【論理的志望、効率営業、憧れ新人】【18卒】キーエンスのビジネス職の本選考体験記 No.3524（東京工業大学/男性）（2017/12/13公開）

兎に角、何を言っても反発されてしまうので、まず説得することは無理です。何を言われても切り返すことに集中してください。また、他の学生が話しているときに面接官が各学生の話を聞いている態度を頻繁に見ているので、そこも評価されていると感じました。

事前に記入したアンケートをもとに面接が行われる。その中の趣味などを各学生にアイスブレイクとして質問していた。雰囲気は堅くはなかった。

提示された4つの営業タイプを自分に近い順に並べ、その理由を述べてください。

①トップの営業マンタイプ…私は個人経営の居酒屋でアルバイトをしていますが、その日に売らなければいけない商品というのがございます。私は、誰よりも業績を上げたいという気持ちが強く、積極的に、接客中にお客様との会話をしてニーズを見出し自分の売りたい商品と結び付け、お客様を待たせないスピード感を大切にしているため、このタイプを一番にしました。
②自分で工夫をする営業タイプ…また、先程のアルバイトではお店の回転率が非常に速いため、少ない接客時間で多くのお客様を対応しなければなりません。そのため理系というロジカルさを活かし、会話でお客様のニーズを分析して、事前におすすめしたい料理を味見して、自分の言葉でその場で表現できるようにし提案する、といった自分なりに考えた効率の良い営業を行っているため、このタイプを2番目にしました。

私はバーゲンが嫌いです。説得してください。

①何故バーゲンが嫌いなのですか？→人混みが嫌いだからです。そして、バーゲンではなくコンビニなどで何でも購入できるため行く必要がないからです。②では、人混みが嫌いならば、マイナーなバーゲンに参加してみてはいかがですか？例えば、家電製品のバーゲンのような。→家電製品などはネットで購入しているので必要ありません。③では、ゲーム感覚でバーゲンに参加してみてはいかがでしょうか。→それはいいかもしれませんね。しかし、やはりコンビニの方が便利です。④では、バーゲンには掘り出し物というのがございます。以前欲しかったが購入できなかった商品がバーゲンなどで偶然売っているなどの事があるので参加してみる価値はあるのではないでしょうか。

兎に角、矛盾を突かれる質問が多かった。単にべらべら話をするのでは無く、いったん自分の頭の中で論理的に話の筋道を整理してください。すぐに思いつかない際には、少し時間をいただいてもよろしいですかと伺うことも必要。目は絶対に相手に向けている事。

履歴書や事前に記入したアンケートからの質問がアイスブレイクとしてあった。今の緊張を％で聞かれた。二人の面接官の間にはビデオカメラがあり、のちに他の人事と見て公平に合否を決めている。

入社後になりたいビジネスパーソン像はなにか。

私は、理系の知識を存分に生かし、同期の誰よりも早く商品知識を身に付けます。そして、大量の課題解決事例の情報をみて、自分の解決案の幅を広げます。また、営業ロールプレイングでは、得意の話術でお客様の潜在的ニーズを顕在化する手法を先輩社員から最大限に学びます。そして、単独営業では、効率よく多くのお客様の課題を解決して諸先輩方を追い越し、トップの成績を収めます。キャリアパスでは人事部へ異動希望を出し、私が説明会での社員さんに対して感じた憧れを、同じように、就活生にキーエンスの魅力を存分に伝えて憧れを感じさせたいです。そして、自分で見定めた志の高い新入社員を集めてキーエンスを更に優れた企業にしたいと思います。

・スピードを上げることによるメリット３つ・デメリット２つ。そして、その対策を一つ

・スピードを上げることによるメリット３つ
①コスト（人件費）が下がる。スピードが上がるということはそれだけ効率がいい業務を行っているため。
②時間が節約できる。その余った時間を他に回せる。
③信頼が得られる。（ex、製品製造、配達、それだけ頼んだ仕事を早くこなすのは、自分に気持ちを集中してくれているというため。）
・スピードを上げることによるデメリット２つ
①少ない時間で多くの判断が必要になるため、ミスが多くなる。
②スピードを上げるということは、それだけ労力を沢山費やすため、他の業務に手が回せない。
・その間をとる対策は？
業務時間を少しだけ伸ばして、逐一、確認作業を行うこと（現在取り組んでいる業務・他の業務も）

前提として私は性格検査の評価項目を事前に知っていたので、自分をよく見せようと嘘をいくつかつきました。フィードバックの際に珍しい性格と言われたので、嘘はばれます。素の状態で性格検査は受けることをお勧めします。最終面接は、（独自で行われるかなり精確な）その性格検査の結果がキーエンス社員と合致しているかで合否が決まっているように感じます。

前の面接で受けた1時間ほどかかる性格検査のフィードバックが主だった。最終面接はとても堅い雰囲気であった。

あなたが一番努力したことについて教えてください。

毎年四月に新入生の７００人程度が参加するイベントの企画・運営に注力しました。
イベントの目的は学生生活・生協保険への理解、及び、友だち作りの3つです。
目立つことが好きで司会を立候補をし、先輩から講演中の新入生の居眠りが多いと伺ったので、司会をやるからにはしっかり聞いてほしいと思いました。そして、企画から携わることにし、部員に企画呼びかけましたがうまくいきませんでした。理由は、引継ぎが口答のみで企画の指針が分からなかったためです。ですので私は、新入生のニーズを考慮した企画を会議を設けて提案しました。企画の指針を建てることで同期とブラッシュアップをして、さらにやる気を出させる為に参加費を少し増やし、部活の新歓費に回すことを提案しました。結果、当日は居眠りゼロ、またアンケート結果では「まるでテレビを見てるかのようだった」「先輩に憧れを持ちました」等の評価をいただきました。

性格検査の結果の各項目についての過去の経験について。

・好印象欲…サークルやアルバイトでも積極的に人と話して、話しやすい人という印象をつける。しかし、それだけでは「チャラい人」という印象だけになってしまう可能性があるため、仕事をテキパキこなしたり、話に筋が通っているように心がけている。結果、サークルの卒業時に貰える寄せ書きには８割ほどの人が「話しやすく、周りを見ていて尊敬した。先輩みたいな人になりたい。」と言った内容を書いてもらうことができた。
・感謝欲…アルバイトでメニューのレイアウトを変えてほしいと店長に言われた際に、早上がりをしたにもかかわらず、カウンターで５時間も作業して、「すごいと言われたい」という思いで相手の想像を超えたものを作り上げた（そのソフトにはないフォントを探したり、キャッチフレーズを探して自分なり考えたり）。