想像して行動すること、それに迅速に対応することがメーカーで勤務することが重要と言っていた。
苦しい・大変だと思った瞬間は何ですか?
特に苦しいと感じたことはなかったが、自動車の知識がもっとあったらよりいろいろな意見が提案でき議論が深められたかもしれないと感じた。またインターンシップで出来た友人や先輩社員と遊びに行くことが多く、割と費用がかかった。
インターンシップを終えて
インターンシップで学んだこと
トヨタ自動車ということもありかなり厳しく指導されるのかと思っていたが、自分の意見をしっかり取り入れながら基本的に学生側の提案やペースで自由に取り組めるような環境があり、やりたいと考えたことを最大限させてくれるインターンシップだった。効率を最大化するためには課題の明確化、それに対する理論の設定の徹底、迅速な実験と考察、を繰り返すことが必要と学んだ。そしてそこがトヨタの強みだと感じた。
参加前に準備しておくべきだったこと
自動車に関する知識、トヨタ自動車がどのような車種を展開してそれぞれがどういった層をターゲットとしているかを知ること。ただそれも参加にあたって必須などではなかった。
参加してみて企業で働いている自分を想像できましたか?
- はい
- いいえ
自信ならこういうふうに取り組むな、といったイメージと参加して経験した行動がほとんど一致していた。また自由に行動をさせてもらえたので、ミーティングを上司に直接お願いできたり、実験やその条件改善をを主体的に行うことが出来たのでイメージがつかみやすかった。
本選考で内定が出ると思いましたか?
- はい
- いいえ
集合研修では求める人材についてかなり強く力説されるため、面接でどういった回答をすると良いのかがなんとなく理解できた。また自身が求める企業の在り方やモノづくりへの意識の持ち様がかなり一致しており、トヨタ自動車にとっても他の学生と比べて私のことを理解しやすいのではと感じた。
この企業に対する志望度は上がりましたか?
- はい
- いいえ
この会社ならば自分の能力を伸ばし、かつ不満やストレスを貯めることなく好きなことに取り組んでいけると感じた。またインターンシップを通して知り合った学生や先輩社員とも気が合い、楽しくやっていけそうな雰囲気があった。
この企業を本選考でも受験予定ですか?
- はい
- いいえ
インターンへの参加が本選考に有利になると思いましたか?
- はい
- いいえ
インターンシップに対する採点があると聞き、基本的に良い点数が付けられるためその点数が高いと本選考時に有利だと先輩社員が言っていた。
参加後の社員や人事のフォローについて教えて下さい
基本的に個別に何か、ということはないと思うが、大学ごとにOBのリクルーターが付きESや面接の面倒を見てくれる。
参加前の志望企業・志望業界を教えて下さい
自動車業界を中心としたメーカーでの研究開発に携わることを志望していた。またその中でも大企業を中心に考え、具体的には日産、本田技研、富士重工などの企業を考えていた。
このインターンへの参加がその後の就職活動にどう影響しましたか?
特に変化はなく、会社が大きい方がやはり安定感があり、社会的にも大きな貢献を与えられるのではという印象を持った。またその分抱える責任感も大きいが、そういった中でより良いものを求める事で自信としても成長をしていけると感じた。
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トヨタ自動車の 会社情報
会社名 | トヨタ自動車株式会社 |
---|---|
フリガナ | トヨタジドウシャ |
設立日 | 1937年8月 |
資本金 | 6354億200万円 |
従業員数 | 384,954人 |
売上高 | 45兆953億2500万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 佐藤恒治 |
本社所在地 | 〒471-0826 愛知県豊田市トヨタ町1番地 |
平均年齢 | 40.6歳 |
平均給与 | 899万円 |
電話番号 | 0565-28-2121 |
URL | https://global.toyota/jp/ |
採用URL | https://www.toyota-recruit.com/saiyo/ |