【18卒】ライオンの営業スタッフ職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.3033（早稲田大学/男性）（2017/12/7公開）

志望理由・学生時代の時間の使い方・学生時代に周囲を巻き込んで変革を起こした経験・学生時代に目的を達成するために強烈な努力をした経験・10年目のキャリアビジョン

web説明会の動画を何度も見直し志望動機に活かした。周りの友人などはESで落ちている人が多かったため学生時代のエピソードをいかに簡潔にわかりやすく伝えるかが大事。将来のキャリアビジョンも尋ねられるため具体的に書くこと。

創業130年に向けて新たなコーポレートスローガンを考えよ

いかに話し合いをうまく進めているか。初めにゴールを設定し、他人の意見を聞きながらうまくまとめ、徐々にゴールに近づくように話し合いを進めているところを評価されたと感じた。テーマが難しく独特なものであったため、しっかりと企業研究をしているかという志望度の高さも評価対象であったと感じる。

単純なSPIと簡単な時事問題。普通のSPIの対策をしていれば問題なし。時事問題に関しても普段から朝のニュースを少し見ていただけで解けたような非常に簡単なものであったため焦る必要はなし。形式的なものであったように感じる。

時事問題（話題の人物や政治・経済問題について）、SPIの問題

自己分析をしっかりできているか、またその結果人柄が企業のスタイルとマッチしているか。他社の選考のことも聞かれたので、正直に、まだ決め切れていないことを伝えたが面接は通過していたので正直に自分の気持ちを伝えることが大事だと感じた。

私の面接を担当した面接官は体育会系で明るいが物腰の柔らかな方だった。初めは雑談から入るなど学生の緊張をほぐす工夫をしていた。しかし内定者によると面接官によって雰囲気は全く違うらしい。

ライオンと某Ｋ社を比べた時の違いを挙げてください。

一番大きく異なる点は製品のブランドのスタンスです。ライオンでは高機能・高品質を売りにした商品を多く展開しておりＣＭなどのプロモーションでもその点を大きく強調しています。一方で某Ｋ社は高品質な商品を展開しながらも感性に訴えかけるようなプロモーションをしており、女性の支持を多く集めています。また、就職活動を通じて感じた違いとして挙げられるのが、働いている社員の方々の雰囲気です。某Ｋ社は落ち着いた雰囲気の方が多く説明会や選考でも和やかな雰囲気が漂っていました。一方でライオンは体育会系の雰囲気の方が多く明るくはつらつとした印象を受けました。競合他社に追いつこうとする勢いを説明会や座談会で感じることができ、自分自身にあっていると強く感じました。

学生時代にリーダーシップを発揮し何かを成し遂げた経験を教えてください。

大学入学後疎遠になった同級生に集まってもらえるよう総合音楽イベントを企画をしました。その際に企画代表者として２つのアプローチで組織の変革を行い企画スタッフの士気を高めました。企画に際して、企画スタッフの「運営に対する責任感」の欠如という問題が生じ、会議が難航しました。このままでは開催が危ぶまれると思い、２つのアプローチで組織をまとめようと考えました。１、仕事を部門別に組織化。ひとりひとりの仕事を明確化。２、運営スタッフとしての「楽しんでもらう責任」を共有。士気を高める。こうして全員が真剣に企画に取り組むようになりました。当日はライブハウスが満員になるほどの同級生が集まりイベントは成功に終わりました。

どんな質問に慌てずに冷静・論理的かつ明るく学生らしく答えることが重要であると思う。明らかに学生を慌てさせてその対応を見ようとするための質問があるため、突飛な質問に感じても焦らずに簡潔に答えることが大切。また学生の話に少しでも矛盾があるとそこを突いてくるため、わからないこと・あいまいな表現・はっきりしないことは絶対に話してはいけない。等身大の自分らしさを評価されたように感じた。

今までの選考とは打って変わって厳かな雰囲気。人事部若手社員の方が「今までと雰囲気が違いすぎて圧倒されるかもしれないけど身構えすぎないで。質問にはすべて1分以内で簡潔に答えるように」と学生たちにアドバイスをくれるほど。役員は、優しい質問をする人、いやな質問をする人、ひたすらオーラがすごい人の3人だった。突飛な質問が非常に多かったが、質問内容よりも落ち着いてしっかり受け答えできるかどうかを見られていたように感じる。

あなたは会社の代表です。これから経済アナリストが今後の事業展望を取材しに来るので簡潔に答えてください。

わが社は現在、VISION２０２０を掲げ、その実現に向けて事業展開をしています。これは、国内事業の質的成長、海外事業の量的成長、新しいビジネスの開発、組織学習能力の向上の4つから構成されます。今回はその中でも国内事業と海外事業について述べさせていただきます。まず国内ですが今後も引き続き高機能製品の展開を進めていきます。昨今消費活動の減退が問題となっておりますが、一方で消費者は自分が価値を認めるモノにはしっかりと対価を払っております。現在は少子化により、大事な一人息子娘にお金をつかう親や自分自身を大切にし高品質な商品を選ぶ傾向にある独身世帯が増えてきました。健康意識の高い高齢者を筆頭に高機能製品を国内でさらに展開することで利益率を上げていきたいと思います。続いて海外事業ですが現在はシェアを拡大すべく量的成長を行っています。しかし一言で海外事業といっても国によって経済状況は大きく異なります。そのため、未だ高い経済成長率を誇る国では量的成長を引き続き行い、経済成長が緩やかになってきた国では国内同様質的成長へのシフトを図るなど柔軟な対応を取ろうと思います。

あなたの強みを、入社後どのように活かせるか教えてください。

私の強みは誰よりも率先して取り組むことで周りのモチベーションを上げる起爆剤となれることです。私は学生時代のアルバイト仲間の中で一番年下で、いわゆる弟分としてかわいがられていました。そのため普段はいじられキャラとなることが多くありました。しかしアルバイト中のいざというときに私が誰よりも声を出し、誰よりも動き働くことで「こいつに負けるわけにはいかない」と周りの仲間の「負けん気」を引き出しモチベーションを上げることができました。入社後、新入社員の間はわからないことも多く先輩社員の方々の足を引っ張ることも多いかもしれません。しかしそんな私が誰よりも熱心に取り組む姿勢を見せることで周囲の「負けん気」を引き出し、モチベーションの起爆剤になれると考えています。

人事部社員との面談

役員面接の感想や選考全体のフィードバックなどから、私の趣味やアルバイト、プライベートなことまで幅広く聞かれた。面接という雰囲気はなく、あくまで面談。上でも書いたように競合他社に内定者を奪われることを一番恐れているため、入社の意思確認という感じだった。

内定後には他の大手日用品企業は選考が終わっていたため、いわゆる「オワハラ」はなかった。が、当時持っていた他社の内定（滑り止めだと伝えてあった）はすぐ辞退するように言われた。

日用品業界を志望するのならば、企業ごとの特色の違い、社員の雰囲気をしっかり理解することが大切だと思った。座談会や説明会で話した社員の方のイメージを持ったまま面接に臨むといいかもしれない。志望度の高さが何よりも重視されるため企業研究をしっかりとすること。他社との違いをしっかりとまとめ、それを面接でさりげなく伝えることで志望度の高い学生だと思ってもらえる。また面接の時間以外も気を抜かないこと。ＥＳ提出後の座談会や面接会場での待機の仕方など、素の自分が出ているところも評価の対象になっているように感じた。

大きく分けて３つ。1つ目が、等身大の自分を伝えること。話を少し大きく盛ったり、本心ではないことを言うとすぐに見抜かれ、怒涛の質問攻めにあう（実際に一緒に役員面接を受けた学生がその通りになっていた）。2つ目が、明るくはきはきと礼儀正しくすること。体育会系出身者が多いので「明るい」「はきはき」「礼儀正しい」は必須だと感じた。3つ目が、

役員面接は半分以上が落とされるので気を引き締めて臨むこと。ＥＳ提出後に座談会があるのだが座談会の最中に人事がファイルをもって回っていた。選考には関係ないといっていたが明らかに選考に直結しそうに感じたので、積極的に質問を。

• 会社のブランド・知名度
• 海外拠点で働きたい
• 会社の規模
• 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる

楽天グループ株式会社

もともと化粧品メーカー志望だったので業界的に近いライオンを選んだ。また国内のＥＣ事業が主な楽天と違い、ライオンは近年アジア市場でシェアを伸ばしている。海外で働きたい、ブランド力を持った製品を作りたいという思いをかなえるには楽天ではなくライオンだと感じた。また何よりも大きな理由が規模感である。数百人の内定者をとる楽天とは異なりライオンは内定者98人で文系職に限れば45人程度。みんなの顔がわかるため仲良くなるのに時間もかからなかった。またこのくらいの人数の方がしっかりと評価をしてもらえるのでは、と感じた。