【未知の街への挑戦】【18卒】三井不動産の冬インターン体験記（文系/まちづくりコース）No.1591（一橋大学/男性）（2018/2/1公開）

就活初期から不動産業界には興味があるが、インターンなどで触れる機会は少なかった。このインターンシップの実施時期には、以前よりも不動産業界に関して興味度は下がっていたが、機会があったので、せっかくだから参加してみようと考え応募した。

事前にインターンシップ選考の内容を調べ、対策を行った。選考は面接とテストセンターであったが、面接に関してはその人自身の事を重点的に聞かれる事が分かっていたので、自己分析を再度行った。また、テストセンターに関しては英語があるのが1番の特徴であったので、しっかりと対策を行った。

三井不動産の行うまちづくりを分析し、オリジナルのまちづくりプランを計画せよ。

前半にやったこと

日本橋において、三井不動産の都市開発の見学や解説、途上のビル開発を自身で行うといったワークを行った。少ない日数の割にワークが詰まっていたので、1つ1つのワークにあまり集中する事が出来なかった。

後半にやったこと

三井不動産の柏の葉キャンパス開発や周辺施設の見学や解説、開発計画の立案などを行った。最後に柏の葉における一部地域の開発計画の立案を2日かけて行い、部長や人事の前で発表を行った。

まちづくり担当の部長、柏の葉開発の部長等

社員とのディナー

柏の葉でまちづくりを担当している社員さんの、「まちづくりをする際は、その街に元々ある良さをとことん探り、それを活かしてどの様な街になっていって欲しいかを考える事が大事だ」という言葉が印象的だった。

最後のワークは時間に対して想定事項の量が膨大であり、規定もされてなかったので、やろうと思えばいくらでも出来るといった状況になり、毎晩終電近くまで班で残って作業をし、それが非常に大変だった。内容はほとんどの学生が非常に遠い柏の葉でなくても出来る事が多かったし、段取りも全くできておらず、不信感が募っていた。

ディベロッパーのまちづくりの視点を学ぶことが出来たのは非常に良かった。まちづくりの際には、ただその企業が作りたい街を創ろうとするのでは無く、その街の歴史的に持つ良さや資産を十分理解した上で、地域住民と協力して街を創っていく事が重要であることが分かった。

各ディベロッパーの開発形式の違いなどを理解する事が出来れば、よりワーク等もスムーズに進める事が出来たと思う。

まず、社員さんと接する機会がほとんどなく、社員の働き方などは雰囲気でしか探ることが出来なかった。しかしその雰囲気を見ていると、上司が部下に圧迫している雰囲気を感じ取ることが出来た事、同期位の社員内でも上下関係が見て取れたことは非常に印象が悪く、自分が働く姿は想像できなかった。

インターンの参加学生や社員の雰囲気を見る限り、自己主張が激しく、他人を下げてまで自分を上げられるような人でないとこの会社では活躍出来ないのだと感じた。その上で、私はそれが出来る人材ではないと感じた為、企業ともマインドが合わず、面接をしていくうちにそれがばれて落ちると考えていた。

不動産業界は、人々の生活にダイナミックな影響を与え、どんな街でも作れるような仕事であると考えていたが、そうではない事をワークなどを通じ感じた為。具体的には、地権の問題で非常に限られた選択肢の中から開発策を選ばなくてはならない点や、地域住民との協力が非常に困難である点等を知った。

自身は本選考においてエントリーしていないので分からないが、周囲のインターン参加者に聞く限りは、インターン参加による優遇はほとんどなかったという事だった。また、インターン中社員はほとんど参加学生の事を見ておらず、引き抜こうにも引き抜けないと感じたから。

BtoBメーカーを中心に志望していた。私は人々の生活の形を変えたいと考えており、その上では技術が重要であると考えていた。もちろんBtoCメーカーでもそれは可能であるが、あり方を変えるという所までは行かないのではないかと感じた。その上で、BtoBメーカーの製品が変われば、世の中に大きな影響を与える事が出来ると考えたので、これらの業界を志望していた。

インターン参加前には不動産業界も志望群には入っていたが、参加後は志望群から外れていった。その理由としては、不動産業界の仕事や配属の現実を知った事、不動産業界における仕事の実情をインターンを通じて知った事、企業の気質などが自分に合わないと身をもって感じた事が挙げられる。その後はBtoBメーカーへの志望度がさらに上がっていった。