【未知の金融世界へ】【23卒】日本政策投資銀行（DBJ）の夏インターン体験記（理系/DBJSUMMERWORKSHOP）No.22993（北海道大学大学院/男性）（2022/4/26公開）

この頃はとにかく、投資銀行部門に非常に興味があったのが一番の動機。証券会社の投資銀行部門とは違い、公共性が高くてスタンスが無いといった点でも、興味があった。更に言うと、ESとテストだけで参加できるといった点でも、興味があった。

特にこれといった対策はしてない。ただし、ESを友人に見てもらったり、webテストの練習を他社の選考を通じて練習した。

ESと動画面接とテストの出来で判断される。参加人数もかなり多いようなので、早慶旧帝大以上の学歴があり、かつ出来が悪くなければ殆どの確率で通るのではないだろうか。

投資先選定に関するグループワーク

最初DBJの説明に入り、後にグループワーク、最後に座談会といった流れだった。

政府系金融機関のビジネスモデル

DBJのビジネスについて理解する

1日目にやったこと

まず始めにDBJについての説明会が始まった。その後に、投資先の選定をするようなグループワークが始まった。グループワークが終わり次第、他のグループと合同で発表会を行った。その後に、座談会があった。

人事社員

なし

基本的にあまり関わりはなかった。グループワークの途中で、１回だけ質問を行なったが、自由にやりなさいといったスタンスだった。グループワークの発表に対するFBも頂いたが、お褒めの言葉を頂いた。

あまり議論した事のない議題だったので、どのように議論を進めていいか分からないといった点で、とても大変だった。投資先の選定という事で、結論を出さないといけないタイプの議論だったのだが、判断軸を決めるのに相当苦労した。みんな意見もバラバラだったので、どのように折り合いを付けるのかが分からなかった。

基本的に3,4人が主体的に進めていたため、他の学生とはあまり関わりがなかった。積極的に発言をしないと、何かを得るのは難しいということを学んだ。

日本政策投資銀行は政府系金融機関なので、本当にフラットな目線で融資を行えるということを学べた。仕事もマニュアル化されて楽というイメージがあったが、実際は決してそんなことはなく、自分の責任を持って仕事に挑めるといったことを体感できた。また、社員の方のDBJに対する愛着を感じており、羨ましいと思った。

実際の政府系金融機関の融資事例を学んでおけば、インターンのグループワークもイメージしやすかったかもしれない。

実際の仕事のような、厳しいフィードバックを頂くことはできなかったからだ。インターンのグループワークでは、リスクの取り方等についても特に決まりはなかったが、実際の仕事では様々な角度から物事を考える必要があるといった社員の声も聞いた。あくまでも、お試し版といった印象が強かった。

インターンの参加学生を見る限り、金融業界に興味を持っている人は沢山おり、ライバルが多いと感じたからだ。実際、DBJは採用人数もそんなに多い訳ではないため、本選考を受けるとなると、かなりハイレベルな戦いが強いられるだろうと感じた。そこに太刀打ちできる程の力は、流石に厳しいと感じた。

志望度が下がった理由は、金融業界の大変さを感じてしまったというのが大きい。結局、自分のお金を扱うわけではなく、会社や顧客のお金を扱うのが金融業界の仕事であり、自分の財産に対するリスクを背負う必要はないが、仕事に関するリスクを背負うのだろうと感じてしまったからだ。

インターンシップ参加者全員に、3daysインターンの選考に招待されるからだ。実際、その3daysインターンは一般に公開されているものではないため、それなりに有利になると感じた。

とにかく給料の高い業界に興味があり、その中でも自分で投資ができるような会社は面白そうだと思っていた。完全にイメージではあったが、特にノルマも無く、自分の好き嫌いで投資先を選べる上に、接待まで受けられる最高の職業といった印象だった。そこで、金融業界の中でも、銀行に注目していた。そして、社風が合いそうな会社に行こうと思ってた。

金融業界の大変さを知ってしまったため、このインターンを終えて、金融業界に対する志望度は下がってしまった。金融に携われる魅力として、企業の成長に貢献できるといった点を感じていたが、実際その軸はどの業界にも当てはまるのだろうと思った。正直に言うと、このインターンをきっかけに、どの業界に行こうか迷うようになった。ただし、視野を広く持つようになったという意味ではポジティブに捉えている。