17卒 本選考ES
総合職(技術)
17卒 | 神戸大学大学院 | 男性
-
Q.
当社を志望する理由を教えてください。 200文字以下
-
A.
私は高品質な素材を生産することで産業を支えたいと考えたため貴社を志望いたしました。私は火力発電のに用いられる耐熱材料の研究をしています。その中で製品の性能に素材の性質が大きな影響を与えることを知り素材の重要性を感じました。貴社の扱う炭素製品や合成樹脂は世界中の多岐にわたる分野で使用されています。そのため貴社から高品質な素材を提供することで、世界中の多くの産業を支えられると考えています。 続きを読む
-
Q.
上記職種を希望する理由を教えてください。150文字以下
-
A.
私が設備技術を選んだ理由は、高性能な生産設備を実現することが重要だと感じるからです。製品の品質には生産設備の性能が大きく影響します。研究の段階で画期的な製品を開発したとしても、それを実際に製品として顧客に届けるためには、高性能な生産設備が欠かせないと考えています。 続きを読む
-
Q.
研究テーマ
-
A.
fcc-Coにおける溶質元素の拡散挙動 続きを読む
-
Q.
研究概要 600文字以下
-
A.
私は火力発電のタービンに耐熱材料として使用される超合金の高温状態における組織変化の速さを研究しています。2011年の東日本大震災以降、原子力発電の割合が減少し、それを補う形で火力発電の割合が増加しています。今後もしばらくはこの傾向が続くと考えられ、効率や安全のために新鋭の火力発電が求められています。発電の効率を上げるためにはタービンに入る蒸気の温度を高温にすることが効果的です。しかし、高温の蒸気に触れるタービンのブレード内部では元素が拡散し、初めに構成されていた高温に強い組織が崩れ、破損や劣化につながります。一般に合金は添加されている元素によって組織を形成し、それにより様々な性質を示します。しかし、高温になると原子の動きが活発になり拡散することで、形成されていた組織が変化するということが起こります。つまり高い性能を持つ組織が形成された合金も高温状態が続くことで劣化していく可能性があります。私の研究では新規耐熱材料として期待されているCo基超合金を対象として、合金内に含まれる元素の拡散係数を調べています。この拡散係数は各元素が広がる速さの指標として用いることができるため、組織変化の様子を知る手掛かりになります。本研究によって超合金の組織変化の様子を知ることで、劣化の予測、また劣化しにくい超合金ができると考えています。 続きを読む
-
Q.
上記の研究に取り組むうえで、あなた自身が考えて行った工夫とその背景について記述してください。 500文字以下
-
A.
私の研究では実験を行う際に2種類の合金に圧力をかけて貼り合わせた試料を作製する工程があります。均質に全面を接着するために、圧接する試料の上面と下面を平行にする必要があり、わずかでも傾いていると一部しか接着できないため、試料を少しずつ研磨し平行を目指すのですが、これが大変時間のかかる作業でした。そこで私は、試料を平行にすることにとらわれず、試料を圧接するという目的を達成することが重要であると考えました。試料を圧接するためには必ずしも平行である必要はなく、平行でなくても圧接できる方法があるのではないかと思ったからです。その結果、合金に圧力をかける際の抑えの形状を工夫することで多少の傾きに影響されず圧接を行えるようにしました。この抑えの上部の形状は当初は平面だったのですが球面にすることで、圧力が均一にかかるようにし、試料を安定して作ることができるようになりました。この過程で私は、何が目的でそれを達成するにはどのような手段をとればよいかを意識することの重要さを学びました。 続きを読む
-
Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。 600文字以下
-
A.
私は問題の原因を分析し、事態を改善する解決策を考える力に自信があります。その力を最も発揮したのは、学生の時に所属していたウインドサーフィン部で、副将として救助体制の整備など安全対策を行った経験です。部活動の練習は海上で行うため、天候の悪化などにより沖の方まで流されてしまうことが多発する状況でした。まず原因を知るために近隣のヨットハーバーの方に安全な環境で練習するためにどのような対策を行っているかを聞きに行きました。その結果、天候に関する知識が少ないこと、また救助を行う場合の連絡体制が整備されていないことが分かりました。そこで私は、まず幹部会で現状として何が足りないかを報告し、それを補う場を設けることにしました。雲の形や天気図、等圧線についての講習会を部内で開き、天候についての知識の充実を図ることで、天候の変化を事前にある程度予測できるようにしました。さらに非常時に救助が素早く行えるように、海上保安庁や周辺の漁港の方と相談し、連絡系統の構築や救助法の訓練などを行いました。その結果、安全に練習できる環境を実現しました。このように、私はある問題に対してその原因が何であるかを分析し、その原因に対する対策を立て、実行することで問題を解決に導くことができます。 続きを読む