17卒 本選考ES
土木職
17卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
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Q.
専攻・研究内容、学んできたことについて記入してください。 500文字以下
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A.
東北地方太平洋沖地震で実際に被災した、宮城県気仙沼市本吉町にある津谷川橋梁の被害状況の再現を汎用ソフトT-DapIIIによる数値解析で追っている。今までの研究では上流側に倒れた橋脚と首折れしている橋脚の破壊原因が明確に解明されておらず、これが分かることにより近い将来発生すると言われている首都直下型地震や南海トラフ地震の被害予測に役立てたい。手順としては、コンピュータで設計図から橋梁のモデルを作製し、そのモデルに地震波を流す。応答値を確認し、構造物への影響を評価する。次にそのモデルに津波波力をかけて同様に影響を評価し、構造物の破壊状況を推測する。数値解析するにあたり、最も苦労したのは構造物のモデル作りだった。計算ソフトを使うのが初めてだった私は当初苦戦していた。解析で何度エラーが出ても小さなミスを一つ一つ粘り強く直し、最終的に正しい解が導かれることに面白さを見出し、土木学会全国大会で発表することができた。そこで今まで感じたことのない達成感を感じ、さらなる研究の意欲が湧いた。これからは精度を高め、将来的に津波が発生した際に津谷川橋梁と同様に破壊されてしまう橋梁の特定をしたい。 続きを読む
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Q.
在学中、学業以外で最も力を入れたことを記入してください。 500文字以下
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A.
体育会馬術部での活動だ。初心者から10年以上の経験者までの部員がおり、経験の差が待遇の差に繋がっていた。そのため意識格差があり、チームとしての連帯感が薄かった。主将という立場になり、東京六大学馬術大会での優勝を目標に掲げた。同大会で毎年2位だった原因を「チーム力の欠如」と考えた私は団結したチームになるべく取り組んだ。具体的には、個人ミーティングを開き得られた気付きを基に目標を設定し、個々人に適した練習プランを実践した。その設定した目標を全員の前で宣言することで常に意識させることにした。また、自分自身が真摯に馬と向き合う姿を見せることで皆の目標になろうと努力した。中でも個々の目標設定に苦労した。私の考えを一方的に押しつけがちになることがあったが、相手の考えや価値観を尊重するよう心掛けることで相手が心を開いてくれた。目標を具体化することで日々の練習が濃くなり練習の質が向上し、練習意欲を掻き立てた。結果、未経験者の技術向上につながり、チーム内に良いライバル関係を作った。そしてチームとしての一体感が高まり、六大学大会で団体優勝。この経験からコミュニケーションにより人の心を動かせると実感できた。 続きを読む