私は学部生の頃に学園祭の企画・運営を行う実行委員会に所属していました。学園祭実行委員会は、300人以上の学生が所属する大きなサークルであり、様々な企画部門によって構成されていました。私は、お笑い芸人を招いてお笑いライブを運営する「お笑い企画」や、模擬店を出店し経営する「模擬店企画」、お化け屋敷を作り上げて運営する「お化け企画」といった多くの部門に所属しました。その中でも、「模擬店企画」に所属していた際に、たこ焼き店舗の店長としてメンバーをまとめて、お店を経営したことについて取り上げたいと思います。たこ焼き店舗はメンバー10人で構成されていました。そして、たこ焼き店舗の店長に就任した際に、「昨年度のたこ焼き店舗では売り上げが悪く廃棄が多く発生してしまった」という報告を受けました。私は、売り上げを伸ばすための課題解決に取り組むことにしました。私は課題解決に向けて、何が良くなかったのか状況を整理することにしました。そして「たこ焼きの味付けがソースマヨのみの1種類しかなかったこと」や「メンバーの役割が明確に割り振られていなかったこと」に原因があると考えました。そこで、味付けに関しては、メンバーに意見を募って10種類ほどの味付けを考案し、実際にその味付けを試作してみることで、新しい味付けの作製に取り組みました。その結果、ソースマヨに加えて、ねぎポン酢とねぎ味噌を加えた3種類の味付けで出店することに決めました。また、店舗を運営する際のメンバーの役割に関しては、注文・会計と商品の受け渡しをする「渡人」、たこ焼きを揚げる「揚人」、たこ焼きの盛り付けと味付けをする「味人」、お客様の呼び込みをする「呼人」といった役割をメンバーの希望を聞きながら割り振り、シフト表も作成して効率よく経営できるようにしました。学園祭は2日間あったのですが、1日目も2日目も売れ行きが好調でした。結果として、2日間でたこ焼き3200個(400パック)を全て完売することができ、昨年は赤字だった売り上げを約50000円の黒字に改善することに成功しました。メンバー全員と協力し合い、学園祭を成功させることができ、学生時代にしかできない貴重な経験をすることができました。
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