【19卒】ライオンの冬インターン体験記（理系/1day製品開発体験）No.2666（同志社大学大学院/女性）（2018/4/6公開）

製品コンセプトにこだわりがあればあるほど、実際にカタチにする作業は大変になる。今回のインターンシップでは時間の都合上、試作変更がそんなにできなかったが、実際の業務でも自分たちと同様に、試行錯誤を繰り返して思い通りの製品を作っていることを知られてよかった。

具体的な前提知識は、今回のインターンシップで求められなかったように思うが、意見をまとめるなど、グループワークをスムーズにすすめるスキルがあればよかった。

製品試作に用いられた原料等はすべて、ライオンの研究所で実際に製品開発に用いられているものだった。またグループワークの一連の流れも、簡易的ではあるが研究員さんの実際の開発業務内容に近いとのことだった。なので今回のインターンシップを通して、ライオンの研究職を体感することができたと思う。

解禁後の説明会で、インターンシップに来ていた社員さんとお会いしたが、そのときに顔を覚えてくださっていたし、おそらく会社側でも記録はなされていると思われる。しかし、インターンシップの参加によって、早期選考への案内や選考の一部が免除されるといった優遇はない。

一連の製品開発を体感することで、実際に研究職としてはたらくイメージをふくらませることができた。自分たちのグループは結果として思い通りのものが作れなかったが、その経験も、業務内容をよりリアルに感じ取るきっかけとなってよかったし、自分の適性を知ることができた。そして、そういった場を提供してくださったライオンの社風に惹かれた。

人によってはインターンシップで人事担当の方に顔を覚えてもらえる。また、インターンシップの選考で受検した適性検査の結果が本選考でも引き継がれるため、本選考が少し楽になる。

１２月のインターンシップに参加した人の一部は今回のインターンシップに優先案内されたらしいが、今回の場合は、選考に関わるようなフォローはなかった。

理系院生ということもあり、主にメーカーの研究職を志望していた。業界は特に絞っておらず、生物専攻ということもあって食品、化粧品、トイレタリー、化学、製薬、精密機器が中心だった。トイレタリー業界は製品を実際に使っていることも多く、製品へのなじみは深かった。しかしインターンシップ開催自体があまりなく、研究職のイメージは漠然としていた。

実際の業務内容を簡易的ではあるものの体感してみて、コンセプトを実際の製品に落とし込むというBtoCメーカーの醍醐味を味わうことができたように思う。何度試作しても思い通りにいかないことのほうが多いと思うが、結果をもとに試行錯誤しながら話し合い、実際に手を動かす作業は、自分にとってすごく楽しく感じられた。そして改めて、BtoCメーカーの研究職に対する志望度が高まった。