【理系学生の挑戦】【23卒】日鉄エンジニアリングの冬インターン体験記（理系/冬季3Daysプログラム）No.23625（非公開/男性）（2022/4/23公開）

正直に言うと、日鉄エンジニアリングをSIerだと勘違いしていた。それがきっかけでエントリーすることになったのだが、よく調べて見るとSIerではないが、非常に年収も高いし海外案件にも携われるし、社会課題解決に貢献できるといった点に非常に興味を持った。

採用ホームページを見たりして、会社がどのようなビジネスを行なっているかを調べた。また、実際に手掛けてる案件も見たりした。

私は技術職の人のための選考だったので、技術職の選考についての選考しか分からない。インターンは事務職技術職合同だったが、選考はルートが別れている。技術職の場合、理系院生であるかどうかだと思う。実際、面接には学部生も多く混じっていたのだが、インターンに参加していた技術系の学生は、理系の院生しかいなかった。

プラントエンジニアリング業界に対する理解を深めるグループワーク

日鉄エンジニアリングに関する説明会とグループワーク、途中でプラント見学を挟むような流れだった。

プラントエンジニアリングの実際のプロジェクトの進め方

日鉄エンジに対する理解を深める

1日目にやったこと

最初、会社や業界の説明会からスタート。その後に、プラント建設の建設地に関するグループワークがスタート。最後に、全グループ同時に、1、２人の社員に向けて発表を行った。

2日目にやったこと

最初にグループワークの説明からスタート。その後に、プラント建設の建設地決定後から実際の建設までのグループワークが開始。午後からは、さいたま市にあるプラント見学に向かう。プラント見学終了後、そのまま解散。

3日目にやったこと

朝一から早速グループワーク開始。お昼直前でグループワーク終了。特に、全体での発表はない。ただし、成果は数値化されている。午後からは、現場社員との座談会が始まる。終了後、グループワークの結果発表が行われる。ビリから１位まで発表。特にフィードバックはない。最後に、今後の案内があり終了。

人事部社員

クオカード

特定のメンターはいなかったものの、様々な社員から所々でアドバイスを頂いた。議論が白熱しすぎて、冷静さを失う場面もあったため、みんなが平等に議論できる土台作りをするように言われたのが印象的だった。

やはりグループワーク中に議論が白熱しすぎたことだろう。自分のグループは、何故か非常に優秀な人が多かったため、議論について行くのが大変だった。しかし、優秀な人ですら何について議論をしているのか分からなくなり、気づいたら議論が逆に戻る場面もあり、議論を進めるのにかなり苦戦した。

グループワーク中や食事中も話す機会がとても多く、とても仲良くなった。抽象的な議論が得意な人もいたため、自分の未熟さを知る良い機会となった。

プラントエンジニアリング業界は確かに、社会課題解決の側面は強いと感じた。しかし、社会課題解決ができるとはいえ、結局プラントを通じてしか社会課題解決に挑むことができないため、自分の就活軸が本当に正しいのか確かめることのできる、とても良い機会となった。

プラント建設のプロジェクト事例を細かく見ておけばグループワークで活かせることができるかもしれないと感じた。

技術系の職種では、専門性が非常に強く求められる。よくよく考えてみると、私の専攻している分野はプラントエンジニアリングとは全く無関係だったため、冷静に考えてみるとプラントエンジニアリング業界で働く姿を全く想像できなくなってしまった。また、グループワークではあまり建設費用を気にしていなかったため、正直仕事の大変さを想像できなかった。

インターンの参加学生は、ほとんど専門性を持っている一方で、私はあまり技術的な専門性を持っていないため、正直本当に本選考で採用されるかどうか怪しく思ってしまったからだ。また、周りの学生は本気でプラントエンジニアリング業界を狙っているような人ばかりだったため、私のような生半可な気持ちでは叶わないと感じた。

プラントエンジニアリング業界に向いてないと思ったからだ。分かっていたことではあるが、この業界はどこに飛ばされるか分からない。現場社員の話によると、東京に居られる可能性は非常に低いとのことだったので、私にはあまり向かないと思ってしまった。また、残業が非常に多いという事実も知り、私には合わないと思った。

そもそも、インターン参加者じゃないと採用される可能性はかなり低いという情報を耳にしたからだ。実際、インターンに応募してないけどマイページ登録した友人に関していえば、本選考の案内すら全く来なかったようである。

社会課題解決に携わりたいという理由とクリエイティブな仕事がしたいという理由からSIerやメーカーを志望していた。しかし、この企業を偶然発見した際、プラントエンジニアリングも良いと思った。理由は、SIerやメーカーと比べて、より社会課題解決の度合いが高いと個人的に思ったからだ。また、給料も高いと思ったからだ。

プラントエンジニアリング業界やメーカーに対する志望度は下がってしまった。そもそも、社会課題解決というのは、その企業が販売している商品を通じてでしかできないと感じてしまったからだ。また、給料が高い業界というのは、良くも悪くも高いなりの理由があるということを学ぶことができたため、その後の就職活動においては給料だけでなく、きちんと働き方についても調べるようになった。