【未開発の挑戦】【19卒】三井不動産の夏インターン体験記（理系/summer college）No.1585（東京大学/男性）（2018/2/7公開）

元々不動産デベロッパーに興味を持っており、その中でも業界第１位の地位をキープしている三井不動産に興味を持った。また、不動産デベロッパーがどのように仕事を進めているのかを理解するうえで、インターンへの参加は有効だと考えた。

事前にインターンシップ選考の中でテストが課されると分かっていたので、テストの学習をした。また、ESは大学のキャリアセンターで添削してもらった。

日本橋の三井タワーが未開発であったと仮定して、どのようなコンセプトのビルを建てるべきか提案せよ。

1日目にやったこと

企業紹介、仕事の進め方・考え方についての講義の後に、昼食を兼ねて日本橋を散策するフィールドワークを行った。その後、グループワークを開始した。ワークの時間が短かったので、一日目で大枠は決めた。その後、社員の方からフィードバックをもらった。

2日目にやったこと

前日に頂いたフィードバックを活かして、案を練っていく作業に午前中いっぱいを費やした。その後、発表練習を行い、発表した。発表後は座談会となり、メンターの現場社員・人事部社員と交流した。

現場社員

文明堂のカステラ

これがいいとグループで一致団結した思いと、収益性を担保できることの両立を維持するように意識するように、とフィードバックされたこと。想いを持つことの重要性を学んだ。

何よりも、二日間しかなくてとても時間が短かったので、スピーディーに、かつグループ全員の合意形成をした上でワークを進めていくのがとても難しかった。自分のグループだけかも知れないがリーダーシップを発揮したがる人が多かったので、自分は一歩引いた立場でグループに貢献するように心がけた。

OB訪問をする中で繰り返し社員の方からお聞きしていた、デベロッパーが街づくりをする上での「葛藤」（自分が成し遂げたいコンセプトと収益性を両立する上で諦めも時に必要となること）について、自分自身も実感しながら理解することが出来た。これは、インターンで業務体感しなければ分からなかっただろう。

日本橋における街づくりの工夫について、事前に下調べをしておくべきだったと感じた。なぜなら、事前知識のある学生が議論を牽引していたからだ。

インターンシップを通じて業務体感は出来たものの、フレームワークが事前に出来上がりすぎていて自由度がほとんどなかったので、実際の業務とは恐らく大幅に異なるのであろうと感じた。このことから、実際に企業で働いている自分を想像するのは難しいと感じた。

実際に本選考での優遇措置があるわけではなさそうだが、インターンに参加してデベロッパーの業務を実践的に知ることが出来たのは、志望動機を考えるうえで有利に働くのではないかと感じた。そういった意味では、少なくとも本選考では有利に立つことが出来るであろう。

デベロッパーの業務は、周囲に生活する人々・地権者・テナントなどの幅広い関係者を巻き込み、意思を尊重していくことが必要だと今回のインターンを通じてよく分かり、プロジェクトリーダーとしての役割を果たし続けるこの業務のことを、とても面白いと感じたため。

デベロッパーの業務は概して想像しにくいもので（華やかな開発の面ばかり強調されがち）、そうした業務を幅広く理解できたことは、他の学生に対して一歩リードすることに繋がるであろう。

デベロッパー・インフラ（鉄道・航空）など、人々に心地よい生活空間を提供できる企業を志望しており、デベロッパーの中でも、日本橋・柏の葉・豊洲などの特徴的な街づくりを行っている三井不動産を見てみようと考えていた。このインターンの前に西武ホールディングスのインターンで鉄道を中心とした街づくりを見たことから、比較しながら見たいと考えていた。

実際にインターンを通じて、オフィス・住宅・商業など様々な建物を幅広く手掛けられるデベロッパーだからこそ出来る仕事の幅広さ・スケールの大きさを体感でき、このようなタイプの企業に自分は惹かれるのだと理解した。ここから、自分の就活の軸として、スケールの大きさ・出来る仕事の幅広さも取り入れながら企業選びをするようになった。