- Q. 志望動機
- A.
日本IBM株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒日本IBM株式会社のレポート
公開日:2021年5月19日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- ITスペシャリスト
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施した
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
選考は全てオンラインでした。
企業研究
この企業では職種別に採用を行っているのが特徴の一つである。そのため、それぞれの職種が仕事の中でどのように関わり、どの役割を担っているのか明確にすること重要であると感じた。志望動機の際には、実際の仕事内容を絡めながら入社後にやりたいことが述べられるとベストだと思う。一方で、他社との比較してなぜIBMなのかという点は、あまり重視されなかったので、企業ではなく、職種を重視して研究すべきである。具体的な話は企業ページから知ることは難しいため、座談会への参加やOB訪問を行うことが大事である。また、同業他社も多いため、同時に選考を進めているのであれば、イメージはよりしやすくなる。就活生のうちに自身のキャリアを明確にするのは大変だと思うが、それは面接官も理解をしてくれている。そのため、悩みながらでも現時点での仮のキャリアを描いてから望めば、それなりに評価はしてもらえると思う。
志望動機
私はIT技術を通じて、社会や企業の課題を解決したいと考えます。
きっかけはアルバイト先の予備校での経験です。業務として日報の記入がありましたが、アルバイトの勤務は週に数回であり、日付毎の情報を十分に活用できていませんでした。そこで私はエクセルVBAを用いて、日報から情報を抜き出し、生徒毎の情報に変更するツールを作成しました。その結果、情報整理が容易となり、業務の円滑化に役立ちました。この経験から、十分に情報やシステムを活用できていない企業に対し、IT技術を用いて課題解決したいと考えるようになりました。
そして、真に課題解決を行うために必要なことが二つあると考えます。一つ目は「お客様の視点に立つこと」です。お客様と共に変革を目指し、コミュニケーションを取ることで、お客様の要望を正確に把握した上で、最適なソリューションを提供できると考えます。二つ目は「優れた技術力」です。IT技術は著しく進歩しています。その変化を取り入れられるかどうかでお客様に提供できる価値が変化すると考えます。
最先端の技術と近しい理念を有する貴社のITスペシャリストであれば、自分が望む課題解決が実現できると考え、志望しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年01月 下旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
ESの内容・テーマ
あなたがIBMでなしとげたいことを、希望する職種を選んだ理由を含めて具体的に記述しなさい。
あなたが他者と協業して何かを達成した経験について具体的に技術しなさい。
あなたらしさが伝わるエピソードや経験を自由に記述しなさい。
ESの提出方法
採用サイトのマイページから提出
ESの形式
Webで入力
ESを書くときに注意したこと
テーマが明確かつ複数与えられているため、字数内に収まるように、自分が伝えたいポイントだけ絞るように意識した。
ES対策で行ったこと
就活会議やOne careerなどから通過したESを探し、それを参考にした。ガクチカなどは、自身の経験とできるだけ近いものを探し、構成やアピールポイントを分析した。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
先輩のESが閲覧できるサイト
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2021年01月 下旬
- 実施場所
- 自宅
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
WEBテスト対策で行ったこと
企業オリジナルで対策不可だった。IQテストをやると良いかもしれない。
WEBテストの内容・科目
企業オリジナル
WEBテストの各科目の問題数と制限時間
問題数は20問程度。30分程度。
数学パズルのような問題。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
グループディスカッション 通過
- 実施時期
- 2021年02月 上旬
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生6 面接官3
- 時間
- 90分
- 開始前のアイスブレイク
- あり
- プレゼン
- あり
- 当日の服装
- スーツ
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
会場到着から選考終了までの流れ
指定されたオンライン会議に参加し、入ると名前の確認がされる。6名全員が集まった段階で選考が始まる。
グループディスカッションの流れ
事前課題として、各々がパワポを用いて提案資料を作成することが求められる。選考の最初で個人発表があり、面接官からの質問時間もある。その後、全員の発表を聞いた上でグループディスカッションに入り、より良い提案をまとめて、最後に発表を行う。その発表では質問の時間はなかったが、全体に対しての個人に対してのフィードバックがもらえる。
雰囲気
オンラインでやりにくさはあったが、そこは面接官の方が和やかな雰囲気を作り、フォローしてくれた。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
テーマ
金融業界の流行とその課題を特定し、その課題解決のためにIBMができることはなにか提案せよ
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
まず、提案する資料に筋が通っているのかが大事だと思う。自分は他の人と比較しても、具体的な提案をできたわけではなかったが、課題となる根拠となるデータ、それに合わせた解決策を呈示できれば、こちらは問題ないと思う。個人発表は他の人がすごくわかりやすく、具体的な提案を行っていても、重要視されているのはその後のグループディスカッションだと思う。
グループディスカッションは、各々が個人発表を準備し、考えをはっきり持っているため、非常にやりにくかった。まずは誰の提案をベースに考えるのか決めるべきである。その中で、全体の会話の流れを把握、いまなにをするべきか提示し、方向修正できたので、そこが評価されたと思う。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年03月 上旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- 15年目のITスペシャリスト
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
会場到着から選考終了までの流れ
最初に名前の確認をし、その後すぐに選考開始
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
ガクチカやどのような思いであるかの深堀りが多かった。キャリアを描いていることよりも、自分がこれまでどのような思いで行動し、それをどう仕事に繋がれ行きたいかを話すことが重要であると感じた。そのため、内容の質は前提として、柔らかい表情で受け答えできるか、コミュニケーションが適切に取れているかも評価として入ると感じた。
面接の雰囲気
最初はアイスブレイクから入り、こちらの緊張をほぐそうとしてくれていた。質問の内容からも、こちらの人柄で判断したいという雰囲気が伝わってきた。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代に力を入れたこと
アルバイトの大学受験予備校で、黒字化を達成したことです。一昨年、開校以来初の赤字となった校舎に対して、アルバイトスタッフとして最高学年となった私は、校舎を牽引したいと思い、課題に取り組みました。スタッフと議論する中で、「属人的な運営体制」「校舎長とスタッフ間の連携不足」に問題があると判断し、その解決のために部門制度を導入しました。このメリットとして、校舎長と部門長による定例会議による意思共有、部門内でのスタッフ間連携、部門スタッフが担当業務を牽引できる、以上の3つがあります。この結果として、校舎方針の統一と、運営体制が明確となり、前年比110%を達成しました。
・なぜ部門制度をすることになったのか。
⇨もともと、業務内容はなんとなく教務、営業、イベントに分かれているという認識はあったのですが、毎回担当する人が異なり、明確なマニュアルも作成されていませんでした。そのため、明確な役割分担を行い、担当する業務を決めることで、先輩から後輩への指導、マニュアルの作成が容易になると考えたからです。同時に、同期という年次の繋がりだけでなく、部門という縦のつながりを作ることで、スタッフ間のコミュニケーションはもちろん、校舎長からしても業務毎に話をしやすくなると考えました。
・営業、教務、イベントは何をするのか
⇨営業は予算達成のために、どのくらい新規生徒を入学させるべきかを考え、そのための運営方法を考えます。教務は所属する生徒の成績向上のため、その月での目標受講数を立てたり、生徒との面談で何を重要視して話すかを決めます。イベントは、営業と教務の目標達成のために、勉強関連のイベントを開催する担当です。
・アルバイトがそこまでの仕事に踏み込むのは珍しいが、どうしてそうなったのか
⇨校舎にいる社員が校舎長一人であり、保護者対応などに追われているため、必然的にアルバイトが生徒対応全般に関わります。その中で、もともと校舎愛が強いこともあり、自分たちの対応次第で売上が変わるという自覚があったため、自分たちが率先して行動することで校舎を助けられると全員が考えていました。
あなたらしさが伝わるエピソードや経験について
2つあります。1つ目は「大学院進学の辞退」です。私は大学4年生であり、今年度から研究室に配属されました。興味を持った上で始めましたが、「直接人の役に立つ行動をしたい」と考えるようになりました。その中で私は、「研究の醍醐味を知る」「就職活動を経験する」「自己分析」の3つを徹底して行いました。情報を集め、自らに合致する選択を考えた結果、就職活動に取り組むことに決めました。このように私は「自らが行動し納得する選択を取ること」が大切さであると考えています。同時に、人が納得・満足するような価値を提供する仕事に就きたいと考えています。
二つ目の経験は、複数のアルバイト経験や動画編集の経験などいくつかあります。その中でも特によく表しているのは「中学受験」です。一般的に中学受験は親の意向で始める場合が多いです。しかし私は、自分が知らない世界を経験できることに興味をもち、自主的に中学受験を始めました。このように私は未知への好奇心をもつ人間です。
・具体的にはどのような価値を提供したいのか
先日の選考でもあったように、それぞれの業界は課題を抱えており、それをITを用いて解決したいと考えながらも、どう対処するべきかわからない企業も多いと考えます。その中で、ITを用いる専門家として、どのようにITを活用するのかはもちろん、IT以外の部分をどのように変革するべきかも含めて、第三者のような視点から改革をサポートしたいと考えます。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年03月 下旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生2 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 20年目の役員
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
名前を確認したのち、選考開始
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
前回の面接の通過者を、役員が面接をしてチェックするという目的だと感じたので、下手な受け答えをしない限り通過できると思う。逆質問がメインであるため、面接官の回答に対して、その場で自分の考えを伝えた上でもう一つ深い質問をするように心がけた。
面接の雰囲気
かなり重い雰囲気であった。こちらの人柄を知りたいというよりかは、きちんと受け答えができるのかを重視していると思う。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
面接官が自分の経歴について紹介した後、逆質問の時間
・逆質問
ITによる課題解決にも、攻めのITと守りのITがあります。その中で、近年では、新規事業立案やビジネスモデル改革などの攻めのITに注力されている印象がありますが、その攻めのITを実現した事例などはございますか?
・面接官の返答
最初に、従来の業務効率化などの守りのITにおける事例について紹介していただいた。そのうえで、かつては守りのITが多かったが、それでは他社との差別化がむずかしくなっている現状があるため、攻めのITが必要になる。関わった事例としては、食品業界などがある。食品で重要となる味については、今までは人の感性による判断がメインだった。しかし、それでは手間もかかるし、人によって判断が異なってします。そこで現在は、ITを用いて、味覚の指標を作ることができないかという事例があり、それに関わっていた。
・逆質問 攻めのITに必要なスキルはありますか?
・面接官から質問
逆に、あなたは何が必要であると考えるか
・私の回答
私は論理的思考力が必要だと考えます。アイデアを出すには非凡な発想力が重要であると考えられることが多いと思うのですが、頻繁にクライアントが代わり、多くの課題解決に関わるこの業界では、常に一定の提案を行う必要があります。その中で、問題を正確に把握し、分解し、どの課題に対してどのような解決策をするべきなのか考えるという基本的な論理的思考の積み重ねが攻めのITにつながると考えます。
・面接官の返答
あなたの言う通り、論理的思考力はどの仕事でも必要なスキルです。それに加えて必要だと思うのが、これもありきたりですが、コミュニケーション能力です。ITの知識は膨大であり、一人で把握することは不可能です。加えて、アイデアを一人で出し続けることにも限界があります。そのため、仲間の意見をどう引き出すのか、自分の意見とどう組み合わせるのかが重要になるため、コミュニケーション力が必要になります。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2021年04月 上旬
内定を承諾または辞退した決め手
早い時期に内定をいただけたから。
あとはOB訪問した際に、同業他社と比較して、バラエティに富んだ人が多いと感じたから。
内定後の課題・研修・交流会等
内定者座談会がある。
内定者について
内定者の人数
不明
内定者の所属大学
不明
内定者の属性
不明
内定後の企業のスタンス
承諾検討期間は1ヶ月程度。また、内定承諾した後でも辞退しても良いといってもらえるので、自分が納得するまで就活できる。内定承諾あとはリクルーターが就いたり、内定者のSlackに参加できるので、とりあえず承諾しても良いと思う
内定に必要なことは何だと思うか
自分のこれまでの経験を言語化することが重要だと思う。人柄を重視する企業であるため、エピソードの強さではなく、なぜを重点的に掘り下げて分析を行うべきである。面接時点での学力や思考力で判断しているわけでは無いため、現時点でどのように考えるかを意識し、わからない点は素直にわからないと返答することで、より成長しやすい人材であるとアピールできると思う。そのうえで、企業研究で得た内容をもとに志望動機を話せるとさらに高評価になる。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
ほかの内定者との交流がまだ無いのでわからない。ただ、グループディスカッションでは、自分の意見を述べることよりも、全体の方向を修正した点が評価されたとフィードバックを受けたので、それは重要だと思う。個人面接に関しては、エピソードとそのときの考え方に一貫性があれば問題ないと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
日系の同業他社では、他社と比較した志望理由が非常に聞かれやすいが、IBMではあまり聞かれない。そのため、対策の仕方を分けたほうが良いと感じた。企業ページから情報を掴みにくいが、一方で座談会やOB訪問などはしやすいので、積極的に参加するべき。
内定後、社員や人事からのフォロー
若手社員がリクルーターとしてつき、相談に乗ってもらえる。その内容が評価に影響することもないし、内定辞退につながっても良いとあらかじめ行ってもらえるので、相談に乗りやすい。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 社員の魅力・実力
入社を迷った企業
日鉄ソリューションズ株式会社
迷った会社と比較して日本IBM株式会社に入社を決めた理由
自分は9月卒業であるため、可能であれば10月入社できる企業を探していた。IBMは外資ということもあり、そこを柔軟に対応してくれた。その柔軟性も含めて、IBMという企業に魅力を感じた。実際に面接官の方やOB訪問で知り合った方など、より考えが面白く、バラエティに富んだ人材があつまっていると思った。また、日系と比較した上で、福利厚生の手厚さや終身雇用の安定性なども非常に魅力に感じたが、20代に経験をつみ、転職を前提としてキャリアを歩みたいと重い、入社を決めた。
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日本IBMの 会社情報
会社名 | 日本IBM株式会社 |
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フリガナ | ニホンアイビーエム |
設立日 | 1937年6月 |
資本金 | 1053億円 |
従業員数 | 16,111人 |
売上高 | 7309億円 |
決算月 | 12月 |
代表者 | 山口明夫 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目6番1号 |
電話番号 | 0120-40-6655 |
URL | https://www.ibm.com/jp-ja |
採用URL | https://www.ibm.com/careers/jp-ja/early-career/entry-level/ |