20卒 本選考ES
技術職
20卒 | 大阪市立大学大学院 | 男性
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Q.
あなたの研究テーマや得意技術について専門外の人にもわかるよう説明し、その技術を用いてどのような社会課題の解決に貢献できる(したい)か説明してください。
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A.
私はリチウムイオン電池のイオン伝導メカニズムの解明に取り組んでいます.現行の電解質として用いられている有機溶媒には液漏れや発火などの課題があります。これらの課題を解決するために有機溶媒から固体電解質に置き換えた全固体電池が望まれています.全固体電池が実現できれば,安全面だけでなく,小型化や高電圧といった高いエネルギー密度をもつ電池開発にもつながります.全固体電池に利用する固体電解質には高いイオン伝導性が求められており,現在,硫化物系固体電解質であるthio-LISICONが注目されています.その物質群に含まれるLi21Ge3P3S24は中性子回折により高いイオン伝導度が報告されていますが,詳細な伝導メカニズムに関する先行研究がほとんどありません.そこで,私はイオン伝導のメカニズムをモデル化し,そのモデルに対して仮説と検証を行うことで, Li21Ge3P3S24のイオン伝導メカニズムを解明します.それにより,新規固体電解質の開発指針の提示に貢献することができます. 続きを読む
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Q.
あなたが学生時代(大学・大学院)に取り組んだ、最大のチャレンジについて教えてください。こだわった点(難しかった点・あなたの果たした役割等)についても具体的に説明してください。
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A.
私にとっての最大のチャレンジは,学園祭で前例のないインド料理の模擬店を運営したことです.出店に至った理由としては毎年,同じ様な料理を提供する屋台で退屈に感じていたこと,新しいことに挑戦することが好きだからです.初日では,売上が思うように伸びない上にメンバーの体調不良により販売の継続が困難になる問題に直面しました.運営中止の意見が出る中,私は屋台の出資者にできる限りの恩返しをしたいと思い,運営を継続し目標売上を達成したいと決意しました.そのための行動として,メンバー全員に掛け合い,少人数の運営についての討論会を開きました.そこで見つかった課題としては①宣伝に人員が割けない,②提供に時間がかかり,待っている人が退屈するというものがありました.私はこれらの対策として①ルーの大盛が無料になる紹介カードの配布,②インド料理についての自作パンレットの閲覧を提案,実行に移しました.これらの取り組みにより,少人数ながらも目標売上を達成し,再出店を熱望する多くの声をいただきました.この経験から,私は課題達成に向けチームで協力することで,問題の本質を追求し有効な対策を講じることができると学びました. 続きを読む