21卒 本選考ES
総合職
21卒 | 関西学院大学 | 男性
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Q.
サイボウズに関する記事、ニュースやページで、あなたが最も関心を持ったものとその理由、およびそれに対するご自身の考察を教えてください。
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A.
・サイボウズに関する記事・ニュースのタイトル 「長時間労働と定時退社の社員が仲良く仕事」なんて、ありえないと思ってた ・関心を持った理由と考察(字数制限なし) この一つの短い例を通して「なぜ企業で働くのか」を考えるきっかけとなったからです。本来長時間労働することも、定時退社することも自分の意志で決められるべきである上に、それ自体は労働の本質ではないと私は考えています。なぜなら労働をすることそのもの、そしてそのやり方についての選択権は社会に参画する者全員にあるからです。 そして私の「なぜ企業で働くのか」への答えは「同じビジョンを持った仲間と出会うため」だと気が付きました。企業にはその企業が持つ何らかの要素に魅力を感じた人々が集います。その共通意識を持った人々と協働することで、一人では思いつかないアイデアが生まれることこそが私が企業での就職を志す最大の理由となったのです。 つまり企業で働くということは自分だけでは得られない新しい風を取り入れることであり、また自分自身も他者にそういった影響を与えることだと私は考えています。そうなると、長時間労働もしくは定時退社、どちらを選ぶのかということは些末な問題でしかありません。しかしその選択一つで自分のライフスタイルが阻害されるような環境では、自立するのは難しいでしょう。自分の行動に伴うメリット、デメリットを理解した上で責任を負って人生を全うする。これが本当の自立であり、働くことの本質だと考えています。 続きを読む
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Q.
サイボウズはチームワークあふれる会社を創るために、「理想への共感」「多様な個性を重視」「公明正大」「自立と議論」を大切にしています。この4つにまつわる、あなた自身の過去のエピソードを教えてください。※4つのうち、少なくとも一つに触れていれば構いません。
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A.
【エピソードの概要】 5名1組のグループで取り組んだ、ゼミ研究の現地調査でのエピソードです。 【当時の状況】 昨年10月、私はゼミ活動の一環で研究を行い、発表をすることになりました。私はかねてから興味があった「旧中山道における宿場内の整備状況」の研究を行うことにしました。しかし、一人での調査では1月の発表に間に合わないと考え、ゼミのメンバーに協力を仰ぎ、ゼミ内外から4人を集めることができました。私たちは協力して現地調査を行い、最終的な考察についても話し合いを重ね、多面的な視点から研究を進めました。 【研究完成までの課題】 私は調査対象地域での多面的な視点からの調査を目標に掲げ、聞き取り調査や測量調査、資料調査など幅広いデータ収集をしようと考えました。しかし、現地調査に割くことのできる時間は非常に限られていました。宿場は69あり、一つの宿場に時間をかけることはできません。 【課題の解決(多様な個性を重視)】 私は限られた時間の中で5人の能力をいかにして生かそうかと考えました。まずは私を含めた5人全員の得意と不得意、またやりたいこととやりたくないことを徹底的に洗い出しました。時間はかかりましたが、最終的により質の高い研究成果が得られると信じ、個々に向き合いました。その結果、それぞれに向いている作業や考察の仕方にばらつきがあるとわかりました。私はそのばらつきをうまく生かせるように役割の決定を行いました。話をするのが好きなメンバーは聞き取り調査を担当してもらったり、緻密な作業が得意なメンバーにはデータ分析をしてもらったりと、それぞれが自分のパフォーマンスを最大限発揮できる環境の構築を行いました。これはまさに多様なバックグラウンドを持つ各人の個性を重視したエピソードだと言えます。 【課題の解決(自立と議論)】 役割分担の甲斐あってそれぞれが全力で調査に取り組むことができたため、多面的な視点からの調査という当初の目標達成のための基盤づくりには成功しました。しかし、ただデータを集めただけのものは情報の羅列に過ぎません。5人が集まったことの本当の意義はその先の議論の中にあると私は考えています。調査結果をもとにして考察を行う段階にはできるだけ多くの時間を割きました。それぞれの立場から多様な意見を出し合い、時にはそれらがぶつかることもありました。そういった時にただ折れるのではなく、互いの意見を尊重しつつ自分の意見をそこに重ねていけるよう、責任をもって議論を進めることを意識しました。この思いは全員に共有し、共感も得られていたため、皆思い思いの意見を発信し、互いの意見と掛け合わせて研究考察に反映していきました。結果、私一人では到底至ることのなかったであろう考察にまで議論が発展し、研究の質が向上したと身をもって感じました。研究自体も発表の期日に間に合わせることもでき、ゼミ内での最優秀研究賞を取得することができました。私はこのエピソードでの議論の過程がまさに自立への過程だと考えています。自分が抱いた思いを自分の口で言葉にすることによって発言ひとつひとつに責任が生まれ、また同じような責任を持った相手と意見を重ねる。その作業が議論であり、それぞれの自立につながったと私は考えています。 続きを読む