【未来の車を考える】【20卒】東海理化電機製作所の冬インターン体験記（文系/社長椅子取りインターンシップ　ＳＥＡＳＯＮ１）No.4988（北海道大学/男性）（2019/4/12公開）

色々な業界を見てみようと思っていたところに、リクナビ経由でオファーが来たので承諾することにした。社長椅子取りという名前からハイレベルな内容を体験できるのではないかという期待もあった。交通費支給も魅力的であった。

インターンシップに参加するために選考はなかった。他の参加者も選考を受けたわけではなく、説明会などで人事の方に参加を勧められたり、オファーを受けたりして参加したようであった。

最後の課題は、未来の車のあり方を考えよ

1日目にやったこと

東海理化に関係するミニゲームをチーム対抗形式で幾つも行った。最初は、ちょっとしたアイスブレイクで、徐々に東海理化電機製作所に関係する内容のゲームに変わっていった。最後のミニゲームのテーマは、未来の車のあり方を考えるものであった。得点の高かったチームは昼ご飯でより高級な弁当を食べることが出来た。

東海理化電機製作所人事部　グローバル人材開発室

なし

印象的なフィードバックは、私の発表をわかりやすいと褒めてくれたことだ。他にはほとんどフィードバックはなかったので成長にはつながらないが、あまりインターンシップに参加していなかった時期に人事の方に評価してもらえたことは私の自信となったように思う。

インターンシップで大変だったことは正直言って全くなかった。チーム対抗でのクイズやゲームは、会社に関係する内容ではあったものの、チームの仲を深めて次の3日間インターンシップに役立てることを主眼に置いていたように感じた。ただ、チーム対抗戦であるため、チームメイトとやる気の差が大きければ居心地は悪いであろう。

インターンシップに参加して良かったと思うことは、他の就活生がその時点でどのように行動していたのかを知ることが出来た点にある。インターンシップの内容も、自動車業界への理解を楽しく深めるという意味ではとても有効だと思った。また、その会社の人事の職場の雰囲気も知ることが出来た。

特に準備・勉強する必要はない。インターンシップの内容は極めて平易で、事前に知識を習得していれば退屈に感じていたことだろう。

会場が貸会議室で、企業の人が人事の方だけでは、会社で働いたときのイメージをすることは難しかった。また、企業内に存在する多数の職種についての具体的な説明はほとんどなく、文系はどの職種に就くのかすらまともに想像できなかった。ただ、人事として働くイメージはできた。

内定が出ないとまでは思わなかったが、インターンの内容は選考とは全く関係ないであろうことは、その簡単さから予想することが出来た。本選考で内定が出るかどうかについては言及すらされていない。他の学生も、内定が出そうとはまるで思っていなさそうであった。

インターンシップの参加によって、交通費が全額支給されるなど、東海理化電機製作所が新卒採用に力を入れていることがわかった。加えて、海外で教育を受けるなどの制度の話を聞いて、この会社に入れば大切にされそうだなということは感じた。ホワイト企業に対して一定の憧れはあったので、志望度は多少上がった。

インターンシップの内容があまりにも簡単であったため、本選考のときに有利になることはないと思った。また、チーム対抗戦ではチームごとにポイントが加算されていたが、飲み会のときにポイントが参加意欲を出させるだけのものであると聞いた。

志望としてはゲームかコンサルタントであったが、様々な業界を見て視野を広げようと考えていたので、自分の住む地域に来る企業説明会に業界にとらわれずに参加していた。夏の時点でゲーム会社のインターンシップに複数エントリーして、ことごとく落ちてしまっていたことから、ゲーム業界とは縁がないのではないだろうかという思いも少しあった。

このインターンシップへの参加は志望企業・業界の変化にほとんど影響を与えなかった。だが、それまで意識していなかったメーカーという選択肢を1つの選択肢として改めてみることが出来たように思う。志望業界や企業を変化させるにはあまりに内容が簡単だったのかもしれない。だが、知名度の低い企業でもいい会社があると理解できたのはこの会社のおかげだ。