【一流の実行力、二流の戦略】【20卒】ダイキン工業の夏インターン体験記（文系/事務系）No.4321（大阪大学/男性）（2018/12/21公開）

関西を基盤とする有名メーカーで知名度も高く、自宅の空調や清浄器がダイキン製であったため関心を持った。メーカーの海外営業に関心があり、海外での売り上げも高かったことから社員の雰囲気を知るために参加した。

ESはきわめて簡単なアンケートであったため取り立てての対策はしていない。インターンを通じて事業理解できればいいと考えていた。

ダイキンの空調のインド市場戦略を考えよ

1日目にやったこと

まず事業説明があり、その後三十分程度の非常に簡単な戦略立案ワークがあったのちに、4名ほどの社員のそれぞれの仕事内容のプレゼン、及びローテーション形式の座談会があった。

人事部の社員

特になし

「二流の戦略と一流の実行力」という言葉が大変印象的だった。同業他社は基本的にまず日本でしっかりと戦略を練ってから海外に進出するものだと思うが、ダイキンはまず現場に行ってから現場で考えるという姿勢を持っており、それが大変珍しいカルチャーだと思った。

緩い雰囲気のインターンシップであったため、大変だったことは特にない。ワークというよりもゲームに近く、それを通じてダイキンという会社の仕組みを理解していくものであった。自己成長を求めている人にとっては緊張感が感じられなかったと思うが、私は会社理解のためと割り切っていたので内容には満足した。

海外に進出している日系企業は現場主義を謳いつつも、実際は現地法人との間に溝があるイメージである。一方でダイキンは戦略主体を現地法人に任せることで様々な国のニーズに答えるスピードを速くしている印象である。自分たち自身でおっしゃられていた「計画の粗さ」をプラスとみるかマイナスとみるかは人それぞれだと思うが、柔軟な手法もあるのだと知見が広がった。

座談会でかなり詳しく質問させていただけるので、事業についてもっと調べておけばより踏み込んだ質問ができた。

性格としては会社説明会＋座談会のようなものに限りなく近く、実際に働いている姿を想像するまでには至らなかった。4部門の働き方やワークライフバランスについてのプレゼンや質問ができたので、残業もそれほどなく無理なく働けるのではないかと想像している。

企業理念や事業内容が自分のやりたいことやこれまでの経験と比較的マッチしているのではないかと考えている。海外進出にかなり力を入れている会社であるが、周りに積極的に海外に行きたいと思っている学生はそれほど多くないように思われたため、そういった点をしっかりとアピールすればチャンスがあるのではないかと期待している。

この会社を意識するようになったため気のせいにすぎないかもしれないが、電車やテレビでのこの会社の広告の頻度がインターン後に増えたように思い勢いがあると感じている。また海外進出のハードルが同業他社より軽く、空調に限っては国内の大手総合電機メーカーに対して海外市場で負けることはないのではないかと思った。

有利にはならない。社内の雰囲気を掴むには資すると思うが、パンフレットやインターネットで十分補える内容である。ワークも非常に簡単であり、何らかの特別な招待につながるような要素はない。

海外に強いメーカーに関心があった。具体的にはスペイン語を勉強しているので、スペイン語でSNSを発信していたり、サイトを持ったりしているかどうかも一つの判断基準にしていた。その他インフラ、ディベロッパー、運輸なども幅広く見ていた。生活に根差した仕事がしたいということで国内の鉄道等も見ていたが、全体としては海外でも日本でも知名度のある会社に行きたいと考えていた。

同じ電機メーカーでも社風や仕事の進め方に大きな差異があることが分かった。参加前は行きたい企業に加えて、その企業と同じ業界に属する企業を無条件に何社か受けようかと考えていたが、一社一社きちんと前評判を調べてから一つの会社としていきたいと思ったところのみを受けようと考えるようになった。どのタイミングで海外に行くかなどキャリアプランも具体的に意識するようになった。