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- A.
三菱重工業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2016卒三菱重工業株式会社のレポート
公開日:2017年6月13日
選考概要
- 年度
-
- 2016年度
- 結果
-
- 2次面接
- 職種
-
- 不明
投稿者
選考フロー
企業研究
重機械業界のリーディングカンパニーであるため、他の企業との違いは見つけやすいほうだと思います。しかしながら、事業内容が非常に多岐に渡るため、全ての事業の中で自分が一体どの事業に強い関心があるのかについて明確にしなければならないと思います。また、三菱重工業は現在、創業の造船工場を閉鎖するなど、事業の選択と集中を進めておりますので、下火の事業を志望するよりも、エネルギーや宇宙関連など、これから盛り上がってくるであろう分野について、しっかりと調べて置いた方が良いと思います。
志望動機
「技術大国日本復活の旗印」私は総合重機業界をこのように捉え、志望しております。これまで日本経済を支えてきた「モノづくり産業」は、世界トップの技術力を持ちながらも、世界トップの売上の企業は少ないことから、海外展開に遅れている現状があると思 います。また一方で、人口減少による国内需要の頭打ちにより、国家としての成長期を終えた日本が、今後も経済力を維持するには、新興国の成長を構造的に取り込む必要があると考えます。そんな中、この業界が手掛ける「インフラ」は今後新興国での需要が急拡大し、かつ、日本企業が海外進出していく上での土台づくりが出来ると考えました。そう考える根拠ですが、①「売った時の粗利と、保守や管理によるストック、双方のビジネスモデルにおいて莫大な売上が期待できることから、日本メーカーの存在感を発揮することが出来る点」②「継続的なメンテナンスによる国家間の関係良好化に繋げられる点」③「インフラの輸出によって現地の生活水準を大きく向上させられる点」④「インフラに使用される素材メーカーや部品メーカーの海外進出を後押しできる点」が挙げられます。そこで、この業界に身を置き、私自身が新興国との懸け橋になることで、日本経済の未来に貢献したいと考えております。中でも御社を志望する理由は、「トップという現状に甘んじず、更なる発展を目指している点」に魅力を感じたためです。御社は昨年の10月に、御社の創業の地であり「魂」ともいえる長崎造船所を分社化されました。またグローバル商船で勝ち抜くことが難しいと考えられた、火力発電事業や製鉄機械事業などにおいては、柔軟に他社と協力して合弁会社を設立することによって、事業の効率化を行うなど、「事業の選択と集中」を進められております。このように、足元の業績が好調な時に浮かれるのではなく、そのような時にこそ、長期的な視点から事業を再構築して、更なる発展を目指すことが出来る企業こそが、今後の世界商戦で勝ち抜くことが出来ると考え、御社を志望します。
1次面接 通過
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生3 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 営業
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
論理的におかしい所はすぐ深堀をされてしまいます。おそらく、頭の回転の速さと論理的思考能力が見られているのだと、思います。これらの能力に関しては、訓練をすることが非常に難しいですが、コンサルの面接対策用のテキストなどを使って能力を上げることも出来ます。役に立つ能力なので、時間があれば面接前に能力をあげておきましょう。
面接の雰囲気
面接官の方は中堅の営業社員で、非常に優秀な方だと感じました。会話をしていく中で、こちらのことを正確に見極めてくるため、嘘や誇張したことを話してしまうと、ばれてしまうと思います。
1次面接で聞かれた質問と回答
あなたが企業を選ぶ際に最も大切にしている基準は何ですか?その上で、あなたが三菱重工を志望する理由を、携わってみたい事業や職種を盛り込んで教えてください。
『「技術大国日本復活の旗印」私は総合重機業界をこのように捉えます。これまで日本経済を支えてきた「モノづくり産業」は、世界トップの技術力を持ちながらも、世界トップの売上の企業は少ないことから、海外展開に遅れている現状があると思います。また一方で、人口減少による国内需要の頭打ちにより、国家としての成長期を終えた日本が、今後も経済力を維持するには、新興国の成長を構造的に取り込む必要があると考えます。そんな中、この業界が手掛ける「インフラ」は今後新興国での需要が急拡大し、かつ「売った時の粗利と、保守や管理によるストック、双方のビジネスモデルにおいて莫大な売上が期待できる点」、「国家間の関係良好化に繋げられる点」から、日本の「モノづくり産業」が海外展開する上での土台作りが出来ると考えました。このことから、私の企業選びの基準である「日本経済の未来に貢献できる」に最も当てはまると考え、この業界を志望しております。中でも貴社を志望する理由は、「幅広い製品群・展開地域×長い伝統による信頼」によって、今後の需要を特に獲得できる企業だと考えるためです。このような貴社の営業職に就き、貴社と新興国の懸け橋となることで、ひいては日本経済の未来に貢献したいと思います。具体的には、数あるインフラ事業の中でも、今後新興国での需要の高まりが特に期待される、「エネルギー・環境ドメイン」に携わりたいと考えております。』聞かれることが非常に複雑で、簡潔に関連性を持たせて話すことが難しかったですが、頭の中で思考を固めてから、論理的に話すことをこころがけました。
過去最大の失敗とそれを乗り越えた経験について教えてください。
『「プレッシャーに敗れた経験」です。私は高校時代に硬式テニス部に所属していたのですが、団体戦において自分が勝てば全国大会出場という場面がありました。しかし私はプレッシャーを感じてしまい、極度の緊張により普段通りの実力を発揮できず、敗北してしまいました。私はこの経験から、何事においても練習の時から本番以上に緊張するためのルールを設定するようになり、翌年は緊張を克服して全国大会出場に貢献できました。』ただ失敗してしまったエピソードを話すだけでなく、そこからどのように考えたのかについて話すようにしました。
2次面接 落選
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 営業
- 通知方法
- 連絡なし
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自分が経営学系の学部出身だったこともあるかもしれませんが、経営者目線の質問が多く、これほど回答に窮した面接は初めてでした。しかしながら、回答をする前にしっかりと考える時間が与えられますので、焦らずにしっかりと考え、その上で簡潔に矛盾が無いように話すように心がけましょう。これが的を得ているのかどうかが、評価の大きな分かれ目であると思います。
面接の雰囲気
大きな部屋で面接官との距離がかなり離れていたため、初めのうちは少し緊張しましたが、非常に話しやすい雰囲気を作って下さったため、問題なく自分の実力を発揮することが出来ました。
2次面接で聞かれた質問と回答
三菱重工が今後「グローバル企業」として成長するために、「変革」すべきだと思うことを理由とともに教えてください。
『貴社が今後グローバル展開すべき地域は、人口激増と経済成長によって大規模なインフラ需要が見込まれる、東南アジアであると考えます。そしてその際、「中国企業との競合」が大きな障害となるはずです。そう考える根拠として「中国主導のAIIBの設立によって、中国企業の存在感が強まること」「以前は中国企業に対して、価格の面では劣るものの、技術力の高さで優位性を保っていたのが、近年は技術力の差が埋まりつつあること」が挙げられます。そこで、貴社が中国企業との競争に勝つために、二つの変革が必要だと考えました。1「シンプルさの追求」→日本企業の課題として、技術力が高いが故に必要とされない機能も搭載し、高価格化してしまうことがあると思います。そこで、顧客のニーズに合わせて無駄な機能を削ぎ落とすことで、中国企業との価格面での差を埋める必要があると思います。2「真心の追求」→「おもてなし精神」という言葉があるように、日本の良さとは「相手に対する気遣い」であると考えます。そこで、顧客のニーズを満たす提案をすることはもちろん、どこよりも顧客に寄り添ったアフターケアこそが、中国企業との差別化に繋がると考えます。これらを実現するため貴社の営業職に就き、1に関しては「テニスコーチの経験を活かし、顧客のニーズを掴むこと」、2に関しては「私の強みである勤勉さを活かし、顧客との信頼関係を築くこと」に貢献できると考えております。』経営者の視点が求められる非常に難しい質問でした。考える時間が与えられますので、しっかりと考えてから、矛盾が無いように分かりやすく話すことを心掛けました。
自分一人では成し遂げられなかった成果について教えて下さい。
『「高校時代に全国大会出場を果たしたこと」です。私は小学生の頃から硬式テニスを続けているのですが、中学時代までは一人で黙々と練習するだけであまり成長することが出来ませんでした。しかし高校の部活動に入ったことにより、周りの部員たちと「切磋琢磨し合う競争原理」、また「励まし合う共存原理」が強く働いたことによって、飛躍的に成長できました。またその結果、最後の大会では全国大会出場という成果を上げられました。』周りの人と協力して、成果を出せた経験のうち、最も大きな成果についてのエピソードを話すようにしました。
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三菱重工業の 会社情報
会社名 | 三菱重工業株式会社 |
---|---|
フリガナ | ミツビシジュウコウギョウ |
設立日 | 1950年1月 |
資本金 | 2656億円 |
従業員数 | 77,697人 |
売上高 | 4兆6571億4700万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 泉澤清次 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 |
平均年齢 | 42.4歳 |
平均給与 | 965万円 |
電話番号 | 03-6275-6200 |
URL | https://www.mhi.com/jp/ |
採用URL | https://www.mhi.com/jp/recruit/shinsotsu/ |