【未来を切り拓く挑戦者】【23卒】マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパンのビジネスアナリストの本選考体験記 No.36873（非公開/男性）（2022/10/21公開）

マッキンゼーのコンサルタントを志望する理由について記入してください。（200字以内）

長期キャリア目標（10年程度先の将来でやりたい事）について記入してください。（200字以内）

マイページ

Webで入力

非常に文字数が短いので背景エピソードなどは書かずに自分の気持ちのみを書きました。

「10年後のなりたい姿」について聞かれたので自己分析を再度行って自分の言葉で書ける様に練習しました。

ワンキャリア

オリジナルなのでその場で最も有意な戦略を考えることのみ注力していました。

独自のテストで、①生態系保存ゲーム、②捕食撃退ゲームの2種類があった。

生態系ゲームに関しては一問で、40分ほどかかりました。捕食撃退ゲームに関しては30分ほど与えられていました。

なし

zoomで面接官が入室してくるまで待機しています。

評価としてはケース面接での対応がそのまま合否につながっていたと思います。自分が特に感じたのは①初期のアウトプット、②ディスカッション時の修正能力、でした。

雑談が一切なく面接だけだったので比較的堅苦しい雰囲気でした。ただ、圧迫というわけではなくこちらの思考を読み取ろうとしているが故の静けさでした。

なし

公式ホームページをよく参照しました。

ケース面接のみを実施しました。その時のお題はレンタルスペース事業がコロナ禍によって低迷しており、その根本的要因と打開策を考えるものでした。

まず、要因の構造化をしないと3分という短い時間では解決策のほうまで辿り着かないので、レンタルオフィス事業とto C事業とto B事業に分解しました。to C事業はリモートワークなどで出社を必要としていないが、家だと集中できない人向けに対する短時間でのレンタルサービス。to B事業はスタートアップやベンチャー企業などがとりあえずのオフィスとして構える用としてのレンタルサービス。以上の様に分解した後に、両者に対して売上の算出式を組みました。具体的には売上＝客数×客単価、と設定した後にto C、to Bで客数をどう定義することができるのか、客単価はいくらほどなのか自分で検討していきブレイクダウンしました。それらの思考を3分後に面接官に対して話しました。それ以降は自分の仮説に対するより詳細な説明を求められましたので適宜補足いたしました。

ケース面接以外には質問はされませんでした。

質問はケース面接のみであったため、自分が通過のために気を遣ったことは以下になります。
・発表は端的に行い自分が言えなかった意見に関してはディスカッション時に話す。
・相手の指摘に対しては「おっしゃる通りで、、」というようにつづける。
→「いや、そうではなくて〜」と否定口調で始めてしまうと建設的な議論ができない人と重わることを危惧しました。
・相手の指摘を受けてアイデアのブラッシュアップができるのであれば積極的に行う。(最重要)

ケース面接での評価は初期のアウトプットより、ディスカッションをすることによって最終的に導かれた結果に対するものだと考えています。そのため、「自分の考えを曲げないでいこう」という考えを捨てて、積極的に指摘を飲み込みましょう。

zoomで面接官が入室してくるまで待機しています。

一次面接と同じ形式であったので、ケース面接での評価がそのまま合否に直結したと考えております。そのため、解答の精度・修正能力には注意しました。

雑談が一切なく面接だけだったので比較的堅苦しい雰囲気でした。ただ、圧迫というわけではなくこちらの思考を読み取ろうとしているが故の静けさでした。

なし

公式ホームページなど

ケース面接を行いました。ケース面接のお題は、「アメリカに100店舗ほど置いているキッチン用品メーカーの売上低迷に関する分析」でした。

今回はto Cの顧客が基本的なものだったので、売上を因数分解という形で構造的に考えました。具体的には売上＝1店舗の売上×店舗数、また1店舗の売上を客数×客単価に分けさらに詳細にブレイクダウンしました。1年間あたりの客数は周辺人口×1/競合店舗数 ×一年あたりの来店回数と。同じく顧客単価に関しては購入するキッチン用品にばらつきがあるので、タオルや食器など比較的低単価・回転率高めの商材と、比較的高価・回転率低めの商材に分類を行い、それぞれの平均コスト、次回購入までの平均的な期間、一回あたりの購入個数などの数値の仮おきを行いました。最終的には上記の因数分解に当てはめ、それぞれの変数の低下要因は具体的にどう言った理由だろうか、と言った感じで分析しました。

この面接ではケース面接のみで質問は１つでした。

基本的に、利益や売上に関するお題は「利益＝売上ー費用」の算出式を常に頭に置いてケースに取り組むといいと思います。今回は売上に関して言及するものですが、たびたび出題される利益低迷に関するお題では「売上を増加する」・「費用を減少する」の2通りのアプローチが可能なため、上記の算出式を参考にしてください。ただ、売上に関しては「クライアントの売上＝市場規模×クライアントのシェア率」のように分解することができ、①市場がなんらかの要因で縮小した、②何らかの要因でクライアントの同一市場に占める割合が減少した、とこれも2通りの議論の方向に持っていくことができると思います。マッキンゼーはあくまでも「網羅的・構造的」に述べることが重要なので式によってブレイクダウンした後に個々の要因分析を行うと良いと思います。

zoomで待機

最終面接では初めて「学生時代に頑張ったこと」などをきく人物面接がありました。そのためケースをしっかりやることに加えて自分のリーダーシップを主張できる様に友人と練習を重ねました。

雑談が一切なく面接だけだったので比較的堅苦しい雰囲気でした。ただ、圧迫というわけではなくこちらの思考を読み取ろうとしているが故の静けさでした。

なし

ワンキャリア

マッキンゼーのクライアントである架空のNPO団体から「女性のGDPが男性に比べて低い原因を教えてくれと言われた。」この課題に対して網羅的に構造的に考えてくださいというものでした。

まず、過去の面接と同じ様に構造化していきたいわけだが今回の問題は売上の構造式や業界構造をポートフォリオにできるわけではないので1国のGDPに一回限定して算出式を捻り出してみました。GDP＝国の人口×一人当たりの平均算出額、と出しました。このままでは男女による違いを一切捉えられていないので、一人当たり平均算出額に対して、労働時間×単位時間あたりの給与×昇進によっての給与増加割合×昇進スピード＋ボーナスなどの金額と決定しました。その中で労働時間、単位時間あたりの給与、昇進スピードなどに関して男女で有意な差が出ると考えたので、その辺りを列挙し最終的に面接官に対して自分のアウトプットについて説明いたいしました。

今までの人生の中で1番しんどかった経験を教えてください。

下記の経験について話しました。

大学祭実行委員会の渉外部長として仕事を見直し協賛金500万円を達成した経験をあげる。協賛金は大学祭の運営資金確保の為に不可欠であり、委員全員が企業への架電活動を通じて集める。私はその活動のリーダーとして、近年の開催規模の拡大を考慮し目標額を過去70回の開催で未達成かつ前年比120%の500万円と定めた。目標達成にあたっては、当初200名の局員に対し個人の日程を蔑ろにした一律の作業配分が行われ、仕事の負担が大きいことで営業資料が拙くなり契約率が低いという課題があった。そこで私は二つの施策を実行した。一つ目は1人1人に対し日程調整フォームを送り週毎の忙しさを把握、それに応じた仕事配分を行ったことだ。しかし、事前のヒアリングで部員に対する負担増への強い懸念があった。そこで架電件数や契約件数に応じた部署ごとへの賞金制度を実施することで施策実行後の反感解消に努めた。二つ目は営業成績が良い部員の資料の特徴をまとめた営業資料フォーマットの作成だ。これにより各個人の作業量削減と営業力向上を実現することができた。以上の業務効率化を通じた資料の質向上により結果として協賛金は前年比120%を達成した。そしてこの仕組みは次の代においても引き継がれることになった。