18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 東京工業大学大学院 | 男性
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Q.
あなたの研究内容、もしくは勉強してきた内容を、自らが実際に行った役割を交えて、詳しく教えてください。併せて、それをソフトバンクのエンジニアとしてどう役立てたいか、教えてください。(200字~)
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A.
私は可視光領域における物質の透明化に関する研究を行っている。近年、メタマテリアルと呼ばれる人工材料を用いて、マイクロ波領域での物質の透明化が報告されている。しかしメタマテリアルのサイズには制約があり、可視光領域での実現は非常に難しい。そこで私は従来とは異なる手法で可視光領域における物質の透明化を目指している。本手法では物質のプロパティを最適化することで物質内の分極を限りなく小さくする。これにより、光が物質に干渉されずに進むため観測者からは物質の背後にある景色が回り込んで見えるようになる。この結果、物質が透明に見える。現在は数値解析から物質のプロパティを最適化し、物質の構造と材料を決定した。また、電磁場解析から物質による光への干渉が劇的に減少したことを確認した。将来的には実際に構造を作製し、実験的に透明化の実証を行う予定である。実験的な実証に成功すれば、これは成果初の結果となる。私は研究活動を通して、問題解決への合理的なフローを学んだ。問題が生じた時、私は問題を認識→原因の分析→解決策の立案・実行を意識的に行うようにしている。研究で培った問題解決力を活かして、貴社のエンジニアとしても活躍できると考えている。(510字) 続きを読む