22卒 本選考ES
MA職・学術職
22卒 | 非公開 | 男性
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Q.
学生時代最も注力し、やり遂げた体験はなんですか?具体的にお答えください。※400文字以内
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A.
ラグビー部で筋トレの普及に努め、勝率向上に貢献したことだ。当時、同部は勝率が18%まで低下していた。私は主将と相談の上、全体会議を設けて全員と過去の動画を研究し、課題は筋トレ不足によるタックル精度の低さと特定した。まず自身が筋トレの深い知識を得ることが重要と考え、科学的に正しい理論を辿っていく中で英語の論文を見つけ、翻訳して要点を書面にまとめた。そして理論を十分に活用するには、チーム全体が同一の練習を行うより、各選手の体格や課題別で調整が必要と考えた。そこで3つのグループを作り、責任者を任命。私は各責任者と毎週会議を持ち、事前に作成した一覧表を提供し、練習状況と筋力強化の成果を随時確認して助言を続けた。さらに、練習のみでは士気の維持が難しかったため、マネージャーに依頼し、試合でタックルの成功率のデータを収集頂いて可視化した。結果、タックルが武器となる選手が増え、勝率は46%まで向上した。 続きを読む
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Q.
リーダーシップには、皆を引っ張ったり、支援したり様々なスタイルがあります。あなたは学生時代に目標に向かって、どんなリーダーシップを発揮してメンバーを導きましたか?具体的にお答えください。※400文字以内
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A.
効率的な実験体制の普及を目指し、行動力を活かしたリーダーシップを発揮した。当時、大学の研究室では使用頻度の高い研究機器があり、不定期に修理が必要だった。従来は外注して修理を依頼し、一週間ほどを要していた。そこで私は同機器を使用するメンバーの研究状況を考慮し、自ら修理技術を学ぶことで以後の時間的なロスの削減を目指した。まず教授に事前許可を得た後に外注先に連絡、修理技術習得の研修会に参加した。そして研究室内での展開や翌年以降の後輩への引き継ぎを見込み、共有サイトに動画を投稿し、詳細なマニュアルを準備した上で研修会を開催、技術定着を図った。結果、同メンバーの研究活動は滞りなく行われた。さらに、他の研究室と合同の論文発表会にて、同機器と類似する機器を使用する研究者がいることが判明。私は自発的にマニュアルを共有し、説明を差し上げることで他の研究室のメンテナンス体制の強化にも貢献した。 続きを読む
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Q.
これまでの経験のなかで、周囲ではまだあまり取り組まれていない新しいことや未知の分野にチャレンジしたことはありますか?その内容と結果について具体的にお答えください。※400文字以内
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A.
うつ病の治療標的に関する研究だ。現在、うつ病の有用な治療標的は発見されていない。故に、有用な治療標的同定のためには、従来とは異なる仮説を立て実験を行う必要があると考えた。うつ病の主原因は「脳内化学物質のバランスの乱れ」などであると考えられている。しかし、私は「神経細胞の形質変化がうつ病を惹起する」という仮説を立て、以下3段階で実験を行っている。1段階目として、ストレスホルモンに着目した。同ホルモンにより「Foxo3A」というタンパク質の活性が変化することが判明した。2段階目として、現在は神経細胞の形質変化に関連すると考えられる「上皮間葉転換(EMT)」という現象に着目し、ストレスとの関連性を調べている。3段階目はEMTとFoxo3Aの関連を調査予定だ。EMTとFoxo3Aの両方がストレスに関わるのであれば、Foxo3Aを制御する薬で神経細胞の形質変化を予防できるのではないかと考えている。 続きを読む
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Q.
これまで大きな環境変化があった際、あなたはどのように対処してきましたか?具体的な行動踏まえお答えください。※400文字以内
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A.
ルールの変更があった際、ラグビー部の主務として迅速かつ先駆けた対処を行った。当時はルールの改定に伴い、脳震盪を起こした部員の復帰に多くの手続きを要するようになった。同状況下で、ある部員が脳震盪を起こし、一定期間の試合出場停止となった。当時は部員数が少なく、同部員の迅速な復帰が肝要であった。まず県のラグビー協会に郵送にて診断書を提出し、出場許可を得る必要があった。工数削減のため、診断書をスキャンして送信する方法を提案し、許可を頂いた。その中でも安全を第一に考え、同部員を通じて主治医に対する確認を何度も行った。次に、脳震盪の予防について学び、得た知識をマニュアル化した。さらにレフリーに指導を仰ぎ、脳震盪を起こしにくいタックルについて学んだ。そして講習会の開催を通じて上記2点を部内に共有し、以後の脳震盪予防に努めた。結果、同部員は最短期間で試合に復帰し、その後も欠員無く試合を続行できた。 続きを読む