【技術とビジネスの融合】【22卒】島津製作所の夏インターン体験記（理系/総合職）No.14474（京都大学大学院/男性）（2021/5/12公開）

研究活動で検査計測技術を取り扱っていたため、興味を持った。また、計測分析機器のみならず、医療機器や航空機機器など幅広く展開している企業であるということからもインターンシップ参加を通してより深く知っていきたいと考えた。

特に行わなかった。選考自体、ESのみであるということだったため、ESで問われるであろう質問に対してしっかりと自分らしく応えられるよう、自己理解を深めておくようにした。

面接選考がなくESのみで参加できたので、学生時代にやってきたことや人柄、研究内容について文書で端的に伝える技術などが表現できていれば通過できるのではないかと思う。

社会課題分析と島津製作所の技術を生かした新規事業立案ワーク

島津製作所側から与えられたいくつかの社会課題の中から一つをピックアップし、それに対するビジネスを島津製作所の持つ製品やそういった製品の応用によって考案、提案する

商品企画の流れ、ビジネス展開の考え方

島津製作所の技術を生かした新規事業の立案

1日目にやったこと

島津製作所側から提示された社会課題に対して、その深掘りをブレストし、それに対する解決策としてのビジネス考案を、島津製作所の持っている製品・技術やそれらを応用することによって行った。最終的には、スライド２枚で課題抽出から打ち手の提案、展開方法までのプレゼンテーションを行った。

若手人事社員

なし

上司に新規事業を提案するときは、その事業をはじめどの層を対象に展開し、その後、どういったルート、フローで拡大させていくかが明確にイメージできるようにしなくてはならないといったアドバイスを受けた。

初めて知った製品をベースにビジネスを考えなければならなかった点。ある種抽象的な社会課題に対して、それを具体の課題に落とし込み、当日に知った島津の製品、技術を用いて、解決策の考案を行い、過去の事例などもリサーチしながら展開方法まで考えるというところが、マルチタスクで大変だった。

ほとんどが院生であったということもあり、課題抽出や仮説だて、打ち手の考案など比較的スムーズに進んだ。ただ、その中で自分自身をアピールすることはなかなか難しいと感じた。

新規事業の立案の流れを知れたのはとても大きかった。モノづくりが社会課題解決の手段であるということを強く感じたインターンシップであった。自社の製品・技術というベースはありつつも、世の中の顧客が何を求めて、何に不便を感じているのかということから新規事業の立案がスタートしていることを学び、実際に体験できたのはよかった。

島津製作所の製品や技術、これまでのビジネスの展開事例などを少しでも知っておけば、よりスムーズにワークを進められたのではないかと思う。

仕事内容や企業の概要についてはとてもよく学ぶことができた。またビジネスの展開の仕方、課題の抽出、特定の仕方などは知ることができたものの、それは少し抽象的に、仕事の表面的な部分をピックアップしたものに過ぎず、実際に社員の方々が取り組まれている仕事がどのようなものなのかというところまでは知ることができなかったから。

インターンシップの参加学生を見る限り、専門性が島津に直接的に通じるというわけではない人が多く見受けられた。その中で、私は検査技術・センシング技術を研究活動で取り扱っていたため、体育会での周囲と関わり合ったエピソードなどと合わせて人柄をうまく表現できれば、選考を有利に進めていけると考えた。

社員の方々や参加学生が皆温和な雰囲気で、ともに働いていくにはとてもいい環境であると感じたから。また、社会課題に対して、多分野の技術・製品を用いて解決策を講じられるという島津の強みにも惹かれた。自分に合った環境において、これまで培ってきた検査技術の知見を活かしていければ、良い社会人生活が遅れるのではないか、という考えから志望度が上がった。

インターンシップで学んだ内容が面接などにおいて生かされるとは感じたものの、インターンに参加したというだけで、何か優遇が受けられるといったことはないようだった。参加学生も、ES提出後数日で合格連絡が来たという人が多かったため、学歴などで選考をかけられていたとも考えられる。

インターンシップ参加前は自動車業界と鉄道業界で迷っていた。しかし、計測・分析機器メーカーである島津製作所のインターンシップに参加してみて、大学での研究で取り扱っている検査・センシング技術を直接的に仕事に生かしていくのもなしではないという考えに変わり、選択肢が増えた。その後は、自分が世の中や人に与えたいもの、価値は何かを改めて考え直すようになった。

モノづくりを行う企業である、技術を扱う企業であるという印象が強かったものの、インターンシップへの参加を通して、ビジネス展開などの視点も学び、メーカーに対してまた違った印象を持つようになった。また、そこまで大きすぎる企業ではないということから、一人一人が手触り感を持って仕事に取り組めるのだろうなという印象を持ち、興味が湧いた。