【19卒】セイコーエプソンの冬インターン体験記（理系/理系）No.3794（2018/10/12公開）

社員と直接に話す機会が多かったため学べたことだが、セイコーエプソンの社員は、ほかの会社の社員に比べ、よく言えば落ち着きがあり、悪く言えば熱意がない印象を受けた。若い社員でも自分の職務に情熱をもって取り組むというよりは、日々の仕事を淡々とこなすという印象を受け、こういった働き方も悪くないと思った。

人工知能の発達に伴い、今後生まれてくるであろう新しいサービスやデバイスを想像して行けば、社員と込み入った話ができるかもしれないと感じた。

今回のインターンでは、開発職の社員は二人おり、電気系と情報系の専門で活躍している社員だった。しかし自分は機械専攻だったため、機構設計の仕事内容などを聞くことができず、事前に準備してきた質問も無意味なものとなってしまい、機械専門としての働き方は想像できなかった。

そもそもこの企業の選考は、「学校推薦が来ている大学の学生は」推薦でしか本選考に参加することができず、自由応募はできないシステムになっている。自分の大学には推薦が来ており、推薦応募のみ可能な状態であったが、ほかに推薦を切るべき企業があると考えていたので、そもそも選考に参加しなかった。

インターンに参加し社員と話をする中で、良くも悪くもこの企業は「そこそこ働き、そこそこの報酬を得る」という印象を受けてしまった。開発職の勤務地がほぼ長野で固定になることを鑑みると、地方で安定した毎日を送ることはできるだろうと感じ、むしろ志望度は上がった。

社員が学生をチェックしている様子はなかった。そもそもこの会社は上位校からは推薦応募者しか採らないシステムになっているため、有利も不利も存在しない。推薦取れれば受かるはず。

特になし。参加学生の名前や行動をメモしている様子はなかったし、選考に有利になる要素はないものと思われる。

機械専攻を生かせる企業ならどこでもいいと考えていた。しかし機械専攻というものはメーカー、インフラ、SE全般など割とどの業界にも通じてしまうため、その中から企業を絞れずにいた。ただ自分の仕事には責任を持ちたいと考えていたため、企画設計や開発からアフターフォローまで行える企業をとりあえずの就活の軸としていた。

このインターンシップに参加したことで、理系学生は知財の部門でも働けることが新たに分かった。そのためむしろ志望業界や職種の幅は広がったこととなるが、あえて製品開発や設計を捨ててまで知財という職種を選ぼうという意志までは湧かなかったため、インターンシップに参加する前後で就職活動に影響があったとは言い難い。