【未来を支える通信の力】【19卒】ＮＴＴビジネスソリューションズの冬インターン体験記（理系/ネットワークプランニング）No.2367（広島市立大学/女性）（2018/4/11公開）

通信業界について調べたかったのが第一。その中でNTT西日本さんは名前の知られた大手企業であり、「大手の雰囲気ってどんなのだろう」「大手を目指す学生ってどんなのだろう」といった興味も大きかった。あとは、通信の裏側を見学できる機会なんてめったに今後はないと考えたため、通信設備の見学にも興味があった。

自己PRを作り上げた。また、選考にWebテストがあるとのことで、SPIを1週間ほど勉強して選考に挑んだ。

災害を想定したネットワーク構想

1日目にやったこと

まずは会社の説明から入り、次に災害がおこった状況を仮定した、ネットワークの早期復旧を目的とするグループワークを行った。最後に若手社員との対話会や懇親会があった。

2日目にやったこと

ネットワーク設備の見学とグループ他社の紹介、その後災害の復旧をテーマとしたグループディスカッションを行い、地域を豊かにするサービスの企画とより強いネットワークの構想を行った。

3日目にやったこと

2日目に行ったグループワークの発表準備(スライド作成や発表練習)と発表を行った。それぞれの発表について社員さんからフィードバックがあった。最後に会社のプロジェクトの紹介を聞いた

人事の人と若手社員

スターバックスギフトカード

ネットワークは災害の時に人を安心させるための大切なインフラである。そのため、復旧ばかりにとらわれず避難所など人を思った行動を忘れないことが大切である。また、緊急時は情報を集め分析することが大切であると学んだ。

災害を想定した状況のグループワークにて、災害の今の状況やどう対策に挑むかの方法など、一度に多くの情報が入り、何から手を付けていくべきか悩んでいる時間が多かったのが大変だった。その状況下でひとりひとりがどうするか見抜くのが大事で、私は見抜くまでにやや出遅れてしまい、しばらく呆然と立っていることしかできず後悔が残った。

まず、通信インフラの支える規模の大きさに気づけたこと。被災者数など具体的な数値が明示されていたこともあり、1つのネットワーク設備がここまで大きな影響を持つのだと感じることができた。次に、多くの情報の中一生懸命考える経験ができたこと。今まで提案型のグループワークなどは行ってきたが、情報をもとに探りをいれていくことは初めてであった。その中でいかに自分が成すべきことに気づくかを苦手としているかに気づくことができ、今後の課題として位置付けることができた。

通信業界や会社についてあまりにも無知であったために、社員さんとの懇親会で的を外した質問をしてしまった。少なくとも、業界と会社調べは必須であったと思う。

災害、という「起こりうる」業務ではあっても、「普段からよく行われている」業務ではなく、そういった面では普段の仕事をしている自分はイメージがしにくかったと思う。しかし、通信業界ではこういった災害時の行動も求められることから、一部ではあれどとても大切な仕事の一つを体験させていただけたと思う。

インターンの参加学生の質がとにかく高かった。さすが大企業だと感じた。特に7割が院生といったこともあり、大人に向けてきびきび発表するスキルを得ている人、自分の会社で生かしたい技術の見えている人は多い。そのため、学部生でその中を勝ち上がっていくには認められるような工夫が必要であると感じた。

大企業＝安定、かたい人が多いといったイメージが変わったから。若手の社員さんや人事の方の印象がとてもやわらかく、人として温かい印象が残った。また、人の成長といったところに重きをおいており、インターン期間中もどう成長したいかと相談をする機会があるなど、上の人が成長を応援していく機会が普段からあるといったところに魅力を感じた。

会社や仕事について、社員さんからうまく情報を得ることができたとしたら、今後の選考に有利になっていくであろう。しかし、懇親会や対話会でそこの努力を怠る、ずれるなどしてしまった場合は普通のインターンシップとして終わり、その後選考にかかわってくることはないと感じた。

IT業界と通信業界に興味をもっていた。特にこれといった企業はもっていなかったが、「大手って怖いんだろうなあ」という偏った思考より中小やベンチャーの企業を目指している傾向が強かったと思う。ITや通信に興味を持ったのも、「大学の知識を生かしたい」「モノづくりがしたい」といった思考しかなく、それを通じて何に貢献したいのかは見えていなかった。

「大手は怖い」「大手は挑戦できない」「ベンチャーなら絶対成長できる」こういった思考はみな偏見だと気が付いた。怖いかどうかはまず社員さんと顔を突き合わせてみてから考えるべきだと学び、また、成長できるかどうかは大手やベンチャーに限らず、「自分からやってみようとする姿勢。こうありたいという目標」をしっかり他人と共有すればよいと気づいた。
よってIT業界通信業界、中でも大手も面白そうだなと視野を広げるようになった。