【世界の健康を味わう】【23卒】キッコーマンの研究・製造系の本選考体験記 No.29446（九州大学大学院/女性）（2022/7/19公開）

大学生活の中であなたが「本気になって取り組んだこと」を教えてください（研究、または研究以外でも可）。その経験から何を学んだか、入社後どのように活かしたいかをイメージして、自己ＰＲしてください（４００文字以内）/あなたの研究テーマに関して、簡潔に述べてください。（研究テーマが未定の方は、「興味・関心のある領域」の研究に関して述べてください。）（２００文字以内）/研究を進める上で、困難に直面したとき、あなたはどのようにそれを受け止め、考え、対処したか、
また、入社後、同様の困難が生じたときに、その経験をどのように活用したいか、簡潔に述べてください。（まだ研究に携わっていない方は、困難を「想定しながら」述べてください。）（２００文字以内）/あなたがキッコーマンに入社して、どのようなことを成し遂げたいか、また、それに挑戦するにあたり、あなたは自身の強みをどのように活かしたいか、具体的に教えてください。（４００文字以内）

採用サイトのマイページから提出

Webでの入力

粘り強さ、論理的な思考、そして食事のおいしさを支えたいという想いが伝わるよう、心掛けて作成した。

過去の先輩のESを参考に、自身の考えや体験、エピソードを盛り込みながら作成した。特に粘り強さが表れるように気を付けた。

なし

WEBテストの参考書を繰り返し解いたり、他企業のWEBテストを受けて慣れたりするようにした。

玉手箱：言語、非言語、英語

１時間程度

なし

特になし

純粋に志望度と一緒に働きたいかを見られていると感じた。また集団面接（学生２人）だが、内容よりも端的に納得できる内容を話せるかを個々に合わせた質問で問われていると感じた。

面接官の第一印象は優秀そうだけれど、優しそうな感じであった。学生が２人の集団面接だったが、比較されるような雰囲気はあまり感じなかった。人柄と志望度を見られていると感じた。

なし

なし

就活軸を教えてください。

私の就活軸は、人々の「健康」に貢献できるものを届けることです。私の健康の定義は「やりたいことをいつでも始められるくらい、心も体も元気な状態」だと考えています。体は元気だけれど心が不安定なとき、逆に心は元気なのに体が不調というようなことが何度もあり、その時には100％のパフォーマンスを思いっきりできず、悔しかったことが何度もあったんです。なので、世の中の人がこのような歯がゆさを味わう場面を減らしたいと思い、この軸を中心に就活を行っています。日々の食事のおいしさは、特に心と体の健康維持に深くかかわっていると考えているため、様々な形に姿を変えて毎日の食事に貢献する調味料に興味を持って企業選択も行っています。

あなたが入社した際には、どのような商品を提案しますか。

私は、海外の食品や食事と組み合わせておいしさを引き出せる商品作りをしたいと考えています。特にターゲットとしたいと考えているのがビーガンやベジタリアンなど、肉や魚を食べない方の多い国への提案です。その結果、私が目標とする世界中においしさを届けることで人々の健康を支えるという夢を叶えられるのではないかと考えています。
キッコーマンさんは世界へどんどん進出されています。しかし現在進出している国は肉や魚などが主菜です。今後、海外事業を展開していく場合にはベジタリアンやビーガンが多い国へのアプローチが必要になってくると思います。また別の側面では、近年は大豆ミートがシェアを伸ばしつつありますが、おいしくないという問題があります。そこで大豆臭さをマスキングしたり、逆に引き立てることで新しいおいしさとして確立できるような商品があればいいな、と考えたことから、このような提案をさせていただきたいと思います。

会社受付で待合室に案内される。10分程度待った後、人事の方が面接会場に案内してくれる。

入社後にやりたいことの具体性を非常に求められていると感じました。現在、論文で報告されている内容や企業で盛んにおこなわれいることを盛り込みながら話せると非常に高く評価されると感じました。

対面の面接であったため、かなり緊張感があった。面接を始める前にはアイスブレイクの雑談から始まり、比較的和やかな雰囲気だった。

なし

なし

海外に行ってくださいと言われたら抵抗はありますか。

私は海外に行くことに関して、全く抵抗はございません。研究室は半数が留学生在籍いており、英語などで研究の説明や手続きの手伝い、また日々の雑談も行っておりますので、英語で業務に取り組むことには慣れている方だと思います。また留学にもアメリカとイギリスに1か月ほどですが行ったことがあるので、現地での生活にも抵抗が少なく、順応するのは早いのではないかな、と思います。また、海外に行くことによって日本国内では思いつかない、体験できないような新しい視点で商品と向き合える可能性が高いと思っています。ですのでもし推薦していただける機会があればぜひ、行かせていただき、自身の成長と御社の発展のために尽力していきたいです。

研究内容に関して説明をお願いします。

私は、寝たきりや加齢が原因で筋力が落ちてしまう状態を予防するペプチドの体内吸収性を研究しています。
現在の日本において、筋力が低下して自立歩行が不可能になっている人の増加が問題になっている一方で、筋力低下を防ぐ有効な方法が無いのが現状であったため、この研究をスタートしました。先行研究で研究対象ｐのペプチドの効果は明らかになっていたのですが、どのような構造で吸収され、機能発揮まで至っているのか分からなかったので、私が細胞と動物を用いて試験を行い、LC-TOF/MSで分析を行いました。その結果、ペプチドがそのままの構造を維持したまま体内吸収されていることが初めて明らかとなりました。本研究は将来、元気な95歳が溢れる社会の実現につながると考えています。

受付後、控室で面接の注意事項を伝えられたのち、面接会場に移動した

将来、企業のどの様に貢献できるか、またどのようなキャリアを描いていきたいかを具体的に表現できることを求められている様に感じた。また純粋に一緒に働きたいかを見られているとも感じた。

最終面接であったため、厳かな雰囲気だった。しかし話していく中で笑いの起こる場面もあり、終盤に近付くほど穏やかな雰囲気だった。

なし

なし

研究職ではなく、開発職に行ってと言われたらどうしますか。

喜んで受け入れようという姿勢でいます。その理由といたしましては、どんな仕事にもスキルや経験が必要だと考えているからです。その根底のスキルを、経験を積むことによって成長させ、将来さまざまな場面で活かせることもあるという風に考えています。ある１つの部署での経験を蓄えることで、他の部署や製品に関わったときに、新たな魅力を発見したり、別の視点から業務に取り組むことができると考えています。ですので、もし開発にと言われたら、そこで全力で学び、その後研究職に移動することが叶いましたら開発での経験を活かしつつ、研究に勤しんでいく所存です。また他部署を言われた際も同様に、世界中の人々の健康に関われる食品作りに携わっていくことができればうれしいです。

学生時代に最も力を入れたことを教えてください。

私は大学から社交ダンスを始め全国大会出場を目指しましたが、コロナ禍により大会が軒並み中止となってしまいました。何度も辞めようと思い詰めるほど苦しかったですが、「希望がある限り諦める訳にはいかない」と強く思い練習を重ねました。やる気維持のため、いつも以上に部の仲間とのコミュニケーションを意識し、自分達の目指すダンスに近づいた時には喜びを噛み締めました。このようにモチベーションを上げた状態で毎日練習に臨み、ペアとの議論、様々な人の助言を基に実力向上に向けた練習法と技術を身に着けていきました。ゴールの見えない苦しい中でも粘り強く準備を続けた結果、1年間で実力が飛躍的に向上し、無事開催された全国大会への出場を果たしました。将来もこの経験から学んだ、困難な状況でも粘り強く、周りの人と協働して課題解決をしていく姿勢を貫き、人々に健康を届け続けたいです。