21卒 本選考ES
ケミストリーエンジニア
21卒 | 横浜市立大学大学院 | 女性
-
Q.
志望動機
-
A.
私は、日常生活をより快適にする身近なモノを提供できる、モノづくり業界で働きたいという思いがあります。日常生活を送る中で、当たり前に使っているもの、少し不便だが使い続けられるものなど、数えきれないほどのモノで私たちの生活が支えられています。 大学では工学部生として、モノづくりの基礎となる研究から、その技術を応用し製品化する様子、これらの工程を経て形となった製品まで、幅広く学びました。実は数多くの技術がかけ合わさっていたことに気付き、私も技術面で人々の生活を支えたいと思うようになりました。中でも貴社は、技術提供だけでなく事業課題の解決まで一貫して行っている点が、他にはない魅力的な点であると感じています。企業の経営を現場から変えることで、より良いモノを創造することが可能になり、産業界と快適な生活の発展につながるからです。そして、様々なプロジェクトに関わることができる点についても魅力的に感じています。自分の技術や知識の幅を広げ、挑戦し続けることができる環境に身を置くことで、スキルアップにつながるからです。 入社後は、大学で学んだ高分子化学の知識を活かし、モノづくりに携わりたいと考えています。また、人々の生活をより豊かにしたいという思いを大切にし、お客様の想像を超える付加価値をもたらすことができる技術者を目指します。 続きを読む
-
Q.
得意科目及びゼミ・専攻等の研究課題、卒業研究等
-
A.
私の得意科目は高分子化学です。中でも構造解析や高分子合成に興味があります。 学部時代の卒業研究テーマは、“○○の分子設計によるfolding制御”です。○○は単体の場合、一分子が伸びきった状態で配列して結晶化します。これを伸びきり鎖結晶といいます。仮に分子設計だけで折りたたみ鎖結晶を形成することができれば、容易に新材料を設計できる可能性があります。 そこで私は、○○に屈曲部(重合の際の結合部位)を導入することで、結晶の折りたたみ鎖構造をコントロールしようと検討しました。その結果、屈曲部導入○○は折りたたみ鎖結晶を形成することが確認できました。 構造変化の要因として、結合部位の影響を受けたことではなく、△△が関係していると考えられます。この方向とは、○○合成の際に重合が一方向に進むために、○○の分子構造が非対称となり、分子鎖の向きを判別できることを指します。要因として挙げた点は、剛直,柔軟な結合部位をもつ○○を複数合成し、全て単体結晶が折りたたみ鎖構造をとったことと、屈曲部がない○○と混合することで共結晶ではなく分離して結晶化することが確認できたことの二点から、結論付けることができます。 続きを読む
-
Q.
学生時代に最も力を注いだこと(学習・研究活動・スポーツ・サークル・ボランティア活動等)とその成果
-
A.
私は大学生活の中で研究活動に最も力を入れていました。目標は、○○の構造を分子設計で自由にコントロールし、新材料設計の可能性を見出すことです。この目標は、構造のコントロールまでは達成することができました。具体的には、高分子量体を合成し、原子間力顕微鏡を用いて結晶を直接観察することで、結晶構造の変化を明らかにしました。 実験を進める中で、結晶化の段階での失敗や、観察の際に結晶表面の凹凸を感知できないことがありました。この課題は、先輩の実験手法を参考にして再度検討することや、研究室の指導教員と学生にアドバイスをもらい、実験条件を変えて繰り返し行うことで、解決できました。また研究発表の資料を作る際、初見の人も理解できるように、図を多く使い、文章を少なくすることで、シンプルで分かりやすい資料作りを意識しました。その結果、卒業研究発表会において、ベストプレゼンテーション賞を受賞することができました。 これらの経験を通して、諦めずに我慢強くやり抜くことや、周囲の意見を取り入れて見通しを立てること、物事を分かりやすく伝える思いやりの心の大切さを学びました。実際に、目の前の問題を一つずつ解決することができる、後輩の面倒見が良い、と評価してもらえます。大学院の研究活動においても、これらのことを意識して取り組んでいます。 続きを読む